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福島原発と被曝労働
本体2,300円+税
ISBN 9784750337517
判型・ページ数 4-6・264ページ
出版年月日 2013/01/30

福島原発と被曝労働

隠された労働現場、過去から未来への警告

原発稼働からこれまで多数の労働者が被曝の後遺症に苦しみ、命を失った者もいるが、労災認定された者はわずかしかいない。今後、福島原発事故収束のために多数の労働者が働かざるをえないが、彼らの健康を守るにはどうすればよいのか。労災認定の支援に取り組んできた著者たちが労働現場の実態を明らかにし、必要とされる対策を提言する。

 まえがき


第1部 福島の今

第1章 未曾有の原発震災(3・11)に直面して
 数字に現れない多数の犠牲
 行政と東電に重い責任
 合理化がもたらした人災

第2章 緊急時被曝労働者の今
 緊急時(2011年3月11日以降)労働者の高線量被曝
 高線量被曝を容認した東電と政府
 放射線被曝が避けられない原発内労働
 被曝労働者の「安全と健康管理」は守られてきたのか


第2部 原発下請け労働者はどのように働いてきたのか

第3章 1980年代半ばまでの福島下請け労働者
 1 福島原発下請け労働者の実態
 2 長尾光明さん(多発性骨髄腫)労災認定までの経過
 3 長尾光明さんが語る原発内被曝労働の実態

第4章 1980年代後半以降の専門技能下請け労働者の実態
 1 福島原発の老朽化に伴う合理化で苦しむ労働者
 2 喜友名正さん(悪性リンパ腫)労災認定までの経過
 3 長尾・喜友名両氏の労災認定から見えてきたこと


第3部 被曝労働者の健康を守るために

第5章 低線量被曝の危険を暴く原発労働者の国際的な疫学調査

第6章 すべての原発被曝労働者、緊急時被曝労働者の救済への課題
 1 原発被曝労働者の労災認定の拡大と「健康管理手帳」の交付を
 2 福島事故被曝労働者すべてに国の責任による救済を


 あとがきにかえて
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抑圧のアルゴリズム
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被災地のジャーナリズム
 

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