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アイヌの歴史
本体3,000円+税
ISBN 9784750340197
判型・ページ数 4-6・348ページ
出版年月日 2014/05/30

アイヌの歴史

日本の先住民族を理解するための160話

アイヌの人々はいつ頃出現し、日本の支配権力や東アジアの諸国家、そしてオホーツクの文化圏など、様々な関係の中でどのように現代まで歩んできたのか。先住民族の視点から、日本史の一部ではない、一つの独立した民族の歴史としてわかりやすく描いた入門書。

 はじめに


第1編 アイヌ史を考える前に

第1章 歴史を学ぶとは
  1話 そこにアイヌ史があるのに
  2話 なぜ歴史を学ぶのか
  3話 それでは、アイヌの歴史はなぜ学ぶのか

第2章 アイヌの歴史はどこから始まるか
 (1)皇国史観と蝦夷という語
  4話 「建国」記念の日
  5話 神話を考えよう
  6話 中華思想と蝦夷
 (2)アイヌの祖先は誰か
  7話 アイヌ史という考えが登場
  8話 和人という言葉を使うことにしよう
  9話 アイヌは和人の先住者か
  10話 縄文人も古代蝦夷も、和人?
  11話 古代蝦夷は天皇に従わない民か
  12話 「アイヌ文化」という時代区分
 (3)アイヌ語を母語とする人々は……
  13話 アイヌ語を母語とした人々
  14話 人間にとって、母語とは
  15話 アイヌ語単語の史料を調べる
  16話 人の移住からアイヌ語を探る
  17話 古代蝦夷から縄文へ
 (4)形質人類学から見たアイヌ史
  18話 DNAから見たアイヌ史
  19話 そして、アイヌ史の始まりはどこか


第2編 アイヌの歴史

第1章 旧石器時代
  20話 人間の歴史を時代区分すると
  21話 現生人類の誕生
  22話 原「東アジア」の石器時代
  23話 細石刃は北東アジアから

第2章 新石器時代
 (1)日本列島の新石器時代
  24話 土器の型式と、縄文時代の時代区分
  25話 縄文文化は東日本中心
  26話 「縄文文化」という名称への疑問
 (2)北海道の新石器文化
  27話 北海道の新石器文化の特徴
  28話 貝殻文土器文化の時代
  29話 大貝塚文化の時代
  30話 円筒・北筒土器文化の時代
  31話 巨大記念物文化の時代
  32話 亀ヶ岡文化の影響

第3章 原アイヌ文化期
 (1)東アジアの古代国家
  33話 黄河に都市国家が出現
  34話 都市国家から古代国家へ
  35話 東アジアに国が続々と
  36話 稲作農耕革命
  37話 関東より西の狩猟民
  38話 古代天皇政権とアイヌ文化
  39話 「アイヌ文化」のとらえ方
 (2)原アイヌ文化の成立
  40話 原アイヌ文化の始まり
  41話 江別(式土器)文化圏の広がり
  42話 江別文化と、オホーツク文化の誕生
  43話 オホーツク文化
 (3)古代蝦夷とは誰か
  44話 「毛人」を追って(4・5世紀)
  45話 隋・唐王朝と高句麗遠征
  46話 阿倍比羅夫の遠征
  47話 エミシの文化の形
  48話 古代天皇政権が新潟・秋田に侵出
  49話 呰麻呂が多賀城を襲う
  50話 アテルイの戦い
  51話 アテルイの戦いの後
  52話 アキタエミシの戦い
  53話 東北エミシの行方
  54話 北上史観の課題
 (4)唐・宋・元王朝の変遷と、原アイヌ世界の拡大
  55話 唐王朝と周辺国の興亡
  56話 北海道アイヌとオホーツク文化の人々
  57話 原アイヌ文化の時代区分
  58話 サハリンアイヌと千島アイヌの登場
  59話 武人政権か、文人政権か
  60話 モンゴルの嵐
  61話 サハリンアイヌと元王朝の戦い

第4章 アイヌ文化前期
 (1)明王朝と安藤氏
  62話 アイヌ文化の成立
  63話 アイヌ居住圏をどう呼ぶか
  64話 津軽安藤氏と流刑者
  65話 津軽安藤氏の繁栄
  66話 イシハの遠征
  67話 渡党・唐子・日ノ本
  68話 朝鮮王朝と琉球王朝
  69話 明王朝の後退と、安藤氏滅亡
 (2)渡島半島の戦い
  70話 コシャマインの戦い
  71話 ショヤコウジの戦い
  72話 夷狄商舶往還の法度
  73話 チャシの出現
  74話 和人勢力が渡島半島南端に後退
  75話 英雄のユカラの背景
  76話 渡島半島の戦国時代の始まりに関わって

