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タンザニアを知るための60章【第2版】
本体2,000円+税
ISBN 9784750341774
判型・ページ数 4-6・364ページ
出版年月日 2015/04/10
フォーマット 価格
単行本 2,000円+税
電子書籍 1,600円+税

タンザニアを知るための60章【第2版】 (単行本)

中央アフリカ東部に位置するタンザニア。アフリカ最高峰キリマンジャロをはじめとする豊かな自然を有し、インド洋にも面することからアラブの影響を受けた独自の文化を持つ。近年、安定した経済成長により変わりゆく国の姿を、現地滞在者の声も交え様々な角度から紹介。

 

【執筆者一覧】

相原光人(あいばら・みつと)
北海道大学大学院博士課程修了。水産科学博士。東京工業大学博士研究員を経て、現在公益財団法人国際科学振興財団専任研究員を務める。2000年より、タンガニーカ湖およびヴィクトリア湖のカワスズメ科魚類(シクリッド)の分類を専攻し、現地採集調査を多く経験する。

阿部優子(あべ・ゆうこ)
東京外国語大学大学院博士課程修了。学術博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員。2000年からタンザニア西部のベンデ語の言語調査を行っている。主な業績は『ベンデ語(F.12,タンザニア)の記述研究――音韻論、形態論を中心に』(東京外国語大学大学院提出博士論文、2006年)。

加藤太(かとう・ふとし)
信州大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。博士(地域研究)。日本大学助教。2003年からタンザニアでの稲作に関する調査に従事。著書・論文に「タンザニア・キロンベロ谷における在来稲作の展開」(『熱帯農業研究』2010年)、『アフリカ地域研究と農村開発』(共著、京都大学学術出版会、2011年)など。

金山麻美(かなやま・あさみ)
東京学芸大学卒業。1989年よりダルエスサラーム在住。著書に『星降る夜は緑の匂い――タンザニアで暮らす』(ゲンタデザイン、2005年)。ブログ『タンザニア徒然草』http://57631919.at.webry.info

神田靖範(かんだ・やすのり)
近畿大学卒業。京都大学大学院博士課程研究指導認定退学。博士(地域研究)。青年海外協力隊(酪農開発など)としてタンザニアで7年間活動し、JICA専門家を経て、現在、株式会社シー・ディー・シー・インターナショナルで農村開発業務に従事。著書に『アフリカ地域研究と農村開発』(共著、京都大学学術出版会、2011年)。

栗田和明(くりた・かずあき) ※編著者プロフィールを参照

黒崎龍悟(くろさき・りゅうご)
京都大学大学院博士課程修了。博士(地域研究)。福岡教育大学准教授。青年海外協力隊(2001~2003年)に参加して以来、タンザニアでの農村開発に関する調査研究と実践に従事している。

近藤史(こんどう・ふみ)
東京農業大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。博士(地域研究)。京都大学助教。2000年からタンザニアで農業技術や農民の暮らしの内発的発展にかんする生態人類学的調査に従事。著書に『タンザニア南部高地における在来農業の創造的展開と互助労働システム――谷地耕作と造林焼畑をめぐって』(松香堂書店、2011年)。

根本利通(ねもと・としみち) ※編著者プロフィールを参照

水野由康(みずの・よしやす)
早稲田大学卒業。日本福祉大学大学院修士課程修了。1991年から97年三菱商事ダルエスサラーム駐在事務所長。2008年からタンザニア産業貿易省政策アドバイザー(JICA専門家)として「統合長期産業戦略」の策定と実施を指導。

溝内克之(みぞうち・よしゆき)
京都文教大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。1999年に青年海外協力隊員(柔道)としてタンザニアに赴任。その後、キリマンジャロ山間部でチャガ人の都市・村落関係に関する調査研究を開始。日本国大使館外部委嘱員、JICAボランティア調整員としてもタンザニアに滞在した経験あり。

宮﨑久美子(みやざき・くみこ)
大阪外国語大学卒業。大阪外国語大学大学院博士課程単位取得退学。1999年ダルエスラーム大学スワヒリ語学科留学。2007年からザンジバル在住。現在、ザンジバル大学スワヒリ語研究・振興グローバルセンター客員研究員。

