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日中韓の生涯学習
本体3,600円+税
ISBN 9784750339290
判型・ページ数 4-6・304ページ
出版年月日 2013/11/30

日中韓の生涯学習

伝統文化の効用と歴史認識の共有

日中韓における伝統・伝承文化と伝達・伝授、学習・習得といった継承のあり方の原理と要素を抽出。あわせて、グローバリゼーションにおける人々の生活と生涯学習の諸課題に、文化の存続・変容をめぐるダイナミズムがいかに結びついているかを考察する。

 はじめに

第一部 グローバル社会と伝統文化・生涯学習

 第一章 グローバル化社会における伝統文化学習の生涯学習的意義
     ――日本における伝統文化継承の意義と課題

 第二章 グローバル・ローカルな学びとしての伝承・伝統文化
     ――日本の「祭り」を手がかりに

 第三章 文化伝承と生涯学習に関する基本的な概念と実例
     ――中国の伝統文化をめぐる状況と見解

 第四章 韓国における伝統文化の伝承と国家施策
     ――文化財保護法にもとづく「伝授教育制度」を中心に


第二部 文化・伝承活動の諸相

 第五章 日本における文化伝承と生涯学習
     ――学校教育・社会教育とローカル・アイデンティティ

 第六章 韓国の地域住民の生活から生み出された文化芸術教育
     ――忠南教育研究所農村教育文化共同体活動の事例

 第七章 中国の地域文化における「文化態度」面の強化に関する研究
     ――永定河の文化研究を例として

 第八章 日本と韓国の「山神祭」比較

 第九章 北海道における「地域伝統文化」研究の課題と展望
     ――根室市珸瑤瑁地区における「郷土芸能」としての「珸瑤瑁獅子神楽」の誕生によせて

 第一〇章 沖縄における地域伝承文化への取り組みと子ども・青年のアイデンティティ形成
      ――地域と学校との比較検討

 第一一章 南風原町喜屋武における伝統行事と子ども・青年
      ――現場からのレポート

 おわりに

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