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都市空間に潜む排除と反抗の力
本体2,400円+税
ISBN 9784750337623
判型・ページ数 4-6・212ページ
出版年月日 2013/03/01

都市空間に潜む排除と反抗の力

1990年代以降の政治経済や社会の変化は、人々の生活条件・労働条件を悪化させてきた。その中で都市空間は支配的影響を及ぼすとともに、反抗の力をも埋め込んできた。空間に潜む重層的なダイナミクスを読み解く試み。

序章 都市空間に潜む排除と反抗の力(町村敬志)

第1章 建造環境で他者化される住宅危機――都市の自然をめぐる労働と管理と夢(林真人)
 1 資本主義下の住宅危機、建造環境の自然、他者化
 2 ホームレスの人びとの生活と空間管理――A市の事例研究Ⅰ
 3 野宿者の仕事と空間管理――A市の事例研究Ⅱ
 4 都市空間の変遷とホームレス問題――時期区分
 5 「第二の自然」に見る夢

第2章 「不法占拠地域」における在日朝鮮人の記憶と集合性――地域と住民という結節点(山本崇記)
 1 居心地の悪さ
 2 東九条と40番地――「不法占拠地域」の形成小史
 3 「0番地」なるもの
 4 行政的介入と住民運動の力学
 5 社会学から記憶を掬い出すために

第3章 曖昧化する労働と排除――生活世界としてのローカルな空間(山根清宏)
 はじめに
 1 隠蔽された「社会の内部」と曖昧領域
 2 雇用の外部化――事業主でもなく労働者でもなく
 3 ローカルな空間――労働空間への埋め込みと排除への適応

第4章 都市型サービス産業の労働現場――民間施設に従事する若年専門技術者の事例(田中研之輔)
 1 都市型サービス産業と若年不安定就労
 2 サービス産業現場に関する労働社会学
 3 対象施設の概要と調査手法・期間
 4 労働の実態
 5 流動市場における若年専門技術者の非流動性

第5章 分断される郊外――場の解体と強制されたフレキシビリティ(森千香子)
 はじめに
 1 先進国におけると郊外と貧困マイノリティ層の滞留
 2 日本の郊外変容――均質性の虚構と外国人という視座の不在
 3 団地における負のスパイラル
 4 強制されたフレキシビリティ――移動を余儀なくされる人々
 5 未来の実験室としての郊外

第6章 ユニオン・アクティヴィズムの居場所――西新宿・雑居ビルにおける労働/生存運動拠点空間の形成と存立(岩舘豊)
 1 市民社会組織の事務所空間へ/から――社会運動と空間をめぐる一視角
 2 拠点空間の形成過程
 3 拠点空間の存立――事務所共有の論理と動態
 4 ユニオン・アクティヴィズムの居場所――まとめにかえて

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