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犯罪からの離脱と「人生のやり直し」
本体3,200円+税
ISBN 9784750338460
判型・ページ数 A5・304ページ
出版年月日 2013/07/20

犯罪からの離脱と「人生のやり直し」

元犯罪者のナラティヴから学ぶ

犯罪を続ける人とやめられる人を対象に、犯罪からの離脱とは何かを探求したリヴァプール犯罪離脱研究の成果。離脱の定義から犯罪を繰り返すリスク要因、そして犯罪から離脱している人びとの物語をもとに、いかにして立ち直りを促進するかの方策を提示する。

 日本語版への序文
 監訳者はしがき 犯罪者処遇のポジティブシフト
 目次
 謝辞
 序文

はじめに 「普通の」犯罪者と私たち
 前にある道
 何がわかったのか
 本書の構成
 最後の警告


第Ⅰ部 犯罪からの離脱を解析する

第1章 犯罪からの離脱を定義する
 犯罪からの離脱とは何か
 犯罪からの離脱に関する説明
 実証主義的アプローチを補完するもの:立ち直りの現象学

第2章 リヴァプール離脱研究
 離脱とセルフ・ナラティヴ:その論理的根拠
 離脱の物語を探し出す
 データ収集
 データ分析


第Ⅱ部 レンガの壁についての二つの視点

第3章 標本の予後:悲惨
 弱点1 犯罪を形成する特徴
 弱点2 犯罪の背景要因
 弱点3 犯罪を生み出す環境
 累犯の構造

第4章 非難の脚本を読む
 逸脱へと運命づけられて
 選択の重みからの逃避
 幸福の追求
 犯罪者の賢さ

第5章 やり直す:回復のレトリック
 「本当の私」
 私(I)、自分(Me)、ソレ(It)
 自分の「自己」を回復する
 悲観的楽観主義:「悪から善を」つくる
 自分の目的を見つける
 知恵を取り戻す


第Ⅲ部 応用神話学
  矯正の根本
  維持を支援する

第6章 仕事、生成性、そして再生
 生成的な脚本は、どのように「作用する」か
 自己を原因として経験する
 生成的な手ほどきを制度化する

第7章 罪は我にあり:恥、責任、そして中核自己
 過去の犯罪経歴の説明
 「本物」の犯罪者たち
 罪を憎んで、人を憎まず
 言い訳と私たち

第8章 回復の儀式
 「私(I)」の復活
 燃え尽きるか、燃え上がるか
 回復を認識する
 結語

補遺 方法論に関する追加的ノート
 内容分析の方法論
 サンプリングに関する考慮

 監訳者あとがき 犯罪者の語りを伝える貴重資料
 参考文献
 索引

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