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虐待する親への支援と家族再統合
本体2,000円+税
ISBN 9784750342672
判型・ページ数 A5・148ページ
出版年月日 2015/11/24

虐待する親への支援と家族再統合

親と子の成長発達を促す「CRC親子プログラム ふぁり」の実践

虐待をする親が社会から孤立することなく、子どもが自分を肯定し、子どもにとって親が安心な存在になるような親子関係再構築を目指すCRC親子プログラム。家族再統合を見据えたその理念と取り組みを具体的に紹介する。

 はじめに


第1章 なぜ、家族再統合への支援が必要か
 1. なぜ、親子関係再構築への支援を始めたか
  1 子育ては、ひとりではできない
   ① 困難を抱える親の子育て
   ② 親の困難な状況とは
  2 誰が支援するのか
   ① 児童相談所での支援の限界
   ② カナダでの民間団体の支援
 2. 親子の立場に立った支援を目指して
   ① 子どもの立場から支援を考える
   ② 親の立場から支援を考える

第2章 CRC親子プログラムのあらまし
  1 プログラムのアウトライン
  2 参加する親子について
  3 毎回のプログラムの流れ
  4 プログラムを開始する時
  5 親時間について
  6 親時間でスタッフが行うこと
  7 子ども時間でスタッフが行うこと
  8 親子交流時間でスタッフが行うこと
  9 プログラムが終わる時
  10 プログラムのフォローアップ

第3章 CRC親子プログラムにおけるアプローチ
 1. 支援の道標を持つ
 2. アタッチメント理論に基づく視点
  1 アタッチメントの視点で親を理解し、支える
   ① 親の不安や恐れを理解する
   ② 親の安心の基地を探る
   ③ 親に寄り添う
  2 親が子どものアタッチメントを理解するために、働きかける
   ① 親の役割を伝える
   ② 子どもの観察を示す
   ③ 養育への内省を促す
  3 支援者間で親子への理解を共有し、継続的に支える
   理解を共有し、連続性のある支援を目指す
 3. バイオグラフィーワークに基づく視点
  1 親子の今(ここ)を尊重する
   ① 目の前の「生」を尊重する
   ② 親子の体験を共有する
   ③ 成長発達の視点で今をみる
  2 過去のリソースを発掘する
   ① リソース(力や可能性)を探す
   ② 自分の子ども時代からの学び
  3 未来への希望を共に持つ
   子どもの未来、自分の未来
 4. 家族支援のソーシャルワーク
   ① 本人のいるところに近づく
   ② 本人を問題解決の主体とみる
   本人と関わる環境に働きかける
 5. 支援する自分をみつめる
   ① 難しい親、難しい子ども、難しい他の支援者、そして自分
   ② 自分を見つめる
   ③ 自分の外を見る
   ④ 安心の基地を持つ

第4章 プログラムを終えて
   ① プログラムの効果
   ② 終了時のアンケートから

  参考文献・参考資料


 おわりに

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