本体4,800円+税
ISBN | 9784750337524 |
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判型・ページ数 | A5・324ページ |
出版年月日 | 2013/01/30 |
ドイツ児童書の社会史
ほらばなしはいかにして啓蒙の時代を生き延びたか
佐藤 茂樹 著
親族と寝食を共にする徒弟を含んだ大家族の時代から父母を中心にした職住分離の小家族時代へ。18~19世紀にドイツ社会が大きく変化するなかで子どもたちに提供される読み物も独自の世界を作り出した。子どもの本は、啓蒙の時代を経てどう変わっていったのか。
プロローグ 児童文学の社会史に寄せて――ヨーアヒム・ハインリヒ・カンペ『ロビンソン・ジュニア』の例から
第一部 〈父〉たちの児童書
第一章 ほらばなしはいかにして啓蒙の時代を生き延びたか――ヨーハン・ゴットリープ・シュンメル「抵当遊び」から
第二章 『かにの本』再考
第三章 遅れてきた啓蒙児童誌――エンゲルハルトとメルケルの『新児童の友』
第二部 メルヘンとそのコンテクスト
第四章 オーストリア最初のメルヘン集まで
第五章 フリードリヒ・ド・ラ・モット・フケーの『ウンディーネ』を読む
第六章 再話とそのコンテクスト――いかにして生産的な読書のコンテクストを構成するか
第七章 続呪的逃走――シュラーヴェ郡クヴァチョフの事例から逸脱を考える
第三部 もうひとりのグリム
第八章 グリム対グリムス
第九章 オランダ語版選集に紛れ込んだもうひとりのグリム――『ヴァイオリンを抱えた小男フリーダーの愉快な話』
第十章 メルヘンの提供メディアと受容の方向性をめぐって――「グリム以前」はどこで終わるか
第四部 十八世紀ドイツの子どもの本
第一話 ヨーハン・ゴットリープ・シュンメル『子どもの遊びと会話』
第二話 ヨーアヒム・ハインリヒ・カンペ『ロビンソン・ジュニア』
第三話 エアフルト版『子どものメルヘン集』
第四話 エンゲルハルトとメルケル編『新児童の友』
第五話 クリスティアン・ゴットヒルフ・ザルツマン『かにの本』
付録1 呪的逃走 AT313、314を中心としたデータベース化の試み
付録2 『新児童の友』総目次(1799年版のテクストに基づく)
付録3 児童書刊行年表
付録4 エアフルト版『子どものメルヘン集』(1787)
引用文献および略号一覧
第一部 〈父〉たちの児童書
第一章 ほらばなしはいかにして啓蒙の時代を生き延びたか――ヨーハン・ゴットリープ・シュンメル「抵当遊び」から
第二章 『かにの本』再考
第三章 遅れてきた啓蒙児童誌――エンゲルハルトとメルケルの『新児童の友』
第二部 メルヘンとそのコンテクスト
第四章 オーストリア最初のメルヘン集まで
第五章 フリードリヒ・ド・ラ・モット・フケーの『ウンディーネ』を読む
第六章 再話とそのコンテクスト――いかにして生産的な読書のコンテクストを構成するか
第七章 続呪的逃走――シュラーヴェ郡クヴァチョフの事例から逸脱を考える
第三部 もうひとりのグリム
第八章 グリム対グリムス
第九章 オランダ語版選集に紛れ込んだもうひとりのグリム――『ヴァイオリンを抱えた小男フリーダーの愉快な話』
第十章 メルヘンの提供メディアと受容の方向性をめぐって――「グリム以前」はどこで終わるか
第四部 十八世紀ドイツの子どもの本
第一話 ヨーハン・ゴットリープ・シュンメル『子どもの遊びと会話』
第二話 ヨーアヒム・ハインリヒ・カンペ『ロビンソン・ジュニア』
第三話 エアフルト版『子どものメルヘン集』
第四話 エンゲルハルトとメルケル編『新児童の友』
第五話 クリスティアン・ゴットヒルフ・ザルツマン『かにの本』
付録1 呪的逃走 AT313、314を中心としたデータベース化の試み
付録2 『新児童の友』総目次(1799年版のテクストに基づく)
付録3 児童書刊行年表
付録4 エアフルト版『子どものメルヘン集』(1787)
引用文献および略号一覧