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ニカラグアを知るための55章
本体2,000円+税
ISBN 9784750343624
判型・ページ数 4-6・312ページ
出版年月日 2016/06/15

ニカラグアを知るための55章

田中 高 編著

中米諸国の中で最も面積が広くカリブ海と太平洋の双方に面する国ニカラグア。内戦を越え新たな発展をめざすこの国は、現在建設中の運河が完成すれば、国際的な物流の一つの拠点となることは間違いない。独特な魅力を様々な面から紹介するニカラグア・ガイド。

 

【執筆者一覧】

井上幸孝(いのうえ ゆきたか)
専修大学文学部教授 歴史学(メソアメリカ史・植民地時代史)
主な著書:『メソアメリカを知るための58章』(井上幸孝編 明石書店 2014年)、Indios mestizos y espanoles: Interculturalidad e historiografia en la Nueva Espana(共著 Universidad Autonoma Metropolitana, Mexico, 2007年)

加々美康彦(かがみ やすひこ)
中部大学国際関係学部准教授 国際法
主な著書:『海洋保全生態学』(加々美康彦ほか編 講談社 2012年)

小林かおり(こばやし かおり)
琉球大学特命准教授、元国連開発計画プログラムオフィサー/専門家および国連人口基金プログラムオフィサー/プログラムリーダー
ラテンアメリカ勤務時に任国政府および国連機関をはじめとする組織で数多くの報告書、調査書を執筆。

小林志郎(こばやし しろう)
元パナマ運河代替案調査委員会日本政府代表、コンサルタント
主な著書:『パナマ運河拡張メガプロジェクト』(文真堂 2007年)、『パナマを知るための55章』(小林志郎ほか編 明石書店 2004年)、『パナマ運河、百年の攻防と第二運河構想の検証』(近代文芸社 2000年)

サグラリオ・チャモロ・アンヘナル(Sagrario Chamorro A.)
画家、マナグア在住

佐々木 祐(ささき たすく)
神戸大学大学院人文学研究科准教授 社会学・中米社会論
主な著書:「『革命芸術』の齟齬――ニカラグア壁画運動のたどった途」『ポスト・ユートピアの人類学』(石塚道子ほか編 人文書院 2008年)

重冨惠子(しげとみ けいこ)
都留文科大学ほか非常勤講師

高木史江(たかぎ ふみえ)
一関市国民健康保険藤沢病院 内科医
主な著書:「第Ⅳ部 国際保健医療の現状と課題 12 ニカラグア」日本国際保健医療学会編『国際保健医療学(第2版)』(杏林書院 2001年)

田中 高(たなか たかし) ※編著者プロフィールを参照

冨田 晃(とみた あきら)
弘前大学教育学部准教授 芸術教育
主な著書:『楽器は語る――スティールパンから津軽三味線まで』(千里文化財団 2015年)、『祝祭と暴力――スティールパンとカーニヴァルの文化政治』(二宮書店 2005年)

中川智彦(なかがわ もとひこ)
愛知県立大学ほか非常勤講師 
 主な著書:『世界地名大事典9 中南アメリカ』(山田睦男ほか編 朝倉書店 2014年)、『エルサルバドルを知るための55章』(細野昭雄ほか編 明石書店 2010年)、『開発途上国の政治的リーダーたち』(石井貫太郎編 ミネルヴァ書房 2006年)、『戦後世界の政治指導者50人』(大東文化大学戦後史研究会ほか編 自由国民社 2002年)

夏目泰子(なつめ やすこ)
元青年海外協力隊

長谷川悦夫(はせがわ えつお)
埼玉大学教育機構非常勤講師、中米考古学
主な著書:「ニカラグア共和国チョンタレス地方における考古学調査」『古代アメリカ』第16号(2013年)、「中間領域の環境と文化」『朝倉世界地理講座14 ラテンアメリカ』(坂井正人ほか編 朝倉書店 2007年)、「7-8世紀の東南マヤ地域」『マヤとインカ─王権の成立と展開』(貞末尭司編 同成社 2005年)

松久玲子(まつひさ れいこ)
同志社大学グローバル・スタディーズ研究科 グローバル地域文化学部教授 比較教育学・ジェンダー論
主な著書:「変貌するニカラグア」『ラテンアメリカ 21世紀の社会と女性』(国本伊代編 新評論 2015年)、『メキシコ近代公教育におけるジェンダー・ポリティクス』(行路社 2012年)、『メキシコの女たちの声――メキシコ・フェミニズム運動資料集』(行路社 2002年)

森田実希(もりた みき)
在ニカラグア日本大使館専門調査員

渡邉尚人(わたなべ なおひと)
外務省
主な著書:『葉巻を片手に中南米』(TASC双書 2015年)、訳書/『創造か死か』(オッペンハイマー著 明石書店 2016年)、『ラテンアメリカの教育戦略』(オッペンハイマー著 時事通信社 2014年)、『米州救出』(オッペンハイマー著 時事通信社 2011年)、『青…』(ルベン・ダリオ著 文芸社 2005年)

