ISBN | 9784750339009 |
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判型・ページ数 | 4-6・408ページ |
出版年月日 | 2013/09/30 |
EU(欧州連合)を知るための63章
大戦後、独仏和解から始まったヨーロッパ統合の動きは、5億800万人の人口をもち、いまやアメリカをしのぐ世界最大の経済圏となった。本書はそのEU(欧州連合)を、歴史、組織・制度、またユーロ危機と南欧問題・エネルギー問題についても詳細に解説。
【執筆者一覧】
市川 顕(いちかわ・あきら)
関西学院大学産業研究所准教授
国際関係論・環境ガバナンス
『体制転換とガバナンス』(共編著)ミネルヴァ書房、2013年
『EU経済の進展と企業・経営』(部分担当)勁草書房、2013年
『グローバル・ガバナンスとEUの深化』(共編著)慶應義塾大学出版会、2011年
『ロシア・拡大EU』(部分担当)ミネルヴァ書房、2011年
伊藤 武(いとう・たけし)
専修大学法学部教授
イタリア政治
「分権化と再集権化の狭間で――現代化改革後のヨーロッパ競争政策」平島健司編『政治空間の変容と政策革新2 国境を越える政策実験・EU』第1章、21~60頁、東京大学出版会、2008年9月
「『領域性(territoriality)』概念の再検討――近代国民国家の変容と連邦主義的改革の中で」『地域のヨーロッパ――多層化・再編・再生』宮島喬、若松邦裕、小森宏美編、44~66頁、人文書院、2007年11月
「ヨーロッパ地域政策と『ヨーロッパ化』:イタリアにおける構造基金の執行と政策ガバナンスの変容」『現代ヨーロッパの社会経済政策:その形成と展開』廣田功編、第10章、243~273頁、日本経済評論社、2006年
岩間 陽子(いわま・ようこ)
政策研究大学院大学教授
国際政治、欧州安全保障、ドイツ政治外交史
『アメリカにとって同盟とはなにか』久保文明編(共著)中央公論新社、2013年
『冷戦後のNATO――“ハイブリッド同盟”への挑戦』広瀬佳一・吉崎知典編、ミネルヴァ書房、2012年
大津留 厚(おおつる・あつし)
神戸大学大学院人文学研究科教授
ハプスブルク史
『捕虜が働くとき――第一次世界大戦・総力戦の狭間で』人文書院、2013年
『増補改訂 ハプスブルクの実験――多文化共存を目指して』春風社、2007年
『ハプスブルクの実験――多文化共存を目指して』中央公論社、1995年
岡部 みどり(おかべ・みどり)
上智大学法学部国際関係法学科准教授
国際関係論、EU研究、人の移動論
“Commentary on Erin Aeran Chung, ‘Immigration Control and Immigrant Incorporation in Japan and Korea’”, in W. Cornelius, P. Martin and J. F. Hollifield, Controlling Immigration- A Global Perspective, 6th edition, Stanford University Press (forthcoming)
“The ‘Outside-In’ An Overview of Japanese Immigration Policy from the Perspective of International Relations,” S. Mantu and E. Guild (eds), Labor Migration Control over Five Continents, Ashgate, 2010
「人の移動管理分野の欧州統合――複数の国境概念とEUを主体とする国際秩序」木畑洋一、後藤春美編『帝国の長い影』ミネルヴァ書房、2010年
押村 高(おしむら・たかし)
青山学院大学国際政治経済学部教授
国際関係論、ヨーロッパ地域研究
『国家のパラドクス』法政大学出版局、2013年
『国際政治思想』勁草書房、2010年
『国際正義の論理』講談社現代新書、2008年
木畑 洋一(きばた・よういち)
成城大学法学部教授
イギリス現代史
『イギリス帝国と帝国主義――比較と関係の視座』有志舎、2008年
『ヨーロッパ統合と国際関係』(編著)日本経済評論社、2005年
『帝国のたそがれ――冷戦下のイギリスとアジア』東京大学出版会、1996年
小久保 康之(こくぼ・やすゆき)
東洋英和女学院大学国際社会学部教授
国際政治学・EU政治論
