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ロシアの歴史を知るための50章
本体2,000円+税
ISBN 9784750344140
判型・ページ数 4-6・400ページ
出版年月日 2016/11/30

ロシアの歴史を知るための50章

さまざまな局面で世界の歴史に多大な影響を与えてきたロシア。現代史を振り返ってみても、ロシア革命、ソ連崩壊、ともに20世紀最大級の「世界を揺るがした」歴史的大事件であった。本書はグローバルに影響を与え続けるロシアの歴史をわかりやすく紹介する。

 

【執筆者一覧】

青島 陽子(あおしま ようこ)
神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。
【主要著作】
「ロシア帝国の『宗派工学』にみる帝国統治のパラダイム」(池田嘉郎・草野佳矢子編著『国制史は躍動する』刀水書房、2015年)、「大改革とグラスノスチ」(中嶋毅編著『新史料で読むロシア史』山川出版社、2013年)、「農奴解放と国民教育――大改革期ロシアにおける国民学校のあり方をめぐって」(『ロシア史研究』第90号、2012年)。

浅岡 善治(あさおか ぜんじ)
東北大学大学院文学研究科准教授。
【主要著作】
“Nikolai Bukharin and the Rabsel'kor Movement: Sovetskaia obshchestvennost’under the ‘ictatorship of the Proletariat’” in Yasuhiro MATSUI (ed.), Obshchestvennost' and Civic Agency in Late Imperial and Soviet Russia: Interface between State and Society (Palgrave Macmillan, 2015);「ネップ農村における社会的活動性の諸類型――村アクチーフとしてのセリコル」(野部公一・崔在東編『20世紀ロシアの農民世界』日本経済評論社、2012年)。

生田 美智子(いくた みちこ)
大阪大学名誉教授。
【主要著作】
『満洲の中のロシア――境界の流動性と人的ネットワーク』(成文社、2012年)、『高田屋嘉兵衛〔ミネルヴァ日本評伝選〕』(ミネルヴァ書房、2012年)、『外交儀礼から見た幕末日露文化交流史――描かれた相互イメージ・表象〔MINERVA日本史ライブラリー〕』(ミネルヴァ書房、2008年)。

池田 嘉郎(いけだ よしろう)
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。
【主要著作】
『国制史は躍動する――ヨーロッパとロシアの対話』(草野佳矢子との共編著、刀水書房、2015年)、『第一次世界大戦と帝国の遺産』(編著、山川出版社、2014年)、『革命ロシアの共和国とネイション〔山川歴史モノグラフ14〕』(山川出版社、2007年)。

石郷岡 建(いしごおか けん)
ジャーナリスト(前毎日新聞モスクワ支局長)、元日本大学教授。
【主要著作】
『北方領土の基礎知識』(黒岩幸子との共著、東洋書店新社、2016年)、『ヴラジーミル・プーチン――現実主義者の対中・対日戦略』(東洋書店、2013年)、『ルポ ロシア最前線』(三一書房、1995年)。

伊東 孝之(いとう たかゆき)
早稲田大学名誉教授、北海道大学名誉教授。
【主要著作】
『ポスト冷戦時代のロシア外交』(林忠行との共編著、有信堂、1999年)、『ポーランド現代史〔世界現代史27〕』(山川出版社、1988年)、「中東欧諸国のEU加盟――人々の憧れと懼れ」(堀口健治・福田耕治編『EU政治経済統合の新展開』早稲田大学出版部、2004年)。

ヴァシリューク、スヴェトラーナ(VASSILIOUK, Svetlana)
明治大学国際日本学部准教授。
【主要著作】
「1970年代の日ソ・エネルギー協力における政治要因」(下斗米伸夫編『日ロ関係――歴史と現代』法政大学現代法研究所、2015年)、「ロシアのエネルギー政策と日本とのエネルギー協力」(電子ジャーナル月刊『国際問題』No.580、2009年)、「『不幸せな結婚』――ロシアとウクライナ間エネルギー関係における問題と展望」(Energy Economics Journal、No. 338号、2009年)。

ウィートクロフト、ステファン(WHEATCROFT, Stephen George)
メルボルン大学歴史学部教授。
【主要著作】
Davies R.W., Khlevnyuk O.K., Stephen Wheatcroft, The Years of Progress: The Soviet Economy, 1934-1936, Palgrave Macmillan, 2014. Stephen Wheatcroft, Davies R.W., The Years of Hunger: Soviet Agriculture, 1931-1933, Palgrave Macmillan, 2004. Davies R.W., Harrison M., Stephen Wheatcroft, The Economic Transformation of Soviet Union, 1913-1945, Cambridge University Press, 1994.

