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紛争と国家建設
本体4,200円+税
ISBN 9784750337760
判型・ページ数 A5・304ページ
出版年月日 2013/03/20

紛争と国家建設

戦後イラクの再建をめぐるポリティクス

イラク戦争後のイラクで政治対立が継続しているのはなぜか、国家建設が進展しないのはなぜか。本書は「アクター間の関係性」に着目してこれらの要因を探り、戦後イラクの紛争と国家建設、そしてそれをめぐるポリティクスを実証的かつ多角的に描き出す。

 図表一覧

序章 イラクにおける紛争と国家建設
 一.本書の目的
 二.国家建設とそのディレンマ
 三.戦後イラクにおける国家建設への視座
 四.本書の構成

第一章 イラク戦争と戦後政治プロセス
 はじめに
 一.占領統治期
 二.移行期政権─アッラーウィー政権とジャアファリー政権
 三.第一回国民議会選挙と内戦の勃発
 四.第一次マーリキー政権(二〇〇六年五月~二〇一〇年三月)
 五.第二次マーリキー政権(二〇一〇年一一月~二〇一二年六月)
 小括

第二章 民主化を主導する──シーア派宗教界の台頭──
 はじめに
 一.社会は生きていた──戦後の「原子化された社会」
 二.スィースターニーとイラクの民主化
 三.選挙と「イスラーム化」する社会
 四.連携するシーア派宗教界とイスラーム主義政党
 小括

第三章 政党を作る──合従連衡のポリティクス──
 はじめに
 一.「社会なき政党」と「政党なき社会」
 二.政党連合形成の制度的インセンティヴ
 三.「与党」の政策
 四.「野党」の戦略
 五.合従連衡と宗派主義の回避
 小括

第四章 代表を選出する──選挙のポリティクス──
 はじめに
 一.「政治的宗派主義」の勃興──制憲議会選挙(二〇〇五年一月)
 二.「政治的宗派主義」の拡大──第一回国民議会選挙(二〇〇五年一二月)
 三.イラク・ナショナリズムの勝利──第二回地方県議会選挙(二〇〇九年一月)
 四.票の分散と権力分有体制の構築──第二回国民議会選挙(二〇一〇年三月)
 小括

第五章 治安を回復する──部族のポリティクス──
 はじめに
 一.国軍・治安機関の再建とその蹉跌
 二.内戦と集権的治安管理体制の崩壊
 三.部族による覚醒評議会の形成
 四.政治参加と暴力装置の関係という問題
 小括

第六章 財政を運営する──利権配分のポリティクス──
 はじめに
 一.米国の新自由主義経済政策とその蹉跌
 二.新自由主義から利権配分型経済政策へ
 三.中央政府は経済政策をコントロールできるのか
 四.再配分のポリティクス──「二重の競合的パトロン・クライエント」構造の出現
 小括

終章 紛争と国家建設の諸相
 一.国家建設の蹉跌
 二.紛争と国家建設
 三.進展する政治制度構築
 四.ネーション・ビルディングという課題


 あとがき

 参照文献
 索引

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