『EU・西欧』(共編著)ミネルヴァ書房、2012年
『EUの国際政治――域内政治秩序と対外関係の動態』(共編)慶應義塾大学出版会、2007年
小森 宏美(こもり・ひろみ)
早稲田大学教育・総合科学学術院准教授
エストニア現代史
『エストニアを知るための59章』(編著)明石書店、2012年
『越境とアイデンティフィケーション――国籍・パスポート・IDカード』(共編著)新曜社、2012年
『エストニアの政治と歴史認識』三元社、2009年
小森田 秋夫(こもりだ・あきお)
神奈川大学法学部教授
ロシア法・東欧法
『体制転換と法――ポーランドの道の検証』有信堂、2008年
『ロシアの陪審裁判』東洋書店、2003年
『ソビエト裁判紀行』ナウカ、1992年
近藤 孝弘(こんどう・たかひろ)
早稲田大学教育・総合科学学術院教授
歴史/政治教育学
『東アジアの歴史政策――日中韓 対話と歴史認識』(編著)明石書店、2008年
『ドイツの政治教育――成熟した民主社会への課題』岩波書店、2005年
『国際歴史教科書対話――ヨーロッパにおける「過去」の再編』(中公新書)中央公論社、1998年
柴 宜弘(しば・のぶひろ)
東京大学名誉教授、ECPD国連平和大学(ベオグラード)客員教授
東欧地域研究、バルカン近現代史
『クロアチアを知るための60章』(共編)明石書店、2013年
School History and Textbooks: A Comparative Analysis of History Textbooks in Japan and Slovenia (coeditor), Ljubljana, 2013
『ユーゴスラヴィア現代史』(岩波新書)岩波書店、1996年
島田 悦子(しまだ・えつこ)
東洋大学名誉教授
国際経済学
『欧州石炭鉄鋼共同体――EU統合の原点』日本経済評論社、2004年
『欧州経済発展史論――欧州石炭鉄鋼共同体の源流』日本経済評論社、1999年
『欧州鉄鋼業の集中と独占』新評論、1970年、(増補版)1975年
清水 聡(しみず・そう)
法政大学兼任講師、明治大学兼任講師、玉川大学非常勤講師
国際政治学、EU研究、冷戦史研究
「戦後ドイツと地域統合」山本吉宣、羽場久美子、押村高編著『国際政治から考える東アジア共同体』(277~296頁)、ミネルヴァ書房、2012年
「ドイツ民主共和国と『社会主義のなかの教会』」『西洋史学』第214号(43~64頁)、日本西洋史学会、2004年9月
トーマス・ライザー『法社会学の基礎理論』大橋憲広監訳、田中憲彦・中谷崇・清水聡訳、法律文化社、2012年
下斗米 伸夫(しもとまい・のぶお)
法政大学法学部教授
比較政治論、ロシア・CIS政治・旧ソ連政治史、冷戦史
『ロシアとソ連歴史に消された者たち』河出書房新社、2013年3月
『日本冷戦史』岩波書店、2011年10月
トルクノフ他『現代朝鮮の興亡』(監訳)明石書店、2013年6月
A・ブラウン『共産主義の興亡』(監訳)中央公論新社、2012年9月
鈴木 規子(すずき・のりこ)
東洋大学社会学部専任講師
政治社会学
『EUとフランス――統合欧州のなかで揺れる三色旗』(共著)法律文化社、2012年
「2008年フランス市町村議会選挙とEU市民の参加――移民の政治参加の視点からみた2001年選挙との比較」『日仏政治研究』6号、日仏政治学会、2011年
『EU市民権と市民意識の動態』慶應義塾大学出版会、2007年
田中 素香(たなか・そこう)
中央大学経済学部教授
国際金融論、ヨーロッパ経済論
『現代ヨーロッパ経済(第3版)』(共著)有斐閣アルマ、2011年
『ユーロ 危機の中の統一通貨』岩波新書、2010年
『拡大するユーロ経済圏――その強さとひずみを検証する』日本経済新聞出版社、2007年
田中 俊郎(たなか・としろう)
慶應義塾大学名誉教授
EUの政治
“EU-Japan Relations” in T. Christiansen, E. Kirchner and P. Murray eds., The Palgrave Handbook of EU-Asia Relations, Palgrave Macmillan, 2013
“Asian (ASEAN Plus Three) Perspectives on European Integration” in P. Murray ed., Europe and Asia: Regions in Flux, Palgrave Macmillan, 2008
『EUと市民』(共編著)慶應義塾大学出版会、2005年