内田 健二(うちだ けんじ)
大東文化大学法学部教授。
【主要著作】
『ロシアがわかる12章[改訂版]〔ユーラシア・ブックレット10〕』(共著、ユーラシアブックレット編集委員会編、東洋書店、2005年)、『スターリニズム〔ヨーロッパ史入門〕』(翻訳、グレイム・ギル著、岩波書店、2004年)、「プーチン2014年教書を読む」(『ユーラシア研究』第52号、2015年)。

大野 正美(おおの まさみ)
朝日新聞記者。
【主要著作】
『グルジア戦争とは何だったのか〔ユーラシア・ブックレット140〕』(東洋書店、2009年)、『メドベージェフ ロシア第三代大統領の肖像〔ユーラシア・ブックレット125〕』(東洋書店、2008年)、「旧ソ連・ゴルバチョフ政権の北方領土問題検討文書について」(『海外事情』第61巻11号、拓殖大学海外事情研究所、2013年)。

片桐 俊浩(かたぎり としひろ)
在アゼルバイジャン日本国大使館専門調査員。
【主要著作】
『ロシアの旧秘密都市〔ユーラシア・ブックレット153』(東洋書店、2010年)。

加納 格(かのう ただし)
法政大学文学部教授。
【主要著作】
『ロシア帝国の民主化と国家統合――20世紀初頭の改革と革命』(御茶の水書房、2001年)、「ロシア帝国論――『陸の帝国』の成立と統治」(木畑洋一と南塚信吾との共著『帝国と帝国主義』有志舎、2012年)、「ロシア帝国と極東政策――ポーツマス講和から韓国併合まで」(『法政史学』75号、2011年)。


亀田 真澄(かめだ ますみ)
東京大学文学部助教。
【主要著作】
『国家建設のイコノグラフィー――ソ連とユーゴの五ヵ年計画プロパガンダ』(成文社、2014年)、『アイラブユーゴ 1~3巻』(社会評論社、2014~2015年)。

小林 昭菜(こばやし あきな)
法政大学大学院非常勤講師。
【主要著作】
「ハバロフスク事件考――石田三郎の回想とソ連公文書史料を基に」(『ユーラシア研究』48号、2013年)、「ドイツ人軍事捕虜の『反ファシスト運動』1941年~1948年――『シベリア民主運動』発生のケースと比較して」(熊田泰章編『国際文化研究への道――共生と連帯を求めて』彩流社、2013年)、「戦後のソ連における日本人軍事捕虜1945年~1953年」(法政大学大学院博士学位論文、2015年)。

佐藤 親賢(さとう ちかまさ)
共同通信社外信部次長。
【主要著作】
『プーチンとG8の終焉〔岩波新書〕』(岩波書店、2016年)、『プーチンの思考――「強いロシア」への選択』(岩波書店、2012年)。

佐藤 正則(さとう まさのり)
九州大学大学院言語文化研究院准教授。
【主要著作】
『ボリシェヴィズムと〈新しい人間〉 20世紀ロシアの宇宙進化論』(水声社、2000年)、『信仰と科学』(訳・解説、ボグダーノフ著、未來社、2003年)、「革命と哲学」(塩川伸明・小松久男・沼野充義編『ユーラシア世界3 記憶とユートピア』東京大学出版会、2012年)。

柴崎 嘉之(しばさき よしゆき)
道都大学名誉教授。
【主要著作】
「改革を迫られるソ連農業――ペレストロイカの現状と背景」(『食糧・農業問題全集 2 社会主義農業の変貌』農山漁村文化協会、1986年)、「社会主義農政の変換」(『食糧・農業問題全集 1 農業の活路を世界に見る』農山漁村文化協会、1991年。

