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ラトヴィアを知るための47章
本体2,000円+税
ISBN 9784750343617
判型・ページ数 4-6・336ページ
出版年月日 2016/05/25

ラトヴィアを知るための47章

バルト三国の一つラトヴィアは日本との関係が意外に深い。バルチック艦隊の母港リエパーヤがラトヴィアにあることを知る人も多いだろう。日本文学の紹介も早くから盛んで、俳句を好む人も多い。本書は、ラトヴィアの基本的情報収めた格好の案内所なる内容となっている。

 

【執筆者一覧】

大鷹節子(おおたか せつこ)
日本チェコ友好協会名誉会長、中欧能楽文化協会・実行委員会代表。主な著作に『チェコとスロバキア――歴史と現在』(サイマル出版会、1992年)、『チェコとドイツ――愛と憎しみの関係』(読売新聞社、1998年)、『私はチェコびいき――大人のための旅案内』(朝日新聞社、2002年)、『戦争回避の英知――和平に尽力した陸軍武官の娘がプラハで思うこと』((朝日新聞出版、2009年)。

長内恵子(おさない けいこ)
青山学院大学卒。主な著作に、絵本『さくら リーガへ行く』(SAKURA RIGA) PETERGAILIS, 2012. がある。

ジャネタ・オゾリナ(Zaneta Ozolina)
1957年生まれ、ラトヴィア大学社会科学部政治学科教授、ラトヴィア大学歴史哲学学部卒、キエフ大学学位(Ph.D.1987年)。

河原祐馬(かわはら ゆうま)
岡山大学大学院社会文化科学研究科教授。国際政治学。主な著書に『外国人参政権問題の国際比較』(編著、昭和堂、2006年)、「エストニア共和国の「民主化」と「安定」」(岡山大学法学会編『法学と政治学の新たなる展開』有斐閣、2010年)、『移民と政治』(編著、昭和堂、2011年)。

ヴィエストゥルス=パウルス・カルヌプス(Viesturs-Pauls Karnups)
ラトヴィア大学経済・経営学部准教授。

バイバ・カンゲーレ(Baiba Kangere)
ストックホルム大学バルト研究所名誉教授。

苅田 悠(かんだ はるか)
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修了。地域研究・言語社会学。

菅野開史朗(かんの かいしろう)
ラトヴィア大学講師。翻訳家。バルト・スラヴ語学。主な著作に「ラトビア語の伝聞法をめぐって」『スラヴ研究』第48号(北海道大学スラブ研究センター、2001年)、「ラトビア語」『言語』32巻第11号(大修館書店、2003年)、「ラトビア語(Latvian)」『事典 世界のことば141』(大修館書店、2009年)。2014年逝去。

熊倉由香(くまくら ゆか)
読売新聞英字新聞部記者。

黒沢 歩(くろさわ あゆみ)
ラトヴィア語翻訳・通訳。主な著作に『木漏れ日のラトヴィア』(新評論、2004年)、『ラトヴィアの蒼い風』(新評論、2007年)、主な翻訳に『ダンスシューズで雪のシベリアへ、あるラトヴィア人家族の物語』(新評論、2014年)。

澤野由紀子(さわの ゆきこ)
聖心女子大学文学部教育学科教授。比較教育学、生涯学習論。主な著書に「バルト諸国における外国籍児童生徒の就学義務に関する法的基盤と制度的支援に関する調査――ラトビアを中心に」(外国籍児童生徒就学義務研究会編『外国籍児童生徒の就学義務をめぐって I』2014年)、『統合ヨーロッパの市民性教育』(共著、名古屋大学、2013年)、『揺れる世界の学力マップ』(共編著、明石書店、2009年)。

志摩園子(しま そのこ) ※編著者プロフィールを参照

マーラ・シーマネ(Mara Simane)
ラトヴィア共和国首相府クロスセクター調整センター顧問(またはアドバイザー)、国際経営学修士(Vermont, USA)

