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子どもの未来をあきらめない 施設で育った子どもの自立支援
本体1,600円+税
ISBN 9784750342122
判型・ページ数 A5変・196ページ
出版年月日 2015/06/30

子どもの未来をあきらめない 施設で育った子どもの自立支援

児童養護施設を巣立った子どもの内面や葛藤を詩やエッセイに託したエピソード形式で紹介。現場の第一線で彼ら・彼女らに寄り添う支援者が、その背景やかかわりのヒントを具体的に説明する。子ども達の問題を自己責任論ではなく、社会全体の問題として捉えるために。

 はじめに[大森信也]
 「社会的養護」と「自立支援」[早川悟司]


Ⅰ 子どもたちの物語

1…生まれて
 親なんか関係ない
 自分に自信が持てなくて
 ひとりは嫌いなのに…
 俺が死ぬとき
 夢を持っていいんだ
 この子を産みたい
 生きることの意味
 火をみると落ち着く

2…居場所を探して
 もう親はいないと決めた
 勉強なんて大嫌い
 漂うように生きる
 死ねば楽になれるかな
 彼の束縛や要求はエスカレートする一方で…
 かわいいって本当かな?
 その日暮らし
 大学行くなんて考えたことなかった

3…新しい生活
 私は私で生きていく
 母への怒りが私の原動力だった
 俺は障害者なのか?
 “しあわせ”がほしい
 神様のハナシ
 住むところを失う恐怖
 バカみたいに働かされて
 職員の涙

Ⅱ 私が大切にしていること

 子どもの主体的成長を支える環境づくり――支援の標準化に向けて[早川悟司]
 相談者の幸せを願う伴走者として[高橋亜美]
 やればできる、つながり支え合えばもっとできる[大森信也]

 おわりに[高橋亜美]


 コラム
  アフターケア相談所 ゆずりは[高橋亜美]
  児童養護施設からの大学等進学[早川悟司]
  「支援者」としての私の原点[高橋亜美]
  「家庭的養護」における「ホームづくり」[早川悟司]
  これからあるべき社会的養護――子どもが地域で主体的に生活するために[早川悟司]
  児童虐待とは――支援現場の視点から[早川悟司]
  生活の場こそ豊かに――支援者としての感性を育む[高橋亜美]
ペアレント・ネイション
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