下斗米 伸夫(しもとまい のぶお)
編著者紹介を参照。

シュラトフ、ヤロスラブ(SHULATOV, Yaroslav)
広島市立大学国際学部准教授。
【主要著作】
『協力への道――1905~1914における日露関係』(ロシア語、東洋学研究所、2008年)、『日露関係史――18世紀~21世紀初頭』(ロシア語、共著、S.グリシャチョフ編、2015年)、「ソ連外交と対中・日関係」(五百旗頭真、下斗米伸夫、A V トルクノフ、D V ストレリツォフ編『日露関係史――パラレル・ヒストリーの挑戦』東京大学出版会、2015年)。

高橋 沙奈美(たかはし さなみ)
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター助教。
【主要著作】
「地域大国の世界遺産――宗教と文化をめぐるポリティクス・記憶・表象」(前島訓子、小林宏至との共著、望月哲男編著『ユーラシア地域大国の文化表象〔シリーズ・ユーラシア地域大国論6〕』ミネルヴァ書房、2014年)、「無神論社会の中の宗教史博物館――ソヴィエト・ロシアにおける宗教研究についての一考察」(『宗教と社会』第20号、2014年)、「ソヴィエト・ロシアにおける史跡・文化財保護運動の展開――情熱家から「社会団体」VOOPIKに至るまで」(『スラヴ研究』第60号、2013年)。

瀧口 順也(たきぐち じゅんや)
龍谷大学国際学部准教授。
【主要著作】
“Spreading the Revolution, Assembling Information and Making Revolutionaries: The Bolshevik Party Congress, 1917- 1922” in Adele Lindenmeyr, Christopher Read and Peter Waldron (eds.), Russia's Home Front in War and Revolution, 1914-22 - The Struggle for the State, Slavica Publishers.「スターリニズムの演出と舞台装置――ボリシェヴィキ党大会(1927-1934)」『ロシア史研究』90号、2012年、“Projecting Bolshevik Unity, Ritualising Party Debate: The Thirteenth Party Congress, 1924” Acta Slavica Iaponica, vol. 31, 2012.

竹中 浩(たけなか ゆたか)
大阪大学大学院法学研究科教授。
【主要著作】
『近代ロシアへの転換――大改革時代の自由主義思想』(東京大学出版会、1999年)、「アレクサンドル3世とその時代――ナショナリズムと国家統治の間で」(『ロシア史研究』94号、2014年)、「帝国の時代におけるリージョンとマイノリティ――ロシア・メノナイトのカナダ移住を手がかりにして」(『年報政治学2007-Ⅱ 排除と包摂の政治学』木鐸社、2007年)。

立石 洋子(たていし ようこ)
成蹊大学法学部助教。
【主要著作】
『国民統合と歴史学――スターリン期ソ連における「国民史」論争』(学術出版会、2011年)、「現代ロシアの歴史教育と第二次世界大戦の記憶」(『スラヴ研究』第62号、2015年)、Reframing the “History of the USSR”: The “Whaw”and Changes in the Portrayal of Shamil's Rebellion in Nineteenth-century North Caucasus, Acta Slavica Iaponica, 34, 2014.

田中 良英(たなか よしひで)
宮城教育大学教育学部教授。
【主要著作】
「ピョートル後のロシアにおける地方行政官人事――改革期の国制を担うエリート」(池田嘉郎・草野佳矢子編『国制史は躍動する――ヨーロッパとロシアの対話』刀水書房、2015年)、「18世紀前半ロシア地方行政官の動態に関する試論」(『西洋史研究』新輯第42号、2013年)、「戦時体制から平時体制へ――嘆願書と事務文書から探る18世紀ロシア陸軍の再編」(中嶋毅編『新史料で読むロシア史』山川出版社、2013年)。

田畑 伸一郎(たばた しんいちろう)
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授。
【主要著作】
『ユーラシア地域大国の持続的経済発展』(上垣彰との共編著、ミネルヴァ書房,2013年)、『石油・ガスとロシア経済〔スラブ・ユーラシア叢書〕』(編著、北海道大学出版会、2008年)、『CIS――旧ソ連空間の再構成』(末澤恵美との共編著、国際書院、2004年)。

塚田 力(つかだ つとむ)
通訳業。
【主要著作】
「ブラジル訪問記――サンパウロ・パラナ・マットグロッソ」(『セーヴェル』第32号、ハルビン・ウラジオストクを語る会、2016年)、「古儀式派の復活 グローバルなネットワーク」(野中進、三浦清美、ヴァレリー・グレチュコ、井上まどか編『ロシア文化の方舟――ソ連崩壊から二〇年』東洋書店、2011年)、「納税者番号の導入とロシア旧教徒の終末観」(『スラブ学論叢』第6号、北海道大学文学研究科ロシア文学研究室年報、2003年)。

