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ナチス時代の国内亡命者とアルカディアー
本体3,200円+税
ISBN 9784750338705
判型・ページ数 4-6・252ページ
出版年月日 2013/08/15

ナチス時代の国内亡命者とアルカディアー

抵抗者たちの桃源郷

ナチスによる強制的画一化政策の只中で国内にとどまって抵抗を続けた古典学者、文学者、技術家、音楽家たちの内面にはどのような理想があったのか。古代ローマ詩人が描き出した理想的田園風景がよみがえるなかで生まれたナチスに対する抵抗精神の軌跡を描き出す。

 はじめに アルカディアーと桃花源

序章 アルカディアー景観の中の抵抗精神
 0-1 1930年:ウェルギリウス生誕二千年とナチス党の台頭
 0-2 『牧歌』の中の権力批判
 0-3 精神的抵抗者E・R・クルティウス

第1章 1933年――強制的画一化・国内亡命・アルカディアー
 1-1 ヒトラー政権と強制的画一化の進行
 1-2 国内亡命の発生
 1-3 アルカディアーの「誕生・再生・三生」
 1-4 思想的範疇としての「アルカディアー」

第2章 アルカディアーの三生――古典学者の精神的抵抗
 2-1 アルカディアーのトリゴノス
 2-2 トリゴノスの原型:ロマニストたちの精神的抵抗
 2-3 F・クリンクナーとB・スネル:ロマニストの抵抗

第3章 G・ラートブルフとS・アンドレス――暴君殺害論
 3-1 法哲学者G・ラートブルフ:皇帝殺害を肯定する
 3-2 作家S・アンドレス:エルグレコ恐怖の大審問官を描く
 3-3 精神的抵抗者たち

第4章 H・カロッサ――文学的精神的抵抗の界限
 4-1 H・カロッサ:買収された?
 4-2 カロッサ:アルカディアーへの逃避?
 4-3 精神的抵抗者カロッサ:アルカディアーに立つ

第5章 F・ポルシェ――工学のアルカディアーと技術のユートピア
 5-1 ワイマル期:ヒトラーとの出会い・再会
 5-2 ナチス期:ポルシェ<VW[ファウ・ヴェー]>計画に巻き込まれる
 5-3 ナチス党・親衛隊への登録:ポルシェこれを完全に無視

第6章 W・フルトヴェングラー――芸術至上主義と芸術の政治化
 6-1 フルトヴェングラー:「二重スパイ」?
 6-2 フルトヴェングラーの「芸術至上主義」
 6-3 「芸術のための芸術」と「政治の芸術化」
 6-4 フルトヴェングラーのアルカディアー:歌の共同体

 おわりに
 注

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