ISBN | 9784750344218 |
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判型・ページ数 | A4変・424ページ |
出版年月日 | 2016/11/15 |
ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか
宇宙開闢から138億年の「人間」史
最新の科学の成果に基づいて138億年前のビッグバンから未来にわたる長大な時間の中に「人間」の歴史を位置づけ、それを複雑さが増大する「8つのスレッショルド(大跳躍)」という視点を軸に読み解いていく。宇宙論、生物学、化学などの自然科学と歴史学、地理学、社会学などの人文社会学が融合した「新しい学問」、ビッグヒストリーのオリジナルテキスト。
※スレッショルド【threshold】 辞書では「(戸口の)敷居」「(家の)玄関・入り口」「(物事の)入り口、開始=出発=点」「しきい値」「閾値」などと訳されるが、本書では、カタカナで「スレッショルド」と表し、「(物事が複雑化する)跳躍点/(新しい段階への)入り口/その地点を通過するとあと戻りできない地点」のような意味で用いる。宇宙開闢から現在(未来)までを「複雑さが増大する8つのスレッショルド」を軸に記述する本書を貫く視点であり、本書の最重要キーワードの1つ。
ビル・ゲイツ氏絶賛! ビッグヒストリー・プロジェクトの中核をなすオリジナルテキスト(完全版)の日本語版、ついに刊行。
【本書の特徴】
●138億年前のビッグバンから未来にわたる長大な時間の中に「人間」の歴史を位置づける。
●その視点として、複雑さが増大する「8つのスレッショルド(大跳躍)」を軸に読み解いていく。
●単に歴史的事実を羅列するのではなく、138億年の時間軸に従って人間の歴史を鳥瞰することで、従来型の歴史の思考と一線を画す。
●最新の科学の成果を反映しつつ、自然科学以外の歴史学、地理学、社会学、政治学、経済学、哲学、宗教、未来学などが一体となった文理融合の新しい学問的視点から記述。
●「歴史を学ぶ」ことにとどまらず、「歴史から学び、未来を考える」ための道筋を提示。
【長沼毅「ビッグヒストリーを味わい尽くすために」 】
長沼毅先生が朝日新聞×駿台予備学校の「特別プロジェクト『知の広場』リレーゼミ」で講演されました。
→講演の様子はこちら
お詫びと訂正 |
本書の内容にいくつかの誤りが判明しました。読者の皆様には、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 |
『ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか』正誤表[第1刷:2016年12月27日現在]【PDF:460KB】 |
【内容紹介(リーフレット)】
○『ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか』リーフレット(注文票)【PDF:3.6MB】
【内容紹介(サンプルページ)】
○28~29ページ【PDF:1.0MB】 周期表では、日本人により合成・命名されたニホニウムにも言及しています。第3スレッショルドは「新しい化学元素の生成」で、化学の重要性が説かれています。
○46~47ページ【PDF:3.2MB】 第4スレッショルドは「太陽と太陽系の誕生」。ビジュアルとともに展開しています。
○78~79ページ【PDF:1.1MB】 図3.8 では「地球上の生命のタイムライン」を紹介。本書では生命の歴史を8ステージに分けて説明しています。
○94~95ページ【PDF:1.1MB】 図4.1 は地球の気温変化のグラフ。気候変動が人間の歴史にどう影響したかを考えます。
○192~193ページ【PDF:1.1MB】 第7章では農耕文明期のアフロユーラシアについて見ていきます。国別・時代別ではなく、地域(ワールドゾーン)別に歴史をとらえるのも本書の特徴の一つ。
○230~231ページ【PDF:1.5MB】 第9章は「農耕文明時代のその他のワールドゾーン」の解説。アメリカの農耕文明の節では、マヤ文明(マヤ族の歴史・文化・社会)についても詳述しています。
○254~255ページ【PDF:1.2MB】 図10.1 は近代の特徴ともいえる、人間の生物圏のエネルギーや資源に対する支配力が強まったことを表すグラフ。図10.2では、簡単な数学を用いて、人口増そのものがコレクティブ・ラーニング(集団的学習)を促すことが示されます。
○328~329ページ【PDF:1.2MB】 図12.3~図12.5では、人口増加と経済規模の急速な伸長とともに、地球のエネルギーと資源に対する人間の支配力がわずか100年の間に驚異的に拡大したことが示されます。
○348~349ページ【PDF:1.1MB】 第13章「未来のヒストリー」では、将来の人口分布予測にも言及しています。現在人間が抱えている問題や将来起こるであろう問題に対して、様々な分野の知見を総合して考察するのが、ビッグヒストリー的視点です。
第1章 第1・第2・第3スレッショルド:宇宙、恒星、新たな化学元素
第2章 第4スレッショルド:太陽、太陽系、地球の誕生
第3章 第5スレッショルド:生命の誕生
第4章 第6スレッショルド:ホミニン、人間、旧石器時代
第5章 第7スレッショルド:農業の起源と初期農耕時代
第6章 小スレッショルドを経て:都市、国家、農耕文明の出現
第7章 パート1 農耕文明時代のアフロユーラシア
第8章 パート2 農耕文明時代のアフロユーラシア
第9章 パート3 農耕文明時代のその他のワールドゾーン
第10章 スレッショルド直前:近代革命に向けて
第11章 第8スレッショルドに歩み入る:モダニティ(現代性)へのブレークスルー
第12章 アントロポシーン:グローバリゼーション、成長と持続可能性
第13章 さらなるスレッショルド?:未来のヒストリー
「ビッグヒストリー」を味わい尽くす[長沼毅]
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※スレッショルド【threshold】 辞書では「(戸口の)敷居」「(家の)玄関・入り口」「(物事の)入り口、開始=出発=点」「しきい値」「閾値」などと訳されるが、本書では、カタカナで「スレッショルド」と表し、「(物事が複雑化する)跳躍点/(新しい段階への)入り口/その地点を通過するとあと戻りできない地点」のような意味で用いる。宇宙開闢から現在(未来)までを「複雑さが増大する8つのスレッショルド」を軸に記述する本書を貫く視点であり、本書の最重要キーワードの1つ。
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