月村 太郎(つきむら・たろう)
同志社大学政策学部教授
国際政治史、バルカン地域研究
『民族紛争』岩波書店、2013年
『地域紛争の構図』(編著)晃洋書房、2013年
『ユーゴ内戦――政治リーダーと民族主義』東京大学出版会、2006年
中西 優美子(なかにし・ゆみこ)
一橋大学大学院法学研究科教授
EU法
『EU権限の法構造』信山社、2013年9月
『法学叢書EU法』新世社、2012年
Yumiko NAKANISHI, Die Entwicklung der Auenkompetenzen der Europischen Gemeinschaft, (Peter Lang, 1998)
中村 民雄(なかむら・たみお)
早稲田大学法学学術院教授
EU法・イギリス公法
『ヨーロッパ「憲法」の形成と各国憲法の変化』(共編)信山社、2012年
『EU法基本判例集(第2版)』日本評論社、2010年
『欧州憲法条約――解説及び翻訳』(共編著)衆議院憲法調査会、2004年
蓮見 雄(はすみ・ゆう)
立正大学経済学部教授・ユーラシア研究所事務局長
EU経済
『拡大するEUとバルト経済圏の胎動』(編著)昭和堂、2009年
『琥珀の都カリーニングラード――ロシア・EU協力の試金石』東洋書店、2007年
『エネルギー安全保障――ロシアとEUの対話』(共著)東洋書店、2007年
H.モウリッツェン、A.ウィヴェル編『拡大ヨーロッパの地政学――コンステレーション理論の可能性』(共訳)文眞堂、2011年
八谷 まち子(はちや・まちこ)
九州大学法学研究院教授
国際政治
「トルコのEU加盟の新たな課題――「アラブの春」そして…」『法政研究』第79巻第3号(511~523頁)、九州大学法政学会、2012年
「EUのエネルギー安全保障とトルコのEU加盟の展望――天然ガスをめぐって」『日本EU学会年報』第29号(37~58頁)、日本EU学会、2009年
「トルコのEU加盟は実現するか」『国際政治』142号(79~93頁)、日本国際政治学会、2005年
羽場 久美子(はば・くみこ) ※著者プロフィールを参照
林 秀毅(はやし・ひでき)
一橋大学国際・公共政策大学院客員教授
EU経済・国際金融
Lessons of the Euro Crisis : A New Asian Financial Order? From Japan's perspective Asia Pacific Roundtable on the European Union Studies, 2013
姫岡 とし子(ひめおか・としこ)
東京大学大学院人文社会系研究科教授
ドイツ近現代史
『ヨーロッパの家族史』山川出版社、2008年
『ジェンダー化する社会――労働とアイデンティティの日独比較史』岩波書店、2004年
『統一ドイツと女たち』時事通信社、1992年
広瀬 佳一(ひろせ・よしかず)
防衛大学校人文社会科学群教授(法学博士)
ヨーロッパ政治外交史、ヨーロッパ安全保障論
『冷戦後のNATO』(編著)ミネルヴァ書房、2012年
『ユーラシアの紛争と平和』(編著)明石書店、2008年
『ヨーロッパ国際関係史』(共著)有斐閣、2002年
福田 耕治(ふくだ・こうじ)
早稲田大学政治経済学部教授
国際行政学・EU/欧州統合研究(政治学博士)
『国際行政学――国際公益と国際公共政策(新版)』有斐閣、2012年
『多元化するEUガバナンス』(編著)早稲田大学出版部、2011年
『EU・欧州統合研究』編著、成文堂、2009年
藤森 信吉(ふじもり・しんきち)
ウクライナ地域研究
「沿ドニエストル共和国をめぐるビジネスサイクル――非承認国家と世界経済」『ロシアNIS調査月報』4月号、2012年
「ウクライナとロシア原油――供給源・ルート多元化をめぐる戦い」『比較経済体制学会年報』第43巻第2号、2006年
「ウクライナとNATOの東方拡大」『スラヴ研究』第47号、2000年
星野 郁(ほしの・かおる)
立命館大学国際関係学部教授
ヨーロッパ経済・通貨統合、国際金融
「ユーロ危機とヨーロッパ統合の行方」『神奈川大学評論』73号、2012年
『現代世界経済システム――グローバル市場主義とアメリカ・ヨーロッパ・東アジアの対応』(共著)八千代出版、2004年
『ユーロで変革進むEU経済と市場』東洋経済新報社、1998年
牧瀬 浩一(まきせ・こういち)
国際交流基金パリ日本文化会館日本研究・知的交流総括
EU地中海諸国関係専門。フランスにおける文化交流、日本研究・知的交流振興、展示等の分野に携わっている。