鶴見 太郎(つるみ たろう)
東京大学大学院総合文化研究科准教授。
【主要著作】
『ロシア・シオニズムの想像力――ユダヤ人・帝国・パレスチナ』(東京大学出版会、2012年)、「旧ソ連系移民とオスロ体制――イスラエルの変容か、強化か」(今野泰三・鶴見太郎・武田祥英編『オスロ合意から20年――パレスチナ/イスラエルの変容と課題』(NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点、2015年)、“Jewish Liberal, Russian Conservative: Daniel Pasmanik between Zionism and the Anti-Bolshevik White Movement,” Jewish Social Studies 21(1), 2015.

東郷 和彦(とうごう かずひこ)
京都産業大学教授、世界問題研究所長。
【主要著作】
『ロシアと日本――自己意識の歴史を比較する』(A.N.パノフと共編著、東京大学出版会、2016年)、『危機の外交――首相談話・歴史認識・領土問題〔角川新書〕』(角川書店、2015年)、『北方領土交渉秘録――失われた五度の機会〔新潮文庫〕』(新潮社、2011年)。

富田 武(とみた たけし)
成蹊大学名誉教授。
【主要著作】
『シベリア抑留者たちの戦後――冷戦下の世論と運動1945-56年』(人文書院、2013年)、『戦間期の日ソ関係――1917-1937』(岩波書店、2010年)、『スターリニズムの統治構造――1930年代ソ連の政治決定と国民統合』(岩波書店、1996年)。

豊川 浩一(とよかわ こういち)
明治大学文学部教授。
【主要著作】
『18世紀ロシアの「探検」と変容する空間認識――キリーロフのオレンブルク遠征とヤーロフ事件』(山川出版社、近刊)、『ロシア帝国民族統合史の研究――植民政策とバシキール人』(北海道大学出版会、2006年)

中澤 敦夫(なかざわ あつお)
富山大学人文学部教授。
【主要著作】
『ロシア古文鑑賞ハンドブック』(群像社、2011年)、『ロシアはどこから来たか――その民族意識の起源をたどる〔ブックレット新潟大学〕』(新潟日報事業社、2002年)。

中澤 孝之(なかざわ たかゆき)
国際問題評論家、元時事通信社外信部長。
【主要著作】
『ロシア革命で活躍したユダヤ人たち――帝政転覆の主役を演じた背景を探る』(角川学芸出版、2011年)、『資本主義ロシア――模索と混乱〔岩波新書〕』(岩波書店、1994年)、『新版 ゴルバチョフ――初代ソ連大統領の素顔』(時事通信社、1991年)。

永綱 憲悟(ながつな けんご)
亜細亜大学国際関係学部教授。
【主要著作】
『大統領プーチンと現代ロシア政治』(東洋書店、2002)、「ウクライナ危機とプーチン」『国際関係紀要』(亜細亜大学、2015年3月)、「プーチン政権8年――プーチンの自己評価と国民のプーチン評価」『ロシア・ユーラシア経済』(2007年12月号)。

野田 岳人(のだ たけひと)
群馬大学国際教育・研究センター准教授。
【主要著作】
「民族紛争とテロリズム――チェチェン紛争におけるテロリズムの変遷」(月村太郎編著『地域紛争の構図』晃洋書房、2013年)、「チェチェン・イングーシにおけるソヴェト民族政策の一側面――イングーシにおける領土問題の起源を中心に」(野部公一・崔在東編『20世紀ロシアの農民世界』日本経済評論社、2012年)、「第2次チェチェン紛争への道程――コソヴォ危機におけるロシア・チェチェン関係の変化(1997-99年)」(『ロシア・ユーラシアの経済と社会』第961号、2012年)。

花田 智之(はなだ ともゆき)
防衛研究所戦史研究センター主任研究官。
【主要著作】
「ゾルゲ事件」(筒井清忠編『昭和史講義2〔ちくま新書〕』筑摩書房、2016年)、「ノモンハン事件・日ソ中立条約」(筒井清忠編『昭和史講義〔ちくま新書〕』筑摩書房、2015年)、「ロシア帝国と北コーカサス――チェチェン紛争の歴史的底流」(下斗米伸夫・島田博編著『現代ロシアを知るための60章【第2版】』明石書店、2012年)。