白石仁章(しらいし まさあき)
外務省外交史料館課長補佐。著書として『プチャーチン――日本人が一番好きなロシア人』(新人物往来社、2010年)、『諜報の天才――杉原千畝』(新潮選書、2011年。同書の増補・改訂版が『杉原千畝――情報に賭けた外交官』新潮文庫、2015年)、『六千人の命を救え!――外交官・杉原千畝』(PHP研究所、2014年)、『戦争と諜報外交――杉原千畝たちの時代』(角川選書、2015年)がある。

ブリギタ・ゼパ(Brigita Zepa)
ラトヴィア大学社会科学部社会学科教授、ラトヴィア大学歴史哲学学部卒、ラトヴィア大学学位(社会学、1992年)。

田中愛子(たなか あいこ)
日本女子大学人間社会学部教育学科卒。2012年よりラトヴィアに在住。現地ではツアーガイド、日本語学習支援を行っている。

鶴田宜江(つるた のりえ)
京都大学大学院人間環境研究科共生文明学専攻修士課程修了。文化人類学。主な著作に「アルスンガコラム」(中田早苗編『ラトビアの手編み靴下』誠文堂新光社、2014年)のほか、ドキュメンタリー映画『Ruch and Norie』(Inra Kolmane監督)への出演など。

中井 遼(なかい りょう)
立教大学法学部助教。比較政治学。おもな著作に
“The Influence of Party Competition on Minority Politics: A Comparison of Latvia and Estonia,” Journal on Ethnopolitics and Minority Issues in Europe, 13(1), 2014, 「中東欧新興民主主義国の投票規定要因:有権者個票データによる分析」(『選挙研究』30巻1号,2014年)、『デモクラシーと民族問題――中東欧・バルト諸国の比較政治分析』(勁草書房、2015年)。

長塚 徹(ながつか とおる)
国際基督教大学社会科学科卒。1964年外務省入省、ノルウェー、イラク、ラトヴィア等に在勤し2005年定年退職。同年ラトヴィア投資開発公社日本コーディネーターに就任し、現在に至る。著作「情報小国日本の生き方」『外交フォーラム』1989年2月号。

ウギス・ナステビッチ(Ugis Nastevics)
翻訳通訳案内士・写真家。

布川由美子(ぬのかわ ゆみこ)
ロンドン大学大学院ゴールドスミス校ロシア音楽学研究科修了(音楽学修士)。現在、リトアニア国立カウナス工科大学博士課程在学中。リトアニアの作曲家・画家チュルリョーニス、プロコフィエフ、ジャポニスム研究。主な著作に、『チュルリョーニス ピアノ作品集(原典版)』(ダリウス・クチンスカスと共編著/ヤマハミュージックメディア、2011)、Wiesna Mond-Kozowska (ed.) Stanisaw Wyspiaski - Mikalojus Konstantinas iurlionis: The Neighbouring of Cultures, the Borderlines of Arts(論文集、共著/Wydawinctwo Wam: Krakow, 2013)がある。

野村真理(のむら まり)
金沢大学人間社会研究域教授。社会思想史・西洋史専攻。主な著書に『ウィーンのユダヤ人――19世紀末からホロコースト前夜まで』(御茶の水書房、1999年)、『ガリツィアのユダヤ人――ポーランド人とウクライナ人のはざまで』(人文書院、2008年)、『ホロコースト後のユダヤ人――約束の土地は何処か』(世界思想社、2012年)など。

蓮見 雄(はすみ ゆう)
立正大学経済学部教授・ユーラシア研究所事務局長。EU経済、EU・ロシア関係、エネルギー政策。主な著書に『琥珀の都カリーニングラード――ロシア・EU協力の試金石』(東洋書店、2007年)、『拡大するEUとバルト経済圏の胎動』(編著、昭和堂、2009年)、『地元で電気をつくる本――市民発電所でエネルギーが変わる』(共著、ぶなのもり、2014年)。

