本体3,800円+税
ISBN | 9784750338651 |
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判型・ページ数 | 4-6・288ページ |
出版年月日 | 2013/07/30 |
フォーマット | 価格 |
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単行本 | 3,800円+税 |
電子書籍 | 3,040円+税 |
現代アフガニスタン史 (単行本)
国家建設の矛盾と可能性
嶋田 晴行 著
アフガニスタンは元々「国家」としてのまとまりがある領域ではない。ではなぜ欧米や日本は国家建設を支援してきたのか? にもかかわらず、なぜその試みは成功しないのか? 外部の理念と当地の現実の乖離を浮き彫りにし、外部の関わりを本質から問う画期的な著。
序章
はじめに
1 国家そして国家建設とは
2 開発援助――第二次世界大戦後の歴史と思想の変遷
3 アフガニスタンを支援する理由――それぞれの背景と事情
4 本書の構成および各章の概要
第1章 「国家」としてのアフガニスタンの形成――内発性と外部からの要求
はじめに
1 アフガニスタンという「国家」の形成過程とその前提
2 大国(英国とロシア)の影響下での「国家建設」
3 パシュトゥーン人のアフガニスタンと非パシュトゥーン人の視点
4 ソ連への警戒と他国への接近
5 冷戦期のアフガニスタンの価値――米国の無関心から冷戦下の援助競争へ
6 「ヘルマンド開発」に見る米国の支援と失敗
小括
第2章 国家建設に向けての合意と計画――その役割と限界
はじめに
1 ポスト・コンフリクトの国家建設――合意と計画の意義とその問題点
2 国家再建の契機――9・11後の米国による攻撃からタリバーンの撤退まで
3 ボン合意とその問題点――国連と米国の「軽い関与」
4 援助潮流の変遷と「計画」の位置づけ
5 アフガニスタンの国家建設と開発計画――外部からの要請と依存
小括
第3章 国家建設支援と援助の「非」効率性――2001年以降のアフガニスタン支援を例に
はじめに
1 援助としての国家建設――様々な論点
2 アフガニスタン政府の財政と治安維持の外部依存
3 多様な援助と限界――より多く、より広く
小括――効率性向上に起因する「非」効率性
第4章 「国際社会」におけるアフガニスタンと「アフガニスタン問題」――「ミドルパワー」の対アフガニスタン支援を通して
はじめに
1 「ミドルパワー」をめぐる議論
2 カナダに見る外交理念の追求とその代償
3 ドイツとトルコとの関係の歴史――ドイツの関与を中心に
4 トルコ――エスニックな紐帯と東西の「架け橋」としての役割
5 日本と対アフガニスタン支援――米国とアフガニスタンの間で
小括
終章 アフガニスタンへの悲観と希望――歴史の教訓から
注
参考文献
あとがき
索引
はじめに
1 国家そして国家建設とは
2 開発援助――第二次世界大戦後の歴史と思想の変遷
3 アフガニスタンを支援する理由――それぞれの背景と事情
4 本書の構成および各章の概要
第1章 「国家」としてのアフガニスタンの形成――内発性と外部からの要求
はじめに
1 アフガニスタンという「国家」の形成過程とその前提
2 大国(英国とロシア)の影響下での「国家建設」
3 パシュトゥーン人のアフガニスタンと非パシュトゥーン人の視点
4 ソ連への警戒と他国への接近
5 冷戦期のアフガニスタンの価値――米国の無関心から冷戦下の援助競争へ
6 「ヘルマンド開発」に見る米国の支援と失敗
小括
第2章 国家建設に向けての合意と計画――その役割と限界
はじめに
1 ポスト・コンフリクトの国家建設――合意と計画の意義とその問題点
2 国家再建の契機――9・11後の米国による攻撃からタリバーンの撤退まで
3 ボン合意とその問題点――国連と米国の「軽い関与」
4 援助潮流の変遷と「計画」の位置づけ
5 アフガニスタンの国家建設と開発計画――外部からの要請と依存
小括
第3章 国家建設支援と援助の「非」効率性――2001年以降のアフガニスタン支援を例に
はじめに
1 援助としての国家建設――様々な論点
2 アフガニスタン政府の財政と治安維持の外部依存
3 多様な援助と限界――より多く、より広く
小括――効率性向上に起因する「非」効率性
第4章 「国際社会」におけるアフガニスタンと「アフガニスタン問題」――「ミドルパワー」の対アフガニスタン支援を通して
はじめに
1 「ミドルパワー」をめぐる議論
2 カナダに見る外交理念の追求とその代償
3 ドイツとトルコとの関係の歴史――ドイツの関与を中心に
4 トルコ――エスニックな紐帯と東西の「架け橋」としての役割
5 日本と対アフガニスタン支援――米国とアフガニスタンの間で
小括
終章 アフガニスタンへの悲観と希望――歴史の教訓から
注
参考文献
あとがき
索引