第5章 アイヌ文化後期
 (1)「大航海」時代とアイヌ
  77話 「大航海」時代
  78話 日本の統一政権の影響
  79話 秀吉の朱印状
  80話 「鎖国」とは
  81話 ゴールド・ラッシュの北海道
  82話 ヘナウケの戦い
  83話 シブチャリ紛争
  84話 空家集落と大集落のジレンマ
  85話 シャクシャインの戦い
  86話 イシカリのハウカセ
  87話 ニュージーランドのマオリの場合
 (2)ロシア・日本・清王朝とアイヌ
  88話 ネルチンスク条約
  89話 サハリンと台湾の位置
  90話 ロシアのカムチャツカ侵攻
  91話 ロシアが千島列島を南下
  92話 北千島アイヌはロシアのもとへ
  93話 場所請負制の開始
  94話 田沼意次の政治と「北方探検」
  95話 東のアイヌは剛強!
  96話 クナシリ・メナシの戦い
  97話 前期幕府直轄と同化政策
  98話 レザノフ事件
  99話 場所請負人としての高田屋嘉兵衛
  100話 サンタン交易の変化
  101話 タライカの戦い
  102話 欧米船の来航と幕府の再直轄
  103話 箱館開港の周辺
  104話 漁場労働と伝染病

第6章 近代アイヌ文化期
 (1)アイヌモシリを一方的に日本の一部に
  105話 セポイと太平天国
  106話 明治維新の位置
  107話 アイヌモシリを、日本とロシアで分割
  108話 アメリカ先住民の抵抗
  109話 北海道「開拓使」設置
  110話 サハリン(樺太)・千島交換条約
  111話 サハリンアイヌの悲劇
  112話 千島アイヌの強制移住
  113話 サハリンアイヌの気概
 (2)同化政策の開始
  114話 文化の同化政策
  115話 土地も、シカ猟も、サケ漁も失う
  116話 「開拓使」官有物払い下げ事件
  117話 「旧土人保護」法の成立
  118話 アイヌ学校が作られる
  119話 前期近文事件
 (3)日本帝国の拡大とアイヌ
  120話 琉球王朝の場合
  121話 台湾の人々の抵抗
  122話 朝鮮半島を植民地に
  123話 アジア・太平洋地域が列強の餌食に
  124話 アイヌモシリは自立できたか
 (4)民族の自立を求めて
  125話 ロシア革命と大正デモクラシー
  126話 アイヌ教育の「先生」たち
  127話 『あいぬ物語』と『アイヌ物語』
  128話 『アイヌ神謡集』
  129話 違星北斗の挑戦
  130話 北海道アイヌ協会の成立
  131話 後期近文事件
  132話 「旧土人保護」法の改定
  133話 サハリンアイヌが国籍を
  134話 戦時体制に生きる

第7章 現代アイヌ文化期
 (1)単一民族史観と同化政策
  135話 アイヌ民族独立の話
  136話 新アイヌ協会成立
  137話 農地解放と「給与地」
  138話 新冠御料牧場
  139話 アイヌ協会からウタリ協会へ
  140話 アイヌへの差別
  141話 現代のアイヌ文化への視点
  142話 観光行政との闘い
 (2)アイヌ民族に人権を
  143話 形質人類学と人権
  144話 北大人骨問題
  145話 民衆史運動と「革命」運動
  146話 アイヌ史と歴史認識
  147話 格差是正を求めて
  148話 首都圏のアイヌの活動
 (3)先住権を獲得するまで
  149話 国際先住民年
  150話 アイヌ新法を作れ
  151話 アイヌ肖像権・裁判
  152話 民族って何なのか
  153話 支配民族はどう行動すべきか
  154話 中曾根・単一民族発言
  155話 アイヌ文化振興法成立
  156話 アイヌは平和で平等な社会にいたか
  157話 アイヌ語の復権は?
  158話 2008年国会決議の限界
  159話 アイヌ民族副読本「修整」事件
  160話 東アジアの中で、アイヌ史を考えるとは

 おわりに
 引用・参照文献
 アイヌ史を中心とした東アジア列島史年表
 索引

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