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台湾を知るための60章
本体2,000円+税
ISBN 9784750343846
判型・ページ数 4-6・384ページ
出版年月日 2016/08/25

台湾を知るための60章

戦後長らく「謎の島」と言われてきた台湾は、21世紀にはグルメツアーや買い物に気軽に行ける海外旅行先にすっかり様変わりしたが、台湾に対する理解はどれだけ進んだだろうか。歴史、政治からポップカルチャーに至るまで様々な面から紹介する概説書の決定版。

 

【執筆者一覧】

赤松 美和子(あかまつ・みわこ/AKAMATSU, Miwako)
大妻女子大学比較文化学部准教授
『台湾文学と文学キャンプ』東方書店、2012年。

家永 真幸(いえなが・まさき/IENAGA, Masaki)
東京医科歯科大学教養部准教授
『パンダ外交』メディアファクトリー新書、2011年。

稲見 公仁子(いなみ・くにこ/INAMI, Kuniko)
台湾影視研究所主宰
(共著)『アジア映画の森 新世紀の映画地図』作品社、2012年。

王 智明(おう・ちめい/Wang, Chih-Ming)
中央研究院欧米研究所副研究員
Transpacific Articulations: Student Migration and the Remaking of Asian America, Honolulu: University of Hawai'i Press, 2013.

王 傳育(おう・でんいく/WANG, Chuan-Yu)
台北医学大学医学院医学系小児学科助理教授
“An infant boy with widespread ecchymoses and severe eosinophilia” JMII, Vol.48, No.516, 2015, pp.233-235. (SCI, IF=2.077)

大川 謙作(おおかわ・けんさく/OKAWA, Kensaku)
日本大学文理学部准教授
“A Study of Nang zan: Reality of Servant Worker in Traditonal Tibetan Society”, Revue d'Etudes Tibetaines, No.36, 2016.

岡﨑 滋樹(おかざき・しげき/OKAZAKI, Shigeki)
立命館大学経済学研究科博士課程
「帝国馬政の形成と『外地』問題」、『東アジア近代史』19号、2016年。

岡野 翔太(おかの・しょうた/OKANO, Shota(YEH, Hsiang-tai))
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程
「日本における台湾同郷組織の成立とそのジレンマ」、『現代台湾研究』46号、2016年。

金丸 裕一(かねまる・ゆういち/KANEMARU, Isaac Yuichi)
立命館大学経済学部教授
「賀川豊彦の中国―語られ方/語り方」、『キリスト教文化』通巻7号、2016年。

北波 道子(きたば・みちこ/KITABA, Michiko)
関西大学経済学部教授
『後発工業国の経済発展と電力事業-台湾電力の発展と工業化』晃洋書房、2003年。

木村 自(きむら・みずか/KIMURA, Mizuka)
人間文化研究機構特任助教
『雲南ムスリム・ディアスポラの民族誌』風響社、2016年。

久木元 真吾(くきもと・しんご/KUKIMOTO, Shingo)
公益財団法人家計経済研究所 次席研究員
「台湾の30代未婚者の生活意識―仕事・結婚・親子関係」、『季刊家計経済研究』89号、2011年。

呉 孟晋(くれ・もとゆき/KURE, Motoyuki)
京都国立博物館学芸部主任研究員
『中国近代絵画と日本』展図録、京都国立博物館、2012年。

黒羽 夏彦(くろは・なつひこ/KUROHA, Natsuhiko)
国立成功大学文学院歴史系碩士班
「詳細な年表でたどる、台湾の歴史」、『ペン・プラス 台湾カルチャー・クルーズ』2015年10月。

胡 春恵(故人)(こ・しゅんけい/HU, Chuen Huey)
香港珠海学院文学院長、亜洲研究中心主任
『民初的地方主義与聯省自治』台北:正中書局、1983。

菅野 敦志(すがの・あつし/SUGANO, Atsushi)
名桜大学国際学群上級准教授
『台湾の国家と文化―「脱日本化」・「中国化」・「本土化」』勁草書房、2011年。

