ホーム > 現代ロシアを知るための60章【第2版】
立ち読み
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本体2,000円+税
ISBN 9784750336794
判型・ページ数 4-6・364ページ
出版年月日 2012/10/20
フォーマット 価格
単行本 2,000円+税
電子書籍 1,600円+税

現代ロシアを知るための60章【第2版】 (単行本)

隣国ロシアではふたたびプーチンが大統領の座についた。今後最長で12年間、最高権力者としてロシアに君臨するかもしれない。ロシアはどのように変化していくのか。本書はもうひとつの大国の今を現地でロシアと対した専門家が明らかにしていく。

 

【執筆者一覧】

朝妻 幸雄(あさづま・ゆきお)元丸紅株式会社モスクワ支店長、CIS総代表。元日本センター所長(モスクワ、サンクトペテルブルク)
安達 紀子(あだち・のりこ)早稲田大学、立教大学兼任講師、ロシア文学・演劇専攻
新井 洋史(あらい・ひろふみ)環日本海経済研究所主任研究員
井桁 貞義(いげた・さだよし)早稲田大学教授、ロシア近代文学・ロシア現代文化専攻
石川 一洋(いしかわ・いちよう)日本放送協会解説委員
石郷岡 建(いしごおか・けん)日本大学総合科学研究所教授、前毎日新聞モスクワ支局長
井上 まどか(いのうえ・まどか)清泉女子大学講師、近現代ロシア宗教史専攻
内田 健二(うちだ・けんじ)大東文化大学教授、ソ連政治史専攻
江沢 和弘(えざわ・かずひろ)共同通信社元モスクワ特派員
大野 正美(おおの・まさみ)朝日新聞機動特派員、前モスクワ支局長、旧ソ連・東欧専攻
小田 健(おだ・たけし)国際教養大学客員教授
片桐 俊浩(かたぎり・としひろ)日露青年交流センター・フェロー
金平 茂紀(かねひら・しげのり)TBSテレビ執行役員兼「報道特集」キャスター
黒金 唐太(くろがね・とうた)ロシアウォッチャー
桜井 厚二(さくらい・こうじ)早稲田大学、専修大学非常勤講師
佐藤 経明(さとう・つねあき)日本大学名誉教授
コンスタンチン・O・サルキソフ ロシア科学アカデミー東洋学研究所主幹研究員兼所長特別顧問、前山梨学院大学教授、法政大学前教授
塩原 俊彦(しおばら・としひこ)高知大学准教授、ロシア経済専攻
島田 博(しまだ・ひろし)朝日新聞記者
下斗米 伸夫(しもとまい・のぶお)法政大学教授、比較政治論専攻
杉浦 かおり(すぎうら・かおり)早稲田大学非常勤講師、映画評論
杉本 侃(すぎもと・ただし)欧亜総合研究所代表、環日本海経済研究所副所長
副島 英樹(そえじま・ひでき)朝日新聞モスクワ特派員
武田 善憲(たけだ・よしのり)外務省(現財務省出向)
東郷 和彦(とうごう・かずひこ)京都産業大学世界問題研究所長
富田 武(とみた・たけし)成蹊大学教授
中野 理惠(なかの・りえ)パンドラ代表
中村 裕(なかむら・ひろし)秋田大学教授、ロシア政治専攻
名越 健郎(なごし・けんろう)拓殖大学教授
西村 陽一(にしむら・よういち)朝日新聞グローブ編集長
野部 公一(のべ・こういち)専修大学教授、ソ連・CIS諸国現代史専攻
花田 智之(はなだ・ともゆき)防衛省防衛研究所戦史研究センター教官
羽場 久美子(はば・くみこ)青山学院大学教授、国際政治史・地域統合・ナショナリズム・冷戦研究専攻
馬場 朝子(ばば・ともこ)元日本放送協会ディレクター
林 裕明(はやし・ひろあき)島根県立大学准教授、ソ連・ロシア経済論、比較経済システム論専攻
東 佐智子(ひがし・さちこ)ソプラノ歌手、ジャーナリスト、「ロシースカヤ・ガゼータ」紙日本語版『ロシアNOW』web編集員。2012年4月よりベルリン在住
廣瀬 陽子(ひろせ・ようこ)慶應義塾大学総合政策学部准教授
法木 綾子(ほうき・あやこ)神田外語大学、東京海洋大学非常勤講師、ロシア文学専攻