早坂 眞理(はやさか まこと)
東京工業大学名誉教授。
【主要著作】
『革命独裁の史的研究――ロシア革命運動の裏面史としてのポーランド問題』(多賀出版、1999年)、『イスタンブルの東方機関――ポーランドの亡命愛国者』(筑摩書房、1987年)、『憐れみと縛り首――ヨーロッパ史のなかの貧民』(翻訳、ブロニスワフ・ゲレメク著、平凡社、1993年)。

兵頭 慎治(ひょうどう しんじ)
防衛研究所地域研究部長。
【主要著作】
「北東アジアに対するロシアの安全保障戦略」(杉本侃編著『北東アジアのエネルギー安全保障』日本評論社、2016年)、「ロシアの影響圏的発想と北極・極東地域」(世界平和研究所編『希望の日米同盟』中央公論新社、2016年)、「プーチン・ロシアの国家発展戦略――多極世界下の米中印露関係」(岩下明裕編著『ユーラシア国際秩序の再編』ミネルヴァ書房、2013年)。

廣瀬 陽子(ひろせ ようこ)
慶應義塾大学総合政策学部教授。
【主要著作】
『未承認国家と覇権なき世界〔NHKブックス〕』(NHK出版、2014年)、『コーカサス――国際関係の十字路〔集英社新書〕』(集英社、2008年)【第21回アジア・太平洋賞特別賞受賞】、『旧ソ連地域と紛争――石油・民族・テロをめぐる地政学』(慶應義塾大学出版会、2005年)。

本田 良一(ほんだ りょういち)
北海道新聞社編集局編集委員。
【主要著作】
『日ロ現場史 北方領土――終わらない戦後』(北海道新聞社、2013年)、『新訂増補版 密猟の海で――正史に残らない北方領土』(凱風社、2011年)、『揺れる極東ロシア――国境を行く』(北海道新聞社、1996年)。

松岡 完(まつおか ひろし)
筑波大学人文社会系教授。
【主要著作】
『超大国アメリカ100年史――戦乱・危機・協調・混沌の国際関係史』(明石書店、2016年)、『ケネディと冷戦――ベトナム戦争とアメリカ外交』(彩流社、2012年)、『ベトナム戦争――誤算と誤解の戦場〔中公新書〕』(中央公論新社、2001年)。

松戸 清裕(まつど きよひろ)
北海学園大学法学部教授。
【主要著作】
『ソ連の「実験」――「一党制民主主義」の国家と社会〔筑摩選書〕』(筑摩書房、近刊)、『ソ連史〔ちくま新書〕』(筑摩書房、2011年)、『歴史のなかのソ連〔世界史リブレット〕』(山川出版社、2005年)。

三浦 清美(みうら きよはる)
電気通信大学情報理工学域教授。
【主要著作】
『ロシアの源流――中心なき森と草原から第三のローマへ〔講談社メチエ274〕』(講談社、2003年)、『白樺の手紙を送りました――ロシア中世都市の歴史と日常生活』(訳著、V・L・ヤーニン著、山川出版社、2001年)、『ヨーロッパ異端の源流――カタリ派とボゴミール派』(訳著、Y・ストヤノフ著、平凡社、2001年)。

山内 聡彦(やまうち としひこ)
NHK解説委員室解説委員。
【主要著作】
『ゴルバチョフが語る冷戦終結の真実と21世紀の危機』(NHK出版、2015年)、『現代ロシアを見る眼――プーチン十年の衝撃』(NHK出版、2010年)、『ドキュメント プーチンのロシア』(NHK出版、2003年)。

吉田 豊子(よしだ とよこ)
京都産業大学外国語学部准教授。
【主要著作】
「試析建国初期中国的“平和共処”政策与蘇聯」(徐藍主編『近現代国際関係史研究』第3輯、2016年)、「民族主義与現実主義之間的権衡与抉択――再議1945年中蘇条約締結過程中国民政府之因応」(張俊義・陳紅民主編『近代中外関係史研究』第6輯、社会科学文献出版社、2015年)、「第二次世界大戦後の中蒙関係――国民政府の対応を中心に(1945-1946)」(石川禎浩編『現代中国文化の深層構造』京都大学現代中国研究センター、2015年)。