南川 高志(みなみかわ・たかし)
京都大学大学院文学研究科教授
西洋史学
『新・ローマ帝国衰亡史』(岩波新書)岩波書店、2013年
『海のかなたのローマ帝国――古代ローマとブリテン島』岩波書店、2003年
『ローマ皇帝とその時代――元首政期ローマ帝国政治史の研究』創文社、1995年
宮島 喬(みやじま・たかし)
お茶の水女子大学名誉教授
社会学
『一にして多のヨーロッパ』勁草書房、2010年
『移民社会フランスの危機』岩波書店、2006年
『ヨーロッパ市民の誕生――開かれたシティズンシップへ』(岩波新書)岩波書店、2004年
六鹿 茂夫(むつしか・しげお)
静岡県立大学大学院国際関係学研究科教授
広域ヨーロッパ国際政治
「広域黒海地域の国際政治」羽場久美子、溝端佐登史編『ロシア・拡大EU』(265~284頁)、ミネルヴァ書房、2011年4月
「広域欧州国際政治の地殻変動」黒沢文貴編『戦争、平和、人権』(110~139頁)、原書房、2010年
「中東欧におけるウェストファリア体制の変容」吉川元・加藤普章編『国際政治の行方――グローバル化とウェストファリア体制の変容』(199~221頁)、ナカニシヤ出版、2004年5月
森井 裕一(もりい・ゆういち)
東京大学大学院総合文化研究科准教授
EU研究、国際政治学
『ヨーロッパの政治経済・入門』(編著)有斐閣、2012年
『地域統合とグローバル秩序――ヨーロッパと日本・アジア』(編著)信山社、2010年
『現代ドイツの外交と政治』信山社、2008年
安江 則子(やすえ・のりこ)
立命館大学政策科学部教授
EU研究、グローバル・ガバナンス論、国際機構論
『EUとグローバル・ガバナンス――国際秩序形成におけるヨーロッパ的価値』(編著)法律文化社、2013年
『EUとフランス――統合欧州のなかで揺れる三色旗』(編著)法律文化社、2012年
『欧州公共圏』慶應義塾大学出版会、2007年
矢田部 順二(やたべ・じゅんじ)
広島修道大学法学部教授
国際政治史、東欧地域研究
「リスボン条約とチェコ共和国――アイデンティティを問う契機としての歴史問題」『修道法学』33巻2号、2011年
「チェコ=ドイツ未来基金設立の背景と現状――民主化がもたらした歴史認識の問題を中心に」永松雄彦・萬田悦生編『変容する冷戦後の世界――ヨーロッパのリベラル・デモクラシー』春風社、2010年
山内 進(やまうち・すすむ)
一橋大学長
西洋法制史
『文明は暴力を超えられるか』筑摩書房、2012年
『北の十字軍――『ヨーロッパ』の北方拡大』講談社、1997年(講談社学術文庫、2011年)
『掠奪の法観念史――中・近世ヨーロッパの人・戦争・法』東京大学出版会、1993年
渡邊 啓貴(わたなべ・ひろたか)
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授
ヨーロッパ国際関係論、フランス政治、ヨーロッパ外交史
『シャルル・ドゴール』慶應義塾大学出版会、2013年7月
『フランスの文化外交戦略に学ぶ』大修館書店、2013年
『米欧同盟の協調と対立――二十一世紀国際社会の構造』有斐閣、2008年
『ポスト帝国――二つの普遍主義の衝突』駿河台出版社、2006年
『フランス現代史――英雄の時代から保革共存へ』中央公論社[中公新書]、1998年
『ミッテラン時代のフランス』芦書房、1991年、[増補版]1993年
EU加盟国地図、EU機構図
Ⅰ ヨーロッパ統合の歴史と思想
第1章 欧州における2000年の対立と統合――分裂と統合の歴史
第2章 ローマ帝国とEU――境界とアイデンティティをめぐって
第3章 中近世ヨーロッパの東方拡大――征服・同化と分権・自由
第4章 EU統合とハプスブルクの経験――複合的な現代国家としてのEU
【コラム1】EUの言語
第5章 欧州統合の歩み――「未知の目的地」に向かって
第6章 欧州統合の父、クーデンホーフ・カレルギー――統合の夢の現実化
第7章 欧州統合と主権論争――実在論から機能主義へ
Ⅱ ヨーロッパ統合の現実へ
第8章 第二次世界大戦後の統合と「和解」――屍のうえの統合─成果と限界
第9章 ジャン・モネと欧州石炭鉄鋼共同体――最初の超国家的経済統合体
第10章 独仏和解――歴史認識と共同教科書
第11章 ロベール・シューマンの独仏共同――ヨーロッパの和解と統合を先導
【コラム2】EU統合の偉人たちシューマン、アデナウアー、チャーチル
第12章 EC/EUにおける法の役割――EU諸機関のEU法へのかかわり方