 まえがき【初版】
 『現代ロシアを知るための60章【第2版】』のまえがき

 序章 ロシアとは何か――ユーラシアの大国


Ⅰ ロシア政治の現在

第1章 プーチン、ふたたび――長期政権か、それとも?
第2章 ウラジーミル・プーチン――二つの顔を持つ大統領
第3章 タンデム――国家発展のための協働関係
 【コラム1】肉体派政治家プーチン氏
第4章 ソ連という遺産(1)――その成立
第5章 ソ連という遺産(2)――その崩壊
第6章 ペレストロイカが開いた「パンドラの箱」――ソ連からロシアへ(1)
第7章 ゴルバチョフとエリツィン――積み残された「共同事業」
第8章 体制転換と「帝国」の解体――ソ連からロシアへ(2)
 【コラム2】イデオロギー終焉後の世界にて――ソ連崩壊から20年余を経て
第9章 いくつかの比較――「時代の空気」とは


Ⅱ 政治の大変動

第10章 連邦国家ロシア――単一国家化か、分解か?
第11章 古くて新しい民族問題――新生ロシアの根幹を揺さぶる
第12章 民族問題とロシア政治――最重視される「領土的一体性」の保障
第13章 ロシア帝国と北コーカサス――チェチェン紛争の歴史的底流
第14章 政治制度――大統領と政府
第15章 議会――弱まる権限
第16章 国家治安機関・FSB――プーチン政権を支える屋台骨
第17章 軍の「現代化」急ぐロシア――冷戦引きずる欧米とは溝
第18章 政権党――ロシアの政党(1)
第19章 民主派勢力――ロシアの政党(2)
第20章 ロシアの共産党――ロシアの政党(3)
第21章 現代のモスクワ――拡大を続ける巨大都市


Ⅲ 経済の大改造

第22章 資源依存で安定成長のロシア経済――WTO加盟で世界経済の一翼を担う
第23章 GDPで世界5位入りを目指す――経済の近代化とイノベーション
第24章 エネルギー資源大国の実像――経済発展と経済外交の源泉
第25章 ハイテク国家を目指す――ロシア版シリコンバレーも建設中
第26章 生産回復に転じたロシア農業――「未来の農業大国」の抱える課題
第27章 オリガルヒ――政権と癒着する新興財閥
第28章 ロシアの国防産業――海外との連携を模索
第29章 貿易も資源依存型――外国投資受入も順調に増大
第30章 拡大基調の日本とロシアの貿易・投資協力――極東重視の日本の対ロ投資
第31章 現地で見たロシア金融危機の流れ――リーマンショックに翻弄されたロシア経済


Ⅳ 社会と文化の変容

第32章 歯止めかからぬ人口減――経済混乱で不健康化も深刻
第33章 階層分化、中間層の動態――構成や価値観に見る独自な中間層
第34章 労働のあり方とモチベーション――ロシア型労働市場調整の長所と短所
第35章 今日のロシア人と宗教――多民族統治と宗教
第36章 ロシア人のお祭り好きと愛国心――ロシア人にとっての愛国心とは何か
第37章 プーチン時代のテレビ事情――政権補完し、市民離れも
第38章 インターネット文化は花盛り――自由な表現への渇望
第39章 映画は世につれ――ロシア人が見たい、見せたい、見たくないロシア
 【コラム3】アレクサンドル・ソクーロフ――ロシア映画の正統な継承者
第40章 新たな苦境に立たされるサンクトペテルブルク・オペラ界――マリインスキー劇場の栄枯盛衰に見るロシア精神文化の変容
第41章 ロシア演劇の今――時代の変化と演劇の変容
第42章 現代ロシア文学――いま再び銀の時代
第43章 社会の断面を描く推理小説――犯罪・汚職の実態を反映
 【コラム4】ロシアの自由


Ⅴ 大国ロシア、隣国ロシア

第44章 東を向く外交――実利と大国志向のあいだで揺れる
第45章 ロシアとヨーロッパ――EC/EU・NATOの東方拡大
第46章 米ロ関係と核問題――新START後の課題
第47章 軍縮――ロシア流安全保障を裏から支える一手段
第48章 ロシアから見た南コーカサス――ザカフカスから南コーカサスへ
第49章 ロシアとCIS諸国――統合と分離のあいだで
第50章 ロシアのアジア外交――アジア人になるのは容易でない
第51章 ロシア極東地域――袋小路に入り込んだ潜在力
第52章 ロシアと北朝鮮――韓国とのバランスに腐心
第53章 中露関係――上下関係が逆転する
第54章 ロシアから見た日本――イメージ・ギャップの克服
第55章 日本から見たロシア――対立者から文化の共有者へ
第56章 北方領土の現状と課題――ロシア元首の国後訪問で新局面
第57章 日ロ関係と北方領土――交渉敗北から問題解決へ
第58章 柔道着に秘めたプーチンの素顔――ロシアは世界一の柔道大国
第59章 忘れ去られたサハリン残留邦人――冷戦の残滓をひきずる人たち
第60章 シベリア抑留を語り継ごう――特措法後の課題


 あとがきに換えて――東北地方の田園から覗くロシア
 現代ロシアを知るためのブックガイド
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