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嘉納治五郎と安部磯雄
本体2,600円+税
ISBN 9784750340708
判型・ページ数 4-6・310ページ
出版年月日 2014/09/30

嘉納治五郎と安部磯雄

近代スポーツと教育の先駆者

講道館柔道の創始者・嘉納治五郎と早稲田大学野球部初代部長・安部磯雄は、ともに教育者としても名高い。本書は、近代日本のスポーツと教育を世界に通用するものとして確立していった二人の先駆者の生き様を、今日の日本の読者に伝えるものである。

序章(プロローグ)

第1章  国民教育と国民の政治意識、あるいは国民思想
 第1節 国家発展の原動力――「教育」
 第2節 海軍大将・米内光政の予言
 第3節 安部磯雄による「革命」――日露戦争最中の破天荒な企て
 第4節 目線は常に世界に

第2章 剛毅闊達な精神
 第1節 「学校におけるイジメ」が発端、嘉納治五郎の柔術修行
 第2節 下富坂道場落成と武道家嘉納治五郎の完成
 第3節 嘉納家と勝海舟
 第4節 ホワイトハウスにできた柔道場
 第5節 活発な大統領セオドア・ルーズベルト

第3章 日本発(初)グローバルスタンダードの構築――嘉納治五郎によるイノベーションの意義
 第1節 投げ技、固め技、当て技のうち、当て技(当身技)の取り扱い
 第2節 講道館柔道という「イノベーション(技術革新)」の眼目――嘉納治五郎の創意工夫(創造的破壊)
 第3節 戦闘技術の競技化(スポーツ化)――「無用の用」の極致

第4章 三育(徳育、体育、知育)絶妙のバランス、「嘉納塾」

第5章 日露戦争と早大野球部米国遠征
 第1節 有史以来初、破天荒な「国際活動」
 第2節 「早大野球部アメリカ遠征(第一回)」の経緯
 第3節 早大野球部のおみやげ
 第4節 渡米試合の実態と帰国後の活躍

第6章 日本スポーツ界の夜明け
 第1節 早大野球部々長 安部磯雄の日常と基本方針
 第2節 明治40年代、日本スポーツ界の黎明(その1)
 第3節 明治40年代、日本スポーツ界の黎明(その2)
 第4節 明治40年代、日本スポーツ界の黎明(その3)
 第5節 横浜外人居留地(租界)の遺産

第7章 嘉納治五郎の英断――「体協」結成とオリンピック初参加
 第1節 クーベルタンと嘉納治五郎
 第2節 雑誌『国士』発刊の背景と雄勁闊達な内容
 第3節 「国際的視野」の根底
 第4節 総務理事 大森兵蔵
 第5節 総務理事 永井道明
 第6節 「黎明の鐘」――嘉納治五郎の決意

第8章 「体協」総務理事 安部磯雄の見識
 第1節 低い民度と排他的風潮
 第2節 スポーツから得られるもの――心身の健康
 第3節 最も健全なる娯楽としてのスポーツ
 第4節 日本英語協会々長嘉納治五郎と偏狭な日本社会
 第5節 スポーツから得られるもの――修養
 第6節 「内向きでひ弱な精神構造」の克服――偉大なる国民性の養成

終章(エピローグ)

 主要引用参考文献
 あとがき