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韓国の歴史教育
本体3,800円+税
ISBN 9784750342481
判型・ページ数 A5・384ページ
出版年月日 2015/10/10

韓国の歴史教育

皇国臣民教育から歴史教科書問題まで

日本による植民地統治解放後の韓国の歴史教育の歩みを23の政治・社会的トピックから概観する。植民史学克服と自国史教育再建への苦難、国策的な歴史教育と歴史学者・教師との対立、歴史教科書をめぐる国内論争および日・中・韓の近現代歴史認識の問題など。

 序文 歴史教育に映った韓国現代史の姿
 日本語版序文 民主主義のための歴史教育を期待して


一部 解放前後から一九六〇年代まで

一 皇国臣民を育てる教育――国民学校と国民科
二 解放以後の初めての国史教科書――『初等国史』と中等用『国史教本』
三 民主市民育成とアメリカ式民主主義教育――新教育運動と社会科の導入
四 民主的民族教育から科学的歴史認識まで――解放直後の朝鮮史認識と国史教育論
五 「広く人間を有益にする」――檀君思想と弘益人間の教育理念
六 李承晩政府の統治イデオロギーに変化した歴史理念――一民主義
七 互いに異なる三韓の位置――一九五〇~六〇年代の中学校国史教科書の学説問題
八 発展的観点の韓国史認識――韓国史研究と国史教科書の植民史観克服


二部 一九六〇年代後半から一九七〇年代中盤まで

九 民族中興の歴史的使命――国民教育憲章と歴史教育
十 初等学校から大学校まで国史を必修に――国史教育強化と国史科独立
十一 主体的民族史観を大義名分として――国史教科書の国定化
十二 国難克服史観と伝統倫理――朴正煕政府の歴史教育観
十三 国会に出された「国史を再び取り戻す運動」――上古史論争と国史教科書
十四 支配層の歴史から民衆の歴史へ――民衆史学の台頭と歴史教科書への批判
十五 「生きている生活のための歴史教育」――全国歴史教師の会による歴史教育運動
十六 「抗争」か「暴動」か――国史教科書準拠案の問題


三部 一九九〇年代中盤以後から現在まで

十七 歴史と社会科は敵対関係なのか――社会科の統合と国史教育の選択をめぐる論争
十八 ポストモダン歴史学と民族主義歴史学――民族主義歴史学と歴史教育の論争
十九 「西欧中心」から「ヨーロッパ中心、中国副中心」へ――ヨーロッパ中心の世界史教育批判
二十 戦争と植民地支配を合理化する歴史教育――日本の歴史歪曲と日韓歴史紛争
二十一 高句麗史はどの国の歴史であるのか――中国の東北工程と高句麗史論争
二十二 自国史を越えて地域史へ――東アジア史の誕生と歴史和解
二十三 政権が変わると教科書内容も変わるべきか――『韓国近・現代史』教科書問題


 後記 歴史教育七十年の記録を残して
 訳者あとがき
 参考文献
 索引

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