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「往還する人々」の教育戦略
本体3,000円+税
ISBN 9784750337463
判型・ページ数 A5・352ページ
出版年月日 2013/01/31

「往還する人々」の教育戦略

グローバル社会を生きる家族と公教育の課題

世界の複数地点に生活拠点を持ち、身体的・精神的に移動を繰り返す「往還する人々」。「中国・韓国」「ブラジル」「国際結婚」3グループによる豊富な事例研究をもとに、国境を超えて生きる「往還する人々」の多彩な教育戦略、日本の公教育再編の展望を示す。

 序章 往還する人々の教育戦略

第1章 中華系・コリア系エスニック・スクールを選んだ保護者の教育戦略
 第1節 アジア系エスニック・スクールの保護者に注目することの意味
 第2節 中華学校を選択した華僑保護者の教育戦略
 第3節 韓国系民族学校を選択した在日コリアン保護者の教育戦略
 第4節 コリア系新設校を選択した在日コリアン保護者の教育戦略
 第5節 エスニック・スクールを選択したニューカマー保護者の教育戦略
 第6節 中華学校を選択した日本人保護者の教育戦略
 第7節 エスニック・スクールの可能性――多様な保護者を惹きつける多様な教育機能

第2章 国際結婚家庭の教育戦略
 第1節 国際結婚家庭とその子どもの現状と課題
 第2節 日本の学校に通わせる国際結婚家庭
 第3節 インターナショナル・スクールに通わせる国際結婚家庭
 第4節 複数の学校システムを利用する子どもとその家庭
 第5節 スイスの学校と日本語補習校に通わせる国際結婚家庭
 第6節 国際結婚家庭の教育戦略

第3章 トランスマイグラントとしての日系ブラジル人――ブラジルに戻った人びとの教育戦略に着目して
 第1節 はじめに
 第2節 ブラジルへ帰国した家庭にみる教育戦略
 第3節 帰国した子どもたちとその後の生活
 第4節 まとめ――定住移民から往還移民へ

終章 3つの事例研究から見えてきたこと
 第1節 はじめに
 第2節 数字でみる「外国にルーツをもつ子どもたち」――2012年から眺める「これまで」と「これから」
 第3節 「文化」継承のための親の戦略における言語の意義
 第4節 移動する子どもにおうじた学校教育のために
 第5節 「往還」という視点がもたらすもの

 引用・参考文献
 あとがき
 編著者略歴・著者略歴

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