第13章 ローマ条約――条約改正とEC/EUの発展
Ⅲ 欧州の分断と統合(冷戦とヨーロッパ統合)
第14章 マーシャル・プランの実行――冷戦の起源
第15章 NATOの成立――西ヨーロッパの安全保障
第16章 西ドイツの再軍備――西ヨーロッパの安全保障
第17章 スターリン・ノートとソ連外交の展開――東西ドイツの中立的統一構想
第18章 フランス・ドゴールと欧州――国益のための統合
【コラム3】EC・EUの機構はどうなっているのか
第19章 プラハの春とヨーロッパ――「人間の顔をした社会主義」の挫折とその影響
Ⅳ 冷戦の終焉と東西ヨーロッパの統一
第20章 ペレストロイカとゴルバチョフ、新思考外交――ソ連改革の挫折
第21章 東欧のドミノ革命と「ヨーロッパ回帰」――「一つのヨーロッパ」への期待
第22章 プーチン・ロシアとEU、NATO――ヨーロッパ人になるのは容易でない
【コラム4】EU職員になるには
第23章 ユーゴスラヴィアの解体とEU――領土の一体性保持か独立か
第24章 コソヴォ問題とEU――民族自決の原則にもとづかない独立とは
Ⅴ ECからEUへ統合の深化
第25章 マーストリヒト条約からアムステルダム条約へ――EUの形成
第26章 ニース条約からリスボン条約へ――多様性のなかの統合へ
第27章 EUの機構改革と行政改革――リスボン条約による改革まで
【コラム5】欧州憲法条約の試みと挫折、EUの旗と歌
第28章 ドイツとEU――EUを担う大国
第29章 フランスの役割――統合とリーダーシップ
第30章 イギリスとEU――統合深化への消極性
第31章 ベネルクス三国とEU――EU統合の牽引者
Ⅵ 南欧・地中海諸国の発展と問題点
第32章 イタリアとEU――「先駆者」と「追従者」の狭間で
第33章 スペインとEU――ユーロ危機克服の最大の焦点に
第34章 ギリシャとEU――ユーロ圏から離脱するか
【コラム6】EUのグルメ
第35章 中立国の加盟――オーストリアを中心に
第36章 マルタとキプロスへの拡大――最後の南方拡大
第37章 地中海沿岸諸国とEU――バルセロナ・プロセスをめぐって
Ⅶ 拡大するヨーロッパ
第38章 ヨーロッパの東への拡大と今後の課題――意義と限界
第39章 『連帯』の国、カトリックの国 EUのなかの「中国」――ポーランドの逆説
第40章 ハンガリーとEU――保守主義の伝統からV4へ
第41章 EU加盟へのチェコとスロヴァキアそれぞれの道――統合への異なる距離感
【コラム7】EUのコミトロジーとは?
第42章 スロヴェニア、クロアチアとEU――紛争当事国からEU加盟国へ
第43章 バルト三国とEU――EUの「優等生」
第44章 ルーマニアとブルガリアのEU加盟――EU加盟が遅れた理由
Ⅷ さらなる拡大、周辺国との関係
第45章 西バルカン諸国――加盟にむけての現状
第46章 トルコ――加盟交渉はいつまで続く?
【コラム8】EUはどこまでか?――ヨーロッパの境界線
第47章 アラブの春とEU――民主化への前進と後退
第48章 ウクライナとEU――真の「ヨーロッパ」国を目指して
第49章 近隣諸国政策、黒海沿岸地域協力――拡大後のEUが抱えるもう一つの難題
第50章 域外地域協力─アジアとの関係――ASEM
Ⅸ ユーロ危機諸改革と最近の主要政策
第51章 EC通貨協力とEU通貨統合――挫折・再挑戦・統一の30年
第52章 ユーロ危機と制度改革――「ユーロ崩壊」論を超えて
第53章 共通外交・安全保障政策の展開――不安定な世界のなかのEUの対外政策
第54章 欧州議会の役割――EUレベルの民主主義をめざして
【コラム9】EUの環境政策
第55章 雇用・社会保障政策とEU――危機に瀕するEUの雇用
第56章 EUにおける気候変動政策――経済成長と環境保護の両立にむけて
第57章 持続可能な成長とEUのエネルギー共存政策――自然と社会の共存をめざして
Ⅹ 多様性のなかの統一
第58章 EUの移民政策――移民の統合と国境コントロールと
第59章 EUの出入国管理――検問が撤廃された実験空間をどう維持するか
第60章 EUとゼノフォビア――市民社会と移民の相克
第61章 市民権の保護――EU市民権
第62章 EUのジェンダー政策――平等・公正・女性活用
第63章 グローバル・パワー・知のネットワークとしてのEU――アジアは欧州から何を学べるか?
EUを知るための文献・情報ガイド
欧州統合・NATO関連年表
執筆者紹介
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