薛 化元(せつ・かげん/HSUEH, Hua Yuan)
国立政治大学台湾史研究科、歴史学科教授
『戦後台湾歴史閲覧』(修訂版)五南、2015年。

田上 智宜(たのうえ・ともよし/TANOUE, Tomoyoshi)
大阪大学大学院言語文化研究科特任助教
「客家基本法からみるエスニシティ概念の変化」、『アジア地域文化研究』第7号、2011年。

張 啓雄(ちょう・けいゆう CHANG, Chi-hsiung)
中央研究院近代史研究所兼任研究員
『中国国際秩序原理的転型』台北:蒙蔵委員会、2015。

陳 威志(ちん・いし/(台)ダン・ウィジ/TAN, Uichi)
一橋大学社会学研究科博士後期課程
「脱原発への態度」、町村敬志・佐藤圭一『脱原発をめざす市民活動』新曜社、2016年。

原 正人(はら・まさと/HARA, Masato)
中央大学法学部准教授
『近代中国の知識人とメディア、権力―研究系の行動と思想、1912-1929』研文出版、2012年

松岡 格(まつおか・ただす/MATSUOKA, Tadasu)
獨協大学国際教養学部准教授
『台湾原住民社会の地方化―マイノリティの20世紀』研文出版、2012年。

村上 太輝夫(むらかみ・たきお/MURAKAMI, Takio)
朝日新聞論説委員
「三・一一後の日台関係―台北からの光景」、『ワセダアジアレビュー』11号、2012年。

百瀬 英樹(ももせ・ひでき/MOMOSE, Hideki)
世新大学日本語文学系非常勤講師
(共著)「ポピュラー文化の観光資源化と伝統の創造」、『仁愛大学研究紀要 人間学部篇』14号、2015年。

山﨑 直也(やまざき・なおや/YAMAZAKI, Naoya)
帝京大学外国語学部准教授
『戦後台湾教育とナショナル・アイデンティティ』東信堂、2009年。

横田 祥子(よこた・さちこ/YOKOTA, Sachiko
滋賀県立大学人間文化学部助教
「台湾における多文化主義の変容」、吉原和男『現代における人の国際移動』慶應義塾大学出版会、2013年。

劉 靈均(りゅう・れいきん/LIU, Ariel Ling-chun)
神戸大学人文学研究科博士後期課程
「呉継文『天河撩乱』における同志と東京」、『野草』95号、2015年。

林 怡〓(りん・いけん/リン・イーシェン/LIN, Christi I-Hsuan)
立教大学社会学部准教授
『台湾のエスニシティとメディア』立教大学出版会、2014年。
(〓=草冠に煖)

若松 大祐(わかまつ・だいすけ/WAKAMATSU, Daisuke)
常葉大学外国語学部講師
「アジアの孤児と異域の孤軍」、内田隆三『現代社会と人間への問い』せりか書房、2015年。

 はじめに――出版経緯

Ⅰ 概論

第1章 地理・自然・先史――オーストロネシア語族が原住する熱帯の島
第2章 オランダ時代・明鄭時代・清代――台湾島規模の統治領域の形成
第3章 日本統治時代――ほぼ台湾島規模での住民意識の登場
第4章 国民党統治時代――中国から台湾への中華民国の規模縮小
第5章 憲法修正以降――中華民国と台湾との絡まる現状維持
第6章 エスニック・グループ――省籍矛盾、四大族群、そして新移民
 【コラム1】現代に残る五族共和――台湾のチベット人
第7章 言語――共通語・母語・字体・表音式表記
第8章 暮らしの基本データ――人口・物価・電圧など
第9章 日本統治時代をどう捉えるか?――台湾史の多元性から考える
第10章 台湾理解の変遷――他者による記述から自身による表明へ
 【コラム2】矢内原忠雄と『帝国主義下の台湾』


