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現代アメリカ移民第二世代の研究
本体8,000円+税
ISBN 9784750339542
判型・ページ数 4-6・684ページ
出版年月日 2014/01/30

現代アメリカ移民第二世代の研究

移民排斥と同化主義に代わる「第三の道」

現代アメリカ移民研究の第一人者による、中南米・アジア等からの現代アメリカ移民の子どもたちとその親を対象とした大規模な縦断調査をまとめたもの。世代を経た移民のアイデンティティを分析し、選択型文化変容とバイリンガリズムの可能性を探る。

 表と図
 序文
 謝辞

第一章 一二のストーリー
 一 マイアミのストーリー
 (1)マリア・デ・ロスアンへレスとイベット・サンタナ(一九九三年八月)
 (2)メラニー・フェルナンデス-レイ(一九九三年九月)
 (3)アリスティド・マイヨール(一九九三年八月)
 (4)アルマンド・エルナンデスとルイス・エルナンデス(一九九五年七月)
 (5)メアリー・パターソン(一九九五年二月)
 (6)エフレン・モンテホ(一九九四年五月)
 二 サンディエゴのストーリー
 (1)ホルヘ、オルガ、ミゲル・アンヘルとエステラ・カルドーソ(一九九四年一月)
 (2)キィ・グエン(一九八七年一二月)
 (3)ベニー・モントーヤとジェニファ・モントーヤ(一九九五年一〇月)
 (4)ソフィー・ケン(一九八七年一一月―一九八八年六月)
 (5)ヨランダ・ムニョスとカルロス・ムニョス(一九九四年三月)
 (6)ボア・チャ(一九八八年―一九九〇年)

第二章 新来のアメリカ人――概観
 一 移民の過去と現在
 二 移民第二世代の規模と集中
 三 新第二世代の研究――移民子弟の縦断的研究(CILS)
 四 新第二世代の概観
 (1)国勢調査の結果
 (2)CILSの結果

第三章 誰もが選ばれているわけではない――分節化された同化とその決定要因
 一 移民はどのように受け入れられているか――移民の編入様式とその帰結
 二 文化変容と役割逆転
 三 子どもたちの成長の場――第二世代の適応に伴う困難
 (1)人種
 (2)労働市場
 (3)対抗文化
 四 困難に立ち向かう――移民の社会関係資本
 (1)親の地位、家族構造、ジェンダー
 (2)移民のコミュニティ
 五 結論

第四章 アメリカで成功する
 一 初期の適応と達成
 (1)一般的傾向
 (2)出身国と達成
 (3)親の経済的達成の決定要因――相加効果
 (4)親の経済的達成の決定要因――相互効果
 二 出身国と家族構成
 三 結論

第五章 移民はアメリカでの生活にどのような展望をもっているか
 一 アウラ・リラ・マリン、キューバ出身、五三歳、シングルマザー(一九九四年)
 二 パオ・ヤン、ラオス出身のモン族、五七歳、父親(一九九五年)
 三 楽観論
 四 放任主義
 五 向上意欲
 六 コミュニティと誇り
 七 結論

第六章 ロスト・イン・トランスレーション――言語と新第二世代
 一 バイリンガリズム――その過去と現在
 二 シャドー・ボクシング――言語変容の神話と現実
 (1)一般的傾向
 (2)出身国による格差
 三 強行軍的文化変容
 四 どうすればバイリンガルになれるのか
 五 ミラーゲーム――言語教育と文化変容の型

第七章 状況を定義する――移民子弟のエスニック・アイデンティティ
 一 帰属の場――移民子弟の複雑な忠誠心
 (1)自我の発達
 (2)先行研究
 二 私は何者なのか――エスニック自己同一化のパターン
 (1)エスニック・アイデンティティのシフト
 (2)安定性と重要性
 (3)出身国でみたエスニック・アイデンティティ
 三 私の出自はどこにあるのか――民族・家族・アイデンティティ
 四 自己アイデンティティと相関する変数
 (1)家族の地位、家族構成、言語
 (2)親の自己アイデンティティの影響
 (3)地域、学校、差別
 五 人種問題
 六 エスニック・アイデンティティと人種的アイデンティティの決定要因
 七 結論――翻訳の達人から生けるパラドクスへ

第八章 内なるルツボ――第二世代の家族、学校、心理
 一 サンディエゴの家族
 二 家族の結束、葛藤、変化
 三 学校環境と仲間集団
 四 心理的健康―自尊感情と抑鬱感情
 五 学業重視と学習努力
 六 教育目標達成見込み
 七 心理社会的適応結果の決定要因
 (1)自尊感情と抑鬱
 (2)向上意欲
 八 結論

第九章 学業の達成と失敗
 一 思春期前期の学業成績
 (1)予備的考察の結果
 (2)ジュニア・ハイスクールにおける学業成績の決定要因
 二 思春期後期の学業成績
 (1)シニア・ハイスクールにおけるGPAのグレード
 (2)時間の経過に伴う変化
 (3)学校からのドロップアウト
 三 学業成績にみられる二つのパラドクス
 (1)東南アジア系アメリカ人
 (2)キューバ系アメリカ人
 四 結論

第十章 結論――メインストリームのイデオロギーと移民コミュニティの長期展望
 一 メインストリームの二つのイデオロギー
 二 第三の道――選択型文化変容とバイリンガリズム
 三 メキシコ系アメリカ人のケース
 四 理論的再検討
 (1)時間と文化変容
 (2)反発型エスニシティとその影響

訳者による解説

訳者あとがき

 付属資料A 移民子弟の縦断的研究――追跡調査質問票
 付属資料B 移民子弟の縦断的研究――親を対象とした質問票
 付属資料C 多変量解析で用いられた変数――第6章‐第9章

 原注
 訳注
 参照文献
 索引

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