 はじめに

第Ⅰ部 ルーシからロシアへ

1 キエフ・ルーシの時代――国家の建設と諸公の分立
2 タタールのくびき――異民族支配のもとで
3 モスコーヴィア(モスクワ大公国)の台頭――第三のローマの誕生
4 大荒廃と動乱(スムータ)の時代――リューリク朝からロマノフ朝へ
5 ニーコンと古儀式派――17世紀の教会分裂
6 ウクライナ問題――もうひとつのルーシ

第Ⅱ部 ロシア帝国の時代

7 ツァーリと女帝――ピョートル改革に起因する女帝の誕生
8 ロシア帝国の領土拡張――多面的帝国の実相
9 コサック――ロシア帝国の尖兵
10 「大改革」の時代――西欧化と帝国の拡張
11 自由主義の時代――10月17日詔書への道
12 ユダヤ人問題――ロシアとユダヤの複雑な関係
13 19世紀の日露関係――通商関係樹立交渉から国境画定交渉へ
14 日露戦争と日露関係――敵国から同盟国へ
15 20世紀のロシア――帝国崩壊からソヴィエト体制へ
16 ベルジャーエフの時代――精神的転換と新たな世界観の探求

第Ⅲ部 ソ連邦の時代――「ユートピアの逆説」

17 レーニン――後進ロシアを社会主義の道へ
[コラム1]ロシア革命と古儀式派
18 戦時共産主義とユートピア――新しい人間の創造
19 共産党の支配――「党=国家体制」の成立と党内政治
20 ネップの農村――農民との「結合」の試みとその破綻
21 笑顔のプロパガンダ――1930年代の政治・文化
[コラム2]ハリウッドとコルホーズ――「楽しい生活」の映画プロパガンダ
22 飢饉とテロル――1930年代の悲劇
23 スターリン――20世紀が生んだ独裁者
24 大祖国戦争――偉大なる戦勝体験
25 米ソ冷戦と抑留問題――ソ連による捕虜の「ソヴィエト化」と米占領軍の「防衛網」
26 冷戦とソ連の核開発――米国製原爆のコピーから独自体制の構築へ
27 ソヴィエト農業の悲劇と勝利――最後の緊張の年1945~1970年

第Ⅳ部 変容するソ連――「危機の30年」

28 フルシチョフ改革――非スターリン化から共産主義建設へ
29 冷戦と米ソ関係――対立と協調の二重螺旋
30 日ソ交渉と日ソ関係――北方領土交渉の原点・共同宣言
31 ソ連と中国――同盟、対抗、そして戦略的パートナーシップへ
32 待ちの政治家ブレジネフ――「停滞の時代」と米ソデタントが象徴
33 デタントとエネルギー――エネルギー大国への道
[コラム3]デタント時代における日ソエネルギー協力について
34 ブレジネフ時代の社会――安定と停滞
35 ゴルバチョフ――冷戦を終わらせた男
36 世界を変えた「新思考外交」――冷戦の終結をもたらすが、残された課題も多く
[コラム4]「新思考」と北方領土――逃した接近の機会
37 ペレストロイカと民族問題――立て直し/改革/崩壊
38 国民の総意に基づかないソ連解体――主因はペレストロイカとレーガンの対ソ戦略

第Ⅴ部 よみがえるロシア

39 エリツィンとその時代――苦難に満ちた体制転換
40 ウクライナとロシア――ウクライナの対ロ姿勢と内政
41 ロシア連邦の民族問題――進行する二つのナショナリズム
42 よみがえる宗教――民族的伝統としての正教と正教民族としての記憶
43 経済体制の転換――石油・ガスに依存する粗野な資本主義の実現
44 農業・農村問題――生産の集中化と農村の過疎化の進行
45 プーチン――無名の治安幹部から世界レベルの大統領へ
46 オリガルヒ――国有エネルギー資産の民営化で生まれた寡占資本家
47 プーチン外交――欧米との「協調」から「対立」へ
48 ロシア独自の安全保障観――影響圏的発想と過剰な国防意識
49 ロシアと未承認国家問題――ロシアの近い外国に対する重要な外交カード
50 日ロ関係――ペレストロイカから21世紀へ


 ロシアに未来はあるか――おわりにかえて

 参考文献
 ロシアの歴史を学ぶためのブックガイド
 ロシアの歴史を知るための50章関連年表

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