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現代市民社会の教育学
本体4,500円+税
ISBN 9784750340043
判型・ページ数 4-6・344ページ
出版年月日 2014/04/25

現代市民社会の教育学

ヘーゲル、マルクス、グラムシ思想の視点から

市民社会を構築するため、その主体を形成する教育について考察する。ヘーゲル、マルクス、グラムシの思想と著者の教育現場への関わりを通して、生涯教育、生涯学習を検証。社会主義瓦解後の新しい社会への道および民主主義の実現の方途を探る。

 まえがき

序章 生涯学習論の再審――「現代市民社会の教育学」の定礎のために
 はじめに
 一 マルクスの疎外論
 二 マルクス、その疎外の克服
 三 グラムシ、そのヘゲモニー論
 四 対抗ヘゲモニーの形成
 おわりに

第一章 道徳・教育と国家――物象化論=役割理論を視軸に
 一 倫理と道徳の語義
 二 役割分担と道徳
 三 社会、役割行動、地位
 四 国家、階級、地位
 五 小括

第二章 ヘーゲルの道徳・教育論――『法の哲学』を中心に
 一 間題の所在
 二 ヘーゲルにおける「個人」
 三 教育――時代区分
 四 カントの道徳論
 五 ヘーゲルの道徳論
 六 国家の公民の育成
 七 国家から市民社会へ
 八 市民社会から国家へ
 九 職業団体・愛国心
 おわりに

第三章 ヘーゲル「市民社会論」の現代的意義――「ブルジョワ」の「シトワイヤン」への転成
 はじめに
 一 ノルベルト・ボッビオの問題提起
 二 初期マルクスとヘーゲル市民社会論
 三 社会主義の悲劇と市民社会の復権
 四 ヘーゲル市民社会論の再審
 五 本章の結論
 おわりに

 付論1 市民社会復権への示唆
 付論2 ノルベルト・ボッビオの先見性――プロレタリア独裁と民主制

第四章 グラムシ教育論の磁場
 一 問題の所在と考察の視点
 二 グラムシ教育論の要目
 三 グラムシの教育思想――マナコルダ『グラムシにおける教育原理』の紹介にかえて
 四 「新しいタイプの人間の形成」

 付論1 グラムシ教育論
 付論2 ローマのグラムシ――ファシズムの圧制下で、一九二四年二六年

第五章 グラムシの認識論とヘゲモニー――市民社会形成の論理と方法
 はじめに
 一 統一的文化体系における客観、主観
 二 イデオロギーによる土台、上部構造の統一
 三 認識的価値の合理性
 四 合理性と人間の歴史的実践
 五 合理性と功利主義
 六 合理主義と「非合理」
 七 大衆の意識と政治的事実
 八 大衆の意識変革とヘゲモニー
 本章の総括

第六章 現代日本の断層と教育――課題と変革のヘゲモニー形成、中等教育の視界
 一 はじまりとしての臨時教育審議会
 二 一四期中教審、「特色化」の理念と現実
 三 教育における新自由主義・再考
 四 「ゆとり教育」の再審、改革のデザイン

第七章 現代市民社会と大学の変貌――体験的「第三世代の大学」論
 一 大学をめぐる状況認識
 二 市民と地方自治体
 三 「第三世代の大学」への模索
 四 「第三世代の大学」への可能性
 五 大学評価の現状と課題

終章 市民社会と教育の接合――本書の総括もかねて
 はじめに
 一 上原專祿
 二 増田四郎
 三 未来の大学、市民の大学――「かわさき市民アカデミー」二〇周年に寄せて
 追記――グラムシと廣松渉の世界認識

 注
 あとがきにかえて――本書各章の初出と解説
 索引

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