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ひきこもり もう一度、人を好きになる

仙台「わたげ」、あそびとかかわりのエスノグラフィー

仙台で15年以上にわたり「ひきこもり」経験者の支援を行っている「わたげ」(NPO法人と社会福祉法人)を通して、ひきこもりの青年たちが抱える“揺らぎ”や社会の“きつさ”を浮き彫りにする。当事者や家族、支援者たちの語りから見えてくる現実。


 はじめに

第1章 広瀬川の土手を降りて──出会いとわたげ小史
 1 犬も歩けば……
 2 古い民家
 3 フリースペースに踏み込む
 4 少し拍子抜けする
 5 メディアとわたげ
 6 「ひきこもり」らしさに抗して
 7 わたげ小史

第2章 ある日の浜辺から──共にあることの安心
 1 波打ち際の光景から
 2 メンバーの急増期
 3 ある日の流れ
 4 人といて安心であるということ

第3章 ときには渦巻くように──フリースペースという場
 1 フリースペースとは?
 2 静かだったり、うるさかったり(フリースペースの日常)
 3 「おれはそんなんじゃない」(支援に繋がるということ)
 4 タイミングよくポンと誘う(スタッフの関わり方)
 5 たわいもない話から人生談義(?)まで(メンバーの間で)
 6 妙に真剣である(フットサルにみるもの)
 7 お楽しみクラブのような(様々な屋外活動とその意図)
 8 「大事な話なのか?」(個別的な相談に応える)

第4章 そこでは何が生じているのか?──フリースペースの意味論
 1 遊びなさいって……!?(怒)
 2 たわいもない会話から
 3 名前が呼ばれること
 4 笑ったり叫んだり
 5 今の自分を受け入れる
 6 生きていくという感覚

第5章 わたげ「半外地」?──学習支援という存在
 1 なにが「訓練」になっているのか?
 2 学習支援の流れと概要
 3 私の授業体験
 4 続けられるために
 5 「社会のルール」をめぐって
 6 「半分外部」という位置取り
 7 「世の中科」とは
 8 学習支援の「強み」

第6章 スモールステップ&フォローアップ──地域における就労支援
 1 就労支援メニューとその経緯
 2 ハードルの低い作業から
 3 地域と繋がる
 4 より困難な仕事と後方支援
 5 就労体験を通して
 6 就労支援のこれまでとこれから

第7章 「土台」を考える──〈あそび〉と〈かかわり〉
 1 「働く」ための諸々の条件
 2 技としての〈あそび〉
 3 〈あそび〉というバックボーン
 4 〈かかわり〉を考える
 5 人と向き合って生きること

第8章 「決して諦めない」ために──秋田流・家族支援
 1 「勉強会」の風景
 2 一つの支援理論
 3 安心という「ガソリン」を溜める
 4 変化のための構えと工夫
 5 「秋田理論」とは

第9章 「ひきこもり 縁なき親を 引き合わす」──ある家族の経験と訪問支援
 1 支援に近づくものの……
 2 転機としてのサポーター養成講座
 3 訪問支援と「ケロケロ会」
 4 父親の「変身」
 5 家庭内の変化、そして本人の変化
 6 訪問支援について
 7 「家族」をめぐる問い

第10章 繋ぎつつ、トータルに見る──障碍、そして精神医療との関わり
 1 島根君のこと
 2 多様性あるいは混在性
 3 福祉会について
 4 ある恐れに配慮する
 5 医療との連携
 6 「トータルに見る」ことへの志向性

 おわりに

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