福原正彦(ふくはら まさひこ)
トラベルライター、編集者。主な仕事に『地球の歩き方 バルトの国々』『地球の歩き方 モンゴル』(ダイヤモンド・ビッグ社)など。

藤井 威(ふじい たけし)
1962年東京大学法学部卒業後、大蔵省入省。19年間を主計局で国家予算編成事務に従事。主計局次長、経済企画庁官房長、大蔵省理財局長、内閣官房内閣内政審議室長を歴任し、1996年退官。1997年9月から2000年10月まで、駐スウェーデン特命全権大使兼ラトヴィア特命全権大使。帰国後、2004年より2011年まで、日本ラトヴィア音楽協会副会長、会長、2007年4月より2012年3月まで佛教大学社会福祉学部特別任用教授などを務める。主著に、『福祉国家実現へ向けての戦略――高福祉高負担がもたらす明るい未来』(ミネルヴァ書房、2011年)、『スウェーデン・スペシャル〈3〉福祉国家における地方自治』『スウェーデン・スペシャル〈2〉民主・中立国家への苦闘と成果』『スウェーデン・スペシャル〈1〉高福祉高負担政策の背景と現状』(新評論、2002~2003年)。

北條陽子(ほうじょう ようこ)
ピアニスト。ペレーツィス「ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ・ビアンコ」の本邦初演(東京シティ・フィルとの共演、2009年)のほか、国内外でリサイタルを開催。『ラトヴィアの印象から――北條陽子ピアノリサイタル・イン・リーガ』(プラネット・ワイ、2007年)。

堀口大樹(ほりぐち だいき)
岩手大学人文社会科学部准教授。バルト語学、スラヴ語学。著作に『ニューエクスプレス ラトヴィア語』(白水社、2013年)。

溝端佐登史(みぞばた さとし)
京都大学経済研究所教授・所長。比較経済システム論、ロシア東欧経済論。主な著作に『ロシア経済・経営システム研究』(法律文化社、1996年)、『国際比較の経済学』(監訳NTT出版、2012年)、『ロシア近代化の政治経済学』(文理閣、2013年)。

三宅佑佳(みやけ ゆか)
バレエダンサー。3歳よりバレエを始め、ロシア国立ワガノワバレエアカデミーへの留学などを経て、2007年よりラトヴィア国立オペラ座ソリスト。
2012年Latvijas Gzes Balva受賞。

三宅理一(みやけ りいち)
藤女子大学教授。建築史、遺産学、地域計画。工学博士。主な著作に、『モルドヴァの世界遺産とその修復』(西村書店、2009年)、『パリのグランド・デザイン――ルイ一四世が創った世界都市』(中央公論新社、2010年)、『限界デザイン』(TOTO出版、2011年)、『デザインで読み解くフランス文化――クロニクル1960』(六耀社、2014年)など多数。瀋陽市ユネスコ世界遺産登録の業績に対して瀋陽市栄誉市民、日仏学術交流の業績に対してフランス政府より学術教育功労勲章(オフィシエ等級)を授かる。

森川はるか(もりかわ はるか)
立教大学大学院文学研究科超域文化学専攻博士課程前期課程修了。文化人類学専攻、研究テーマはラトヴィアの文化と合唱。寄稿「魅力あふれるラトヴィア」(『地理 10月号』古今書院。2012年)。

イヴェタ・レインホルデ(Iveta Reinholde)
ラトヴィア大学社会科学部政治学科准教授、ラトヴィア大学政治学科卒、ラトヴィア大学(Ph.D. 2005年)。

 はじめに


Ⅰ 自然と都市

第1章 自然と地理――寒冷ながら穏やかな気候と豊かな自然
第2章 主要都市ガイド――個性的な地方を訪ねる
第3章 リーガ案内――ガイドブックにないリーガとその周辺


Ⅱ 歴史

第4章 歴史にみるラトヴィアとロシアの軌跡――周辺勢力の抗争の場
第5章 ロシア帝国とラトヴィア人地域――スウェーデンとロシアの覇権争いの下で
第6章 ラトヴィアの国家成立まで――民族意識の覚醒
第7章 戦間期独立時代――安定と経済の発展の享受
第8章 ラトヴィア社会共和国時代――ソ連の抑圧の下で
第9章 ラトヴィア人の強制移住――ソ連政権下、シベリアへの片道切符
 【コラム1】シベリアのラトヴィア人
第10章 独立の「回復」とソ連の崩壊――民主化と自立
第11章 冷戦終結後の歩み――国家と歴史


