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ケニアの教育と開発
本体4,800円+税
ISBN 9784750337081
判型・ページ数 A5・288ページ
出版年月日 2012/12/12

ケニアの教育と開発

アフリカ教育研究のダイナミズム

「伝統的社会での近代的な学校教育との関係」「子どもの目線からの学校の意味や価値」「学校を包含する地域の視点から学校や教師の役割」について、直接フィールドでの調査をベースに論じたケニアの教育分析。人びとの学校教育への期待が感じられる。

 まえがき

第1部 伝統的社会と学校

第1章 伝統的社会における近代教育の意味――マサイの学校調査から(内海成治)
第2章 遊牧民の生活と学校教育――ケニア中北部・サンブルの事例(湖中真哉)
第3章 伝統的慣習に向き合う少女と学校の関わり――彼女たちの就学を支えるもの(澤村信英)
第4章 近代教育形成における伝統文化の位置づけ――ポストコロニアル時代の批判的検討(前田美子)


第2部 子どもの生活世界と学校

第5章 小学校の文化的特性――生徒・教師間のダイナミクスに注目して(伊藤瑞規)
第6章 社会変容と就学前教育の課題――ラム島における調査から(中川真帆)
第7章 中等教育授業料撤廃と小学校修了者の反応――マクエニ県での追跡調査から(大塲麻代)
第8章 算数指導における発問の特徴――教師用指導書の分析から(松永彩)
第9章 子どもの就学・労働と自尊心――ナイロビの小学校8年生の事例から(櫻井里穂)


第3部 地域コミュニティと学校

第10章 小学校女性教師によるコミュニティ開発――その役割と可能性(高柳妙子)
第11章 初等教育の量的拡大と地域の視点――ムインギ東県での教室建設の事例から(景平義文)
第12章 初等教育における学業成績を規定する要因――SACMEQの分析から(島田健太郎)
第13章 EFA達成をめぐる国際援助の動向と課題――マクロの視点とミクロの実態の乖離(西村幹子)

 初出一覧
 あとがき

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