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古代韓国のギリシャ渦文と月支国
本体6,800円+税
ISBN 9784750340746
判型・ページ数 A5・338ページ
出版年月日 2014/09/30

古代韓国のギリシャ渦文と月支国

文化で結ばれた中央アジアと新羅

古代の新羅文化の西方的性格について、これまでその理由や背景に言及した研究はなく、解明がまたれていた。本書はこの「なぜ」「どのように」に、古代朝鮮に存在した「月支国」と新羅との関係を文化遺物を通して考察し、問題の核心に迫ろうとする試みである。

 まえがき

第1章 韓国美術と自然美

第2章 フェノロサと古代韓国美術

第3章 エッカルトとギリシャ古典美術

第4章 サマルカンド壁画と新羅使節図

第5章 新羅に伝えられた驚異の黄金文化
 5の1 金冠塚と多様な黄金製品
 5の2 金の道・金の交易

第6章 山字形金冠と西アジア文化
 6の1 新羅王冠の基本構造
 6の2 王冠の系譜と慕容鮮卑
 6の3 湾状内列点文とティリャ・テペ

第7章 新羅のガラス容器は中央アジア系
 7の1 3世紀以前の韓国ガラス
 7の2 新羅時代のソーダ石灰ガラス

第8章 北方アジアと新羅の積石木槨墓

第9章 新羅土器──北方文化の中の西方性
 9の1 東アジアに類ない堅緻な焼成
 9の2 金海貝塚が証言するもの
 9の3 北方騎馬民を表現した土器
 9の4 西方性表現の土器

第10章 エトルリア土器と「酷似」の新羅土器

第11章 新羅装身具の中のターラント文化
 11の1 銙帯と腰佩
 11の2 耳飾り
 11の3 指輪とターラント工芸
 11の4 ササーン朝ペルシャ
 11の5 新羅に継承された古代工芸技法

第12章 伽耶・新羅の馬具──源流は鮮卑・三燕

第13章 ギリシャ渦文の韓からへの出現
 13の1 ギリシャ渦文と月支国
 13の2 ギリシャ渦文の伝来ルート
 13の3 韓国におけるギリシャ渦文遺品
 13の4 新羅の西方文様の各種

第14章 西に消え、東の韓に現れた月支国
 14の1 月氏に蓄積された西方文化
 14の2 「月支」の存在を実証したニヤ木簡
 14の3 蜀の陳寿と魏の張華
 14の4 3世紀前、西に消えた「月支」
 14の5 東の韓に登場した「月支」
 14の6 「月支国」の所在地判定史料

第15章 中央アジアに進出した鮮卑
 15の1 月氏居住地・甘粛への鮮卑進出
 15の2 中央アジアの吐谷渾と月支
 15の3 新羅の中の中央アジア人

第16章 「辰王」(魏書)から「辰韓王」(晋書)へ

第17章 おわりに──4~5世紀伽耶の大変動と月支国

 あとがき
 ギリシャ渦文──月氏(月支)関連年表

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