Ⅱ 政治と経済

第11章 政治体制――五権分立の中華民国の主権と統治権
 【コラム3】故宮博物院
第12章 五権憲法――孫文先生の威光はどこまで通じるか?
第13章 政党と国家像――想定する空間的規模の異なる二大政党の歩み
第14章 選挙――進化を続ける民主政治
第15章 民主・自由・人権――台湾人要出頭天!
第16章 統一・独立・現状維持――「台湾の国家性」という政治争点
 【コラム4】「台湾人」アイデンティティと「中国人」アイデンティティ
第17章 農業――主要産業から斜陽産業へ
第18章 工業――中小町工場から世界一のハイテク請負企業まで
第19章 経済発展――謎と奇跡の初期条件
第20章 インフラ建設――灌漑施設・発電所・高速道路
第21章 交通――ローカル線から新幹線まで
第22章 世界とのつながり――金融自由化、国営企業民営化とWTO加盟
第23章 対中経済関係――両岸の断絶から「三通」の完成まで
 【コラム5】観光地――ライト&ディープ


Ⅲ 社会

第24章 原住民――多文化主義先進地域における原住民の存在感
第25章 客家――少数派漢人の言語と伝統文化
第26章 新移民――中国・東南アジアからやってきた新しい「台湾人」
 【コラム6】外省人――両岸三地に生きる中華民国国民
第27章 人間関係とコミュニティ――人とのつながり方と台湾版まちおこし
第28章 社会運動と政治の駆け引き――第四原発反対運動とひまわり学生運動
第29章 女性――鮮やかな活躍、続く格闘
第30章 性的マイノリティ運動――戒厳令解除以後の道のり
第31章 マスメディアとインターネット――抑圧から多元化へ
第32章 教育制度――学歴社会における学校
第33章 大学の大衆化――狭き門から全入の時代へ
 【コラム7】大学の国際化と「留学生」――統計に見る台湾の特殊性
第34章 日本語教育――120年間いかにして受け入れられ、拒絶されてきたのか
第35章 医学・医療――医療の伝道から医学の貢献へ
第36章 社会保障・福祉・少子高齢化――30年で半減した新生児
 【コラム8】兵役――徴兵制から志願兵制へ


Ⅳ 文化と芸術

第37章 文学――公認「台湾文学」誕生に至る道
第38章 文芸青年――書店文化・村上春樹・文学キャンプ
第39章 美術――「台湾」をいかに描くか
第40章 演劇――民衆から知識人、そして市民へ
第41章 映画――自分の、台湾の物語が観たかった
第42章 テレビドラマ――多チャンネル化の歩みと今日の問題点
 【コラム9】写真大好き・自撮り大好き
第43章 ポピュラー音楽――多元的で越境的で独立的な音楽シーン
第44章 飲食文化――移民の歴史が織り込まれた台湾美食
第45章 スポーツ――「台湾意識」を引っぱりこめ!
第46章 中華文化・本土文化・日本文化――現代史にみる“われわれ”意識
 【コラム10】「哈日族」の今とキャラクター人気
第47章 宗教――台湾化とグローバル化
第48章 年中行事――台湾歳時記
 【コラム11】婚礼と葬礼――人生の赤と白


Ⅴ 対外関係

第49章 外政――外務・僑務・大陸事務
第50章 アメリカとの関係――同盟から保護へ 1949-2016
第51章 中国との関係――「92年コンセンサス」に代わるマジックワードは生まれるか?
第52章 日本との関係――切っても切れない重要な隣国
 【コラム12】「台僑」と「華僑華人」――中華民国と台湾の狭間で
 【コラム13】921から311へ
 【コラム14】琉球/沖縄との関係――長い歴史を眺めて
第53章 東南アジアとの関係――「南向政策」を通じた実務外交の模索
第54章 国際組織――国連脱退後の苦難を切り開く道はあるか
第55章 安全保障――両岸危機と軍隊の「国軍」化


Ⅵ 人物

第56章 政治――戒厳体制から民主化後まで
第57章 歴史――多様な背景の人物群像が活躍した400年間
第58章 経済――五大家族からIT長家まで
第59章 文化――新たな世界観を創り出す文化人たち
第60章 芸能とスポーツ――国を超えて活躍するスターたち

 おわりに――二松先生後序
 参考文献

 付録1 年表
 付録2 日本における台湾情報の探し方
 付録3 台湾理解のための文献案内

 執筆者一覧

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