Ⅲ 言語と生活

第12章 言語とアイデンティティ――ラトヴィアにおける言葉の問題
 【コラム2】ラトヴィア語の表現
第13章 ラトヴィア語とはどんな言語か――古風かつ革新的な言語
 【コラム3】リーヴ語
第14章 民俗と祭事――太陽を尊ぶ夏至と冬至、祖先を迎える秋
 【コラム4】暮らしの季節感――身近な海と森
第15章 食文化――豊な自然の恵みを食べる


Ⅳ 文化

第16章 歌と踊りの祭典――「歌の国」ラトヴィアと民族をつなぐ合唱の祭典
第17章 伝統の継承――ラトヴィア西部に住むスイティ
 【コラム5】即興歌「ブルドーン」と民謡
第18章 1970~80年代ヒットソング――歌うことは抵抗すること
第19章 ラトヴィア音楽への招待――民謡復興運動から現代音楽まで
 【コラム6】ラトヴィアでピアノ交流
第20章 ラトヴィア文学点描――民族意識の目覚めとともに
 【コラム7】日本文学の翻訳状況と翻訳者たち
第21章 演劇事情――新リーガ劇場を中心に
 【コラム8】私の惹かれたBalta maja
第22章 ラトヴィア映画史――帝政支配期から現代まで
 【コラム9】ラトヴィアでNHKドラマ撮影
第23章 美術――変わりゆく時代の精神を映す
第24章 建築――リーガのユーゲントシュティル建築
第25章 メディア――多言語社会と技術革新に揺れる既存メディア
 【コラム10】ラトヴィア語の新聞
第26章 スポーツ――国際大会でも好成績を収める


Ⅴ 社会

第27章 ラトヴィア社会――歴史的変革のなかで
第28章 ラトヴィアの住民――複雑な多民族社会とその成り立ち
第29章 民族問題――ロシア語系住民と市民権政策
第30章 リーガのユダヤ人――ユダヤ人とラトヴィア人の微妙な関係
第31章 教育――ソ連型から西欧型の学校教育制度への転換
 【コラム11】少数民族学校におけるバイリンガル教育
第32章 女性と社会――意識と現実
 【コラム12】リネンに賭ける女性
第33章 NGOの活動――1991年以降


Ⅵ 政治と経済

第34章 ラトヴィア憲法と政治体制――生き延びた「国のかたち」
 【コラム13】個性豊かなラトヴィアの政治家たち
第35章 選挙と政党システム――混沌から脱却するか
第36章 ラトヴィア政治と外交――民族問題・歴史認識問題を中心に
第37章 ラトヴィアの経済史――帝政期からEU加盟後まで
第38章 独立回復後の経済――市場経済化・バブル崩壊・再建
第39章 2008年金融危機はいかに克服されたか――世界の模範
第40章 諸産業――産業を俯瞰する
 【コラム14】市場経済への道――文明史的意義
 【コラム15】ランドブリッジ――境界にある国
第41章 体制転換――独立からEU加盟へ
第42章 外国企業の誘致――経済を発展させる
第43章 地の利を活かしたエネルギー政策――再生可能エネルギー・ガス貯蔵・地域協力


Ⅶ 国際関係

第44章 EU加盟国としてのラトヴィア――高まる存在感
第45章 ラトヴィアを翻弄するロシア――幼少時代の故郷リーガ
 【コラム16】リーガの博物館で出会った日本
第46章 史料に残るラトヴィアと日本の関係――日本・ラトヴィアインテリジェンス協力
 【コラム17】ラトヴィア人の日本観
第47章 ラトヴィアと日本の関係――親密さを増す両国
 【コラム18】リーガと神戸の姉妹都市交流
 【コラム19】ラトヴィアの日本語教育


 ラトヴィアを知るための文献・情報ガイド

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