ホーム > 生活困窮者への伴走型支援
生活困窮者への伴走型支援
本体2,800円+税
ISBN 9784750340012
判型・ページ数 A5・304ページ
出版年月日 2014/03/31

生活困窮者への伴走型支援

経済的困窮と社会的孤立に対応するトータルサポート

2015年度より全面施行となる「生活困窮者自立支援法」は、ホームレス層に留まらない多様な困窮者に寄り添う「伴走型支援」を必要とするものである。本書は、北九州で支援活動を継続してきた奥田知志氏らが、今後の支援の理念と実践についてまとめる。

 はじめに

序章 本書の目的と基本的視座
 1.本書の目的
 2.伴走型支援
 3.基本的視座――生活困窮者自立支援をどのように考えるのか


第1部 伴走型支援とは何か――その社会的背景・思想・仕組み

第1章 生活困窮をめぐる新たな状況――なぜ伴走型支援が必要なのか
 1.はじめに
 2.生活困窮の拡大
 3.既存の制度の問題点と伴走型支援の必要性

第2章 伴走の思想と伴走型支援の理念・仕組み
 1.「伴走」という思想
 2.伴走型支援の7つの理念
 3.伴走型支援の仕組み
 4.伴走型支援を担う人材に求められる力


第2部 伴走型支援の成果と課題

第3章 伴走型支援としてのパーソナルサポート事業の展開――福岡絆プロジェクト
 1.はじめに
 2.福岡絆プロジェクトの仕組み
 3.福岡絆プロジェクトの検証
 4.福岡絆プロジェクトの検証から得られた知見と伴走型支援の課題

第4章 若年生活困窮者への伴走型就労・社会参加支援――北九州におけるモデル事業
 1.はじめに
 2.若年生活困窮者への伴走型就労・社会参加支援の仕組み
 3.若年生活困窮者への伴走型就労・社会参加支援の効果
 4.若年生活困窮者への伴走型就労・社会参加支援のこれから


第3部 これからの生活困窮者支援のあり方

第5章 相互多重型支援――これからの生活困窮者支援の構想と展望
 1.相互多重型支援とは何か
 2.「笑える牡蠣」プロジェクト――震災被災者と生活困窮者の相互支援
 3.「笑えるだし巻き玉子」プロジェクト――独居孤立者と若年生活困窮者の相互支援
 4.「生笑一座」プロジェクト――子どもの自殺予防とホームレス自立の相互支援

第6章 座談会:これからの生活困窮者支援はいかにあるべきか
 1.はじめに
 2.生活困窮者とは誰か
 3.生活困窮者支援には何が大切なのか
 4.生活困窮者自立支援法への期待と危惧
 5.伴走型支援についてどのように考えるか
 6.おわりに――関わる人たちの物語が重なり合っていくような支援を


 おわりに
 資料 生活困窮者自立支援法

同じジャンルの本

このページのトップへ