八塚春名(やつか・はるな)
京都府立大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。地域研究博士。日本大学助教。2003年からタンザニアにおいて生態人類学調査に従事。人びとの自然資源の利用や認識に関心をもっている。著書に『タンザニアのサンダウェ社会における環境利用と社会関係の変化――狩猟採集民社会の変容に関する考察』(松香堂書店、2012年)他。

 はじめに
 地図


Ⅰ 国土と住民

第1章 地形――自慢が多数
 【コラム1】温泉好みは普及するか
第2章 キリマンジャロ山――惹きつける力
第3章 気候――生活に影響
第4章 動植物――背景を彩る
第5章 国土と人口――田舎も豊か
第6章 民族集団とは――不明瞭な輪郭
第7章 住民(1)――多様な組成
第8章 住民(2)――アフリカ外からも移入

Ⅱ 歴史の中で

第9章 人類発祥から――ながーい歴史
第10章 16~20世紀初め――ヨーロッパ人の侵出
第11章 独立前後――独立運動から建国
第12章 ニエレレ――「国父」として
第13章 第2代大統領以降――現在から未来へ

Ⅲ 産業

第14章 プランテーション農業――輸出用に
第15章 小規模農業――毎日の食事に
第16章 稲作――自給用にも商品用にも
第17章 家畜飼養――動く財産
第18章 水産資源――淡水魚を好む
第19章 鉱業――可能性を発現
第20章 製造業――地元企業を待望
第21章 商業――金持ちの出現
第22章 観光――大自然が売りもの


Ⅳ 生活の基盤

第23章 ライフライン――なくては暮らせない
 【コラム2】村人の手による小型水力発電
第24章 教育――広くみんなのものに
第25章 陸上交通――広いがゆえの苦労
第26章 水上交通、航空交通――遠方を結ぶ
第27章 自動車事情――日本製が多い
第28章 マスコミ・通信――急激な変貌
第29章 宗教――集団の力学も見える
第30章 健康――マラリア、エイズ
 【コラム3】村のムフモは大忙し
第31章 ファッション――おしゃれ好きが多い
第32章 リランガ絵画――精霊に守られて
第33章 彫刻・絵画――芸術作品か土産物か
第34章 伝統音楽――耳のごちそう


Ⅴ 都市での生活

第35章 都市生活――道路も畑に
第36章 食事――健康志向
第37章 家計――苦しいやりくり
 【コラム4】都市の結婚式とダンス
第38章 娯楽――バーで雑談


Ⅵ 村での生活

第39章 ニャキュウサ社会――村の位置を変えてしまう
第40章 結婚――ウシの支払い
第41章 相続――近隣に知らせる
第42章 農村生活――早朝から働く
 【コラム5】タンザニア庶民の味――ご当地ムレンダ


Ⅶ 各地の様子

第43章 新旧の首都――首都移転の後
第44章 国境近くの町――交流の中で
第45章 ザンジバル(1)――街と住民
第46章 ザンジバル(2)――食事と服装
第47章 スワヒリ都市――海から世界に開けた
 【コラム6】マジマジの反乱とキルワの遺跡
第48章 新開地――土地所有の変化
第49章 農村――儀礼での楽しみ
第50章 高原――白人たちも好んだ土地
 【コラム7】タンザニアでの不思議


Ⅷ 村から国外へ

第51章 国際的商売――川を渡ると国外
第52章 青年たちの交易――真剣な状況判断
第53章 ダンス――長くない伝統
第54章 ダンス大会開催――接待に疲れる
第55章 定着しない農民――つねに移動していた
第56章 移動(1)――タンザニア国内で
第57章 移動(2)――周辺国へ
 【コラム8】国外での死


Ⅸ 他国との関係

第58章 周辺国との関係――協力と確執
第59章 アフリカ外へ――さらに遠くに行く
第60章 日本との関係――これからも深めたい


 おわりに

 おもな参考文献

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