 はじめに
 ニカラグア地図
 ニカラグアデータ


Ⅰ 歴史と自然環境

第1章 人と自然――町の案内と知られざる観光スポット
第2章 メソアメリカ世界のなかのニカラグア――先スペイン期から征服まで
第3章 もう一つのニカラグア――大西洋岸とのかかわり
第4章 レオンとグラナダの抗争――歴史に根ざした深い対立の構図
第5章 ウィリアム・ウォーカー――大統領となったアメリカ人
第6章 サンディーノ将軍の抵抗運動――「私は自分を売ることもないし、降伏もしない」
第7章 狂った小さな軍隊――サンディーノと民族主権防衛軍
第8章 湖と火山の国に足を踏み入れて――中米一大きなニカラグア湖と南北に連なる火山


Ⅱ 独裁政治から革命政権へ

第9章 保守主義の時代と自由主義革命――「保守党の30年間」とその帰結
第10章 ソモサ独裁の誕生と崩壊――42年間におよぶ王朝政治の軌跡
第11章 サンディニスタ革命期の文化政策――「あたらしい人間」のための文化
第12章 サンディニスタ革命と識字運動――教育かイデオロギー装置か?
第13章 日本とニカラグア交流史異聞――ユニークな足跡を残した二人
第14章 革命政権の光と影――経済危機、内戦、避難民の10年
第15章 眠る超ド級大空港の謎――社会主義国による海外援助失敗の象徴
第16章 レーガン大統領とコントラ――イラン・コントラ事件で窮地に立たされる政権


Ⅲ 変貌を遂げる政治と経済

第17章 転換点となった1990年の選挙とチャモロ政権の発足――経済と軍部の改革が最大課題
第18章 堅調な経済、それでも中米で最下位を抜けきれない事情とは――国際的なグローバル化が襲いかかる
第19章 巧みなニカラグアの外交政策――中国と台湾、アメリカとロシア全方位外交
第20章 サンディニスタ政権の貧困対策――ミレニアム目標の取り組み
第21章 ニカラグアとALBA――ラテンアメリカ左派グループとの連携
第22章 オルテガ大統領とFSLN――権力基盤を固めたオルテガ大統領
第23章 ニカラグア運河構想のあらまし――運河建設の夢の実現に向けて
第24章 ニカラグア運河をめぐるテーマ――総工費500億ドルのメガプロジェクト
第25章 対コロンビア海洋境界画定紛争――「海洋国家」に向けた大きな前進


Ⅳ 人びとの暮らしと社会の姿

第26章 先住民という「他者」――混血のニカラグア神話
第27章 ニカラグアのフェミニズム運動――政治闘争のはざまで
第28章 ニカラグアのジェンダー平等政策――前進と後退
第29章 女性の政界進出――進む政界進出とガラスの天井
第30章 リプロダクティブ・ヘルス&ライツ――産む・産まない権利をめぐる対立
第31章 ニカラグアの家族――シングルマザーの国
第32章 ニカラグアの国際労働移動――サバイバル戦略としての移民
第33章 ニカラグアの教育制度――フォーマル教育とノンフォーマル教育
第34章 ニカラグアの宗教と北部高地ポストコンフリクトエリア――女性たちのライフヒストリー・インタビューを通して
 【コラム1】ボサワス森林保全地区と人々の生活
第35安情勢――中米で最も治安がよいといわれる国の実情
 【コラム2】交通事情
第36章 医療事情――発展する保健医療の今
 【コラム3】カサ・マテルナ
第37章 ニカラグアの郷土料理――多彩な食材と料理法
第38章 葉巻――キューバ産に追随する勢い


Ⅴ 豊かな芸術の世界

第39章 ルベン・ダリオ――ニカラグアが生んだ世界の大詩人
第40章 詩人の国ニカラグア(1)――モデルニスム期まで
第41章 詩人の国ニカラグア(2)――バングアルディア運動以降
第42章 小説家としてのセルヒオ・ラミレス――『さよなら若造たち』の紹介
第43章 ニカラグアの造形芸術(1)――国立芸術学校と造形芸術
第44章 ニカラグアの造形芸術(2)――過渡期を迎えたニカラグアの絵画芸術
第45章 ニカラグアの彫刻芸術――多彩な彫刻芸術家たち
第46章 ニカラグアの素朴画――革命と芸術が結んだ地方NGOの草の根交流
第47章 ニカラグアの革命音楽家――メヒア=ゴドイ兄弟


Ⅵ 復興と成長に向けた国際社会と日本の協力

第48章 従業員1万人の日系企業――矢崎総業レオン工場
第49章 ニカラグア復興への国際協力――急増した援助
第50章 日本の対ニカラグア協力の軌跡――復興に大きな役割を果たした日本
第51章 高まる自然災害リスクに直面する人びと――世界気候リスク第4位のニカラグア
第52章 災害リスクの軽減とコミュニティ開発――住民ベースの地道な取り組み
第53章 地域保健を担う保健医療スタッフと仕事ぶり――すべての人びとの健康を目指す意志と誇り
第54章 ドナーの保健医療支援と現場スタッフへの“影響”――ただ翻弄されるままではない逞しさ
第55章 青年海外協力隊――私の経験したボランティア生活と活動


 参考文献案内

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