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心の病へのまなざしとスティグマ
本体2,800円+税
ISBN 9784750336886
判型・ページ数 A5・260ページ
出版年月日 2012/10/29

心の病へのまなざしとスティグマ

全国意識調査

人々は、どのように心の病を理解し、心の病をもつ人々を認識しているのだろうか。想定事例(ビニエット)を用いた全国意識調査の結果をもとに、現代日本における心の病に対する一般住民の理解の仕方・受け止め方の実態を、統計的手法を用いて多角的に分析する。

『心の病へのまなざしとスティグマ』リーフレット 【PDF:1.0MB】

第I部 現代社会と心の病をもつ人

第1章 日本における心の病をもつ人への処遇――これまでの歴史と現状、近年の動向
 1 わが国における心の病に対する対応
 2 心の病をもつ人に対する意識に関する先行研究
 3 本調査の目的と意義

第2章 本調査の概要と回答者の基本属性
 1 調査の概要
 2 調査方法
 3 回答者の基本属性と本調査回答者の特徴
 4 回答者からの自由記述


第II部 心の病に対する認識と意味づけ

第3章 「どうして心の病にかかるのか?」の認識
 1 「Aさんの状態はどのような病気なのか?」についての認識
 2 病名の推定
 3 Aさんの症状が起こった原因は何か(原因帰属)
 4 原因帰属と「精神的な病気」認識や医学的定義と一致する病名推定との関連性
 5 まとめ

第4章 「心の病は治る?」の認識
 1 はじめに
 2 心の病は治る?
 3 よくなるかどうかに対する認識と関連する要因
 4 まとめ

第5章 「自己管理できる人なのか?」の認識
 1 自己管理できる人なのか?
 2 自分が治療を受けるべきかどうかの判断に対する認識
 3 お金を管理する能力
 4 米国との比較
 5 まとめ

第6章 「危ない人なのか?」の認識
 1 心の病の「深刻さ」の二面性:ラベリングとニーズの認識
 2 深刻さの認識
 3 自傷他害行為の認識
 4 まとめ

第7章 「どこまで付き合うか?」の意識
 1 「社会関係のとり方」とは
 2 どのような状況でAさんは受け入れられやすいのか
 3 どのような事例が受け入れられにくいのか
 4 どのような人に受け入れられにくいのか
 5 Aさんのような状態にある人に対する考え方:「心の病」観
 6 「心の病」観に影響を与えるものは何か
 7 まとめ

第8章 「どこに助けを求めればいいのか?」の意識
 1 「どこに助けを求めるか」についての社会・文化規範
 2 誰から援助を得るのが重要か?
 3 実際にはどのように対処するべきか?
 4 医療的援助を受けることに関する法的強制について
 5 まとめ

第9章 「行政はどこまで支援すべきか?」の意識
 1 行政の責任についての意識
 2 行政の援助を受けることへの不名誉感
 3 米国との比較
 4 まとめ

第10章 身近にいると心の病をもつ人への意識は違ってくるのか
 1 公共の場で見かける頻度
 2 公共の場で見かけたとき、どのくらい怖いと感じるか
 3 公共の場で見かけたとき、どのくらい思いやりを感じるか
 4 「見かける頻度」と「怖さの程度」の関係
 5 「公共の場で見かけたときの怖さ」の程度に関連する要因
 6 「公共の場で見かけたときの思いやり」に影響する接触体験
 7 まとめ


第III部 結論と考察

第11章 この調査で明らかになったこと
 1 スティグマとまなざし
 2 ビニエット調査の結果
 3 心の病へのまなざしの諸相

第12章 心の病をもつ人と社会がどう向き合えばよいのか
 1 はじめに
 2 理解不足とキャンペーン――うつ病と統合失調症
 3 回復可能な病――医療関係者と「私たち」の役割
 4 精神保健福祉関係者に対して
 5 当事者家族の役割
 6 ヘルスプロモーション
 7 日本学術会議の提言
 8 海外での取り組みより
 9 最後に――私たちと当事者

 付録1 統計用語のやさしい解説
  1 「統計的に有意」とは?
  2 基本的統計用語
  3 分析・検定について

 付録2 心と体の問題と暮らしやすさについての調査 質問票

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