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子どものための親子論
本体1,600円+税
ISBN 9784750337593
判型・ページ数 4-6・216ページ
出版年月日 2013/02/25

子どものための親子論

〈親子になる〉という視点

里親・里子が親子になっていくプロセスを明らかにしつつ、実の親子でもしあせな関係を築いていくために、親子になるという視点で子どもとの関わり方をとらえ直すことの重要性を示す。長年、児童養護施設の職員や里親たちと交流し、養育について深く考えてきた著者ならではの新鮮な親子論。

 はじめに

第1章 〈親子になる〉こと
 親子は〈なる〉もの?
 ほかのだれでもなく、あなたがよかった
 「まるごとあなたを好き」と伝える
 お母さん、「いまのぼくではダメなの?」
 自分を無条件で差し出せますか?
 わたしのために、わたしが望んで、この子を育てたい
 受けとめられない養親の胸のうち
 子どもが思いどおりにならない!

第2章 母を求めて、母を得る――子どもの試し行動
 どこまで本気でぼくを受けとめてくれるの?
 この子のわがまま、どこまでやれば気がすむの?
 だれでも最初は見せかけの「いい子」
 なぜ見せかけの「いい子」を見せるの?

第3章 生まれ直し、育ち直し
 はじめての受けとめられ体験
 ぼくだけのおっぱいがほしい!
 「試すこと」よりもっと切実なこと
 どうしても、何としても受けとめてほしい!
 いつまで試せば気がすむの?

第4章 子どもが伝えるイノセンス
 受けとめ手がいなければ子どもは育たない
 なぜ子どもは受けとめ手を求めるの?
 「抱っこ」をせがむ
 イノセンス――子どもはなにも選んでいない
 イノセンス――そのままでは自分ひとりでになえない
 イノセンス――どうしたら自分でになえるの?
 イノセンス――だれがぼくを受けとめてくれるの?
 イノセンス――どうしても「抱っこ」してほしいの
 イノセンス――どうしてもそばにいてほしいの

第5章 「ママ」と呼ばれて「ママ」になる
 ママ、わたしの名前を呼んで
 「ママ」と呼びたい
 自分の中に「ママ」がいる
 「ママ」と呼んだら、「はい」と応えてほしい
 何度でも、いつでも「はい」と応えて
 ほんとうの「ママ」じゃないけれど
 わたしだけのママでいて
 「大きくなっても、ずーっと抱っこするよ」

第6章 わたしだけを受けとめて
 「光の子どもの家」のこと
 子どもへのまなざしがないところで子どもは育たない
 血のつながりがなければほんとうの家族になれない?
 「血は水よりも濃い」
 身のおきどころがない
 来てほしいのは、ほんとうはお母さん
 どうしても埋まらないむなしい思い
 むなしさに気づくことは幸せですか?

第7章 星の王子さま
 いちばん大切なものは目に見えない
 「とても幸せな人」ってどんな人?
 「ひまつぶし」って何すること?
 友だちをもつための方法
 見えないものを見る心
 どうしても、心ゆくまで楽しめない心
 「どうせいらないし」という言葉とともに
 ほんとうにほしいものは、けっして手に入らない

第8章 〈親子になる〉ことがむずかしいわけ
 待てないのは親のほう
 子どもの乱暴な行動は生まれついたもの?
 養子だからうまくいかないの?
 子どもを「よくしたい」という親の態度
 その子はその子のいのちを生きるしかない
 まずは、まるごと、十分に受けとめた?
 お母さん、どうしておっぱいを引っ込めちゃうの?

第9章 やすらぎから遠い子どもたち
 子どもがいるから母になる
 子どもと仲がよくないお母さん
 お母さんがいるのに、いない
 おっぱいがほしいとき、いつでもそこにいてほしい
 赤ちゃんは生まれたときから「ひとりの人」
 子どももまた母を受けとめる
 やすらぎは、受けとめることでしか得られない
 自分だけのものになってくれる人がほしい
 ようやく出会えた、わたしだけの受けとめ手

補章 原初(はじまり)の母性をめぐって
 二つの養育のありかた
 間の外に橋を架ける
 自己を差し出しつつ、居続ける
 母性は本能ではない
 原初の母性ってなあに?
 「没頭」には条件がいる
 「よるべなき」子どもたち

新版 おわりに

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