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清沢満之と日本近現代思想
本体3,000円+税
ISBN 9784750340920
判型・ページ数 4-6・288ページ
出版年月日 2014/10/30

清沢満之と日本近現代思想

自力の呪縛から他力思想へ

近代化を迎え、西洋の文物が大量に流入した時代に宗教を哲学として語ろうとした清沢満之。西田幾多郎ら京都学派に影響を与えるほどであったが、仏教界の国家主義への追従などを背景に急速に忘れられた存在となった。夏目漱石や正岡子規らの文人や、日本思想史に清沢が与えた影響と彼が到達した他力思想の可能性を探る。

 はしがき

序章 清沢満之――「神話」の形成とその解体
 一 忘れられた宗教人
 二 宗門内のウルトラ有名人
 三 第一次「復権」の試み
 四 「讃仰論」の形成とその批判
 五 第二次「復権」の試みと蹉跌
 六 清沢の使命
 七 第三次「復権」を目指して

第一章 人物と思想
 一 徳永満之時代
 二 哲学者の相貌
 三 自力の迷情を転ず
 四 再び東京へ
 五 他力に乗じて生きる
 六 何もかも壊れた年

第二章 東京大学哲学科
 一 近代の諸課題
 二 清沢の試み
 三 哲学界最大のホープ
 四 政治と学問
 五 「井の哲」の評判
 六 停年制度導入をめぐって
 七 国家主義の思想

第三章 清沢満之のインパクト
 一 京都帝大文科大学
 二 二人の先達
 三 西田の思い入れ
 四 正岡子規との接点
 五 子規にとっての救い
 六 夏目漱石との接点
 七 小説『こころ』をめぐって
 八 漱石の宗教観

第四章 『異抄』の再発見
 一 煩悶の時代
 二 清沢満之と『異抄』
 三 『異抄』と京都学派
 四 近角常観と求道学舎
 五 論理の宗教から情緒の宗教へ
 六 文学者対教学者
 七 「親鸞主義」からファシズムへ
 八 『異抄』の親鸞と右翼思想
 九 「悪人正機」「絶対他力」という発想

 注
 参考文献
 おわりに

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