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「米中対峙」時代のASEAN
本体2,800円+税
ISBN 9784750339535
判型・ページ数 A5・288ページ
出版年月日 2014/02/10

「米中対峙」時代のASEAN

共同体への深化と対外関与の拡大

中国の台頭は東アジア地域に「米中対峙」状況をもたらした。強大な両国のはざまで、ASEANはその「共同体」構築に向けて域内協力をいかに深化しているのか、また他方で域外諸国への関与をいかに拡大し得ているのか。多様な局面から考察する。

 まえがき
 黒柳米司先生の古稀・ご退職を記念して

序章 米中対峙下のASEAN共同体
 はじめに
 1.「米中対峙」という状況
 2.「米中対峙」状況の動態
 3.「米中対峙」状況とASEAN
 むすび


第Ⅰ部「米中対峙」という状況

第1章 「台頭する中国」とASEAN諸国――東アジア秩序変容の論理とメカニズム
 1.問題の設定
 2.行動原理と秩序認識
 3.秩序変容のメカニズム
 4.むすびにかえて

第2章 インド太平洋の地域秩序と地域制度、スイング・ステーツ――インド、インドネシア、ASEAN
 はじめに
 1.アジアという特殊な地域の国際関係――米中の「制約」、有力な国家の存在
 2.スイング・ステーツの重要性
 3.地域制度を巡るバーゲニングと地域制度の拡散
 むすび


第Ⅱ部 ASEANの深化局面

第3章 新興ドナーとしての中国の台頭と東南アジアへの影響
 はじめに――拡大する中国の援助とASEANへの影響
 1.拡大する中国の援助・経済協力
 2.カンボジアに対する中国の援助と投資
 3.中国の援助のカンボジアへの影響
 4.カンボジア事例は一般化できるか?
 おわりに――「米中対峙」下の東南アジア秩序への影響

第4章 ASEAN諸国における権威主義体制の漸進的変化――マレーシア、シンガポール、ブルネイの場合
 はじめに――体制移行過程の多様性
 1.マレーシア、シンガポール、ブルネイの類似点と相違点
 2.マレーシアの権威主義体制とその変化
 3.シンガポールの権威主義体制とその変化
 4.ブルネイの権威主義体制とその変化
 むすび――権威主義体制下での政治改革

第5章 ASEANにおける共同体構築と平和構築――予防外交から紛争予防ガバナンスへ
 はじめに
 1.ASEAN憲章における予防外交の位置づけ
 2.ASEAN共同体としての予防外交の取り組み
 おわりに


第Ⅲ部 ASEANの拡大局面

第6章 米中対峙下の南シナ海紛争
 はじめに
 1.中国の南シナ海への進出の理由(1)――海洋資源への依存
 2.中国の南シナ海への進出の理由(2)――安全保障上の要請
 3.米中の南シナ海紛争をめぐるASEANの会議外交における議論と軍事的対峙(1)――「航行の自由」を主張する米国(2010.2011)
 4.米中の南シナ海紛争をめぐるASEANの会議外交における議論と軍事的対峙(2)――巻き返す中国(2012.2013)
 5.おわりに

第7章 中国と対峙するベトナム――関与と均衡の二重戦略
 はじめに
 1.ソ連崩壊以後の対外路線
 2.関与重視の対中政策
 3.対中政策の補強と修正
 4.グエン・タン・ズン演説(2013)
 おわりに

第8章 RCEPとTPP
 1.FTAとは何か
 2.RCEP
 3.TPP
 4.RCEPとTPPの政治経済学
 5.結論――米国、中国、ASEANにとってのRCEPとTPP

終章 ASEANの現状と展望
 はじめに
 1.2003年「BCII」以後の里程標
 2.2つの重大な挫折
 3.共同体構築への「深化と拡大」
 むすび――「共同体」とは何か


 あとがき

 索引
 編者・執筆者紹介

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