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講座 同朋運動-西本願寺教団と部落差別問題- 第二巻
本体5,000円+税
ISBN 9784750340135
判型・ページ数 A5・276ページ
出版年月日 2014/05/30

講座 同朋運動-西本願寺教団と部落差別問題- 第二巻

西本願寺教団において、部落差別からの解放をめざして取り組まれている同朋運動の理論、教学及び歴史を網羅し、同朋運動の現状と課題を明らかにする講座シリーズ。第二巻では、第一巻の総論編で示した多くの課題について、さらに詳しく解説する。

 発刊の辞


第Ⅰ部

【第一章】戦後西本願寺教団と差別
 第一節 部落差別
  第一項 部落差別と西本願寺
  第二項 『真宗王国』差別事件の概要
  第三項 座談会発言の問題点
  第四項 教学における問題点と課題
 第二節 性差別
  第一項 戦後の女性解放運動
  第二項 宗法における住職の規定
  第三項 葬儀における和讃
  第四項 教学にみる性差別
  第五項 宗法における坊守規定の改定
  第六項 男女共同参画を考える委員会の設置
 第三節 ハンセン病差別
  第一項 戦前のハンセン病差別と教団
  第二項 戦後のハンセン病差別と教団
 第四節 同朋運動と解放運動団体
  第一項 部落解放同盟
  第二項 全日本同和会
  第三項 全国部落解放運動連合会
 第五節 差別問題にどう取り組むのか――「糾明のための方途」の意義
  第一項 真俗二諦構造に支配された教団の運動
  第二項 同朋運動の成果
  第三項 最近の差別事件の特徴
  第四項 教団の取り組み――『指針』
  第五項 『差別事件 糾明のための方途』
  第六項 差別の構造を知る感性

【第二章】同朋会から基幹運動本部へ
 第一節 同朋会活動
  第一項 設立
  第二項 活動
  第三項 差別事件の取り組み
 第二節 同朋運動本部の活動
  第一項 設立
  第二項 活動
  第三項 差別事件の取り組み
 第三節 基幹運動本部の活動
  第一項 設立
  第二項 活動
  第三項 差別事件の取り組み
 第四節 同朋運動のブロック活動
 第五節 同朋運動と門徒推進員
 第六節 連続差別事件
  第一項 経過
  第二項 点検糾弾会
 第七節 同朋運動と同宗連
  第一項 「同和問題」に取り組む宗教教団連帯会議

【第三章】同和教育振興会の活動
 第一節 同和教育振興会の設立と同和教育センターの建設
 第二節 同和教育振興会の活動と同朋センターと本願寺同朋センターの新設
  第一項 同和教育センター分室と本願寺同朋センターの新築
  第二項 ビジョン委員会・総合企画委員会・一〇年構想策定委員会
  第三項 同和教育センター除却と記念碑の建立
  第四項 本願寺同朋センターの新設
 第三節 同和教育振興会の活動
  同和教育振興会の出版・啓発活動


第Ⅱ部

【第一章】差別法名・過去帳調査の成果と課題
 第一節 教団の差別法名――法名とは何か
  第一項 名前とアイデンティティ
  第二項 法名と戒名
  第三項 法名の変遷とは
  第四項 法名と「尼」について
  第五項 差別法・戒名
  第六項 差別墓石
  第七項 教団と差別法名
 第二節 七一年・八三年・九七年調査の成果と課題――法名の本来化から御同朋の教学へ
  第一項 七一年調査から八三年調査までの経緯と問題点
  第二項 八三年調査と九七年調査の相違点
  第三項 各教区の課題
  第四項 地域別・各寺院における課題
  第五項 過去帳閲覧禁止措置と公開性・共有性
  第六項 調査の成果としての「法名の本来化」と「御同朋の教学」

【第二章】同朋運動と国家神道
 第一節 ヤスクニ問題
  第一項 靖国神社法案の経緯
  第二項 本願寺教団の内なる靖国問題
  第三項 基幹運動とヤスクニ問題
 第二節 同朋運動と靖国問題
  第一項 歴史
  第二項 靖国問題と基本的人権
  第三節 教団の戦争責任

【第三章】いのちの尊厳と差別
 第一節 同朋運動と社会参加
  第一項 教団の社会参加
  第二項 「障害者基本法」の理念
  第三項 教団における差別の現実と今後の課題
 第二節 同朋運動といのちの尊厳
  第一項 同朋運動と震災・原発問題
  第二項 同朋運動と自殺
  第三項 同朋運動とビハーラ活動――高齢者問題を中心として
 第三節 死をめぐる医療と差別
  第一項 同朋運動といのちの問題
  第二項 PPKという欺瞞
  第三項 終末期医療をめぐる動き
  第四項 二人称の死と向かい合うこと
  第五項 死の実相を知ること

 あとがき
 【刊行委員会】
 【執筆者一覧】

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