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平和と共生をめざす東アジア共通教材
本体3,800円+税
ISBN 9784750343235
判型・ページ数 A5・260ページ
出版年月日 2016/03/30

平和と共生をめざす東アジア共通教材

歴史教科書・アジア共同体・平和的共存

〈東アジア共通教材作成〉を視野に入れて琉球大学で行われた連続講義をベースに、日本、中国、韓国、台湾、朝鮮民主主義人民共和国の研究者・教員が集った本書は、各国の歴史教育・教育実践をまとめ、今後の平和教育のあり方を模索するものである。

 はじめに[山口剛史]

第Ⅰ部 東アジアの歴史教育の現状と課題

第1章 韓国における「東アジア史」教科書の現状と可能性[金正仁]
第2章 中国の歴史教科書制度と教科書記述の変化――上海版歴史教科書を中心に[蘇智良]
第3章 朝鮮・民族学校の歴史教科書と民族教育の現状[司空晨]

第Ⅱ部 アジア共同体のための論点――諸問題と解決の方法

第4章 東アジア冷戦と朝鮮現代史――朝鮮民主主義人民共和国からの視点[李柄輝]
第5章 慰安婦問題を考える――歴史認識の共有と和解[朴裕河]
第6章 台湾史における植民地支配から学ぶこと[陳文松]

第Ⅲ部 東アジア共通教材の可能性を求めて

第7章 海洋領土紛争を学ぶ3国共同教材開発の歩み――「生活圏」の教材化の試みから[山口剛史]
第8章 東アジアの海洋領土「問題」の教材化を考える[朴三憲]
第9章 台湾の教科書からみた海洋領土紛争[楊素霞]

第Ⅳ部 東アジア共通教材作成の実践

第10章 日中韓3国共通教材の可能性――東アジア史と歴史認識をきりむすぶ[齋藤一晴]
第11章 沖縄戦と平和教育の交流[朴中鉉]
第12章 沖縄をどう教材化するか――米軍基地と核兵器の問題[北上田源]

 おわりに[山口剛史]

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