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東日本大震災 教職員が語る子ども・いのち・未来
本体2,200円+税
ISBN 9784750336817
判型・ページ数 4-6・592ページ
出版年月日 2012/10/12

東日本大震災 教職員が語る子ども・いのち・未来

あの日、学校はどう判断し、行動したか

東日本大震災で230人以上の児童・生徒・教職員の死者・行方不明者を出した宮城県。学校で被災した教職員はどのように子どもたちの命を守ろうとしたのか。子どもや保護者、地域住民の避難の様子から避難所運営まで、当日から始まる苦闘の日々をつづる。

 希望としての子どもたち、そして教職員――『東日本大震災 教職員が語る子ども・いのち・未来』の刊行にあたって(高橋達郎:宮城県教職員組合執行委員長)

第1章 子どもたちとあの日
 東日本大震災大津波の記録(中寛:亘理 前荒浜小学校)
 3月11日 津波から避難(佐藤直樹:名取 下増田小学校)
 あの日おこったこと(庄司順子:岩沼 玉浦小学校)
 あの日、星が私たちを見ていた(土屋聡:涌谷 月将館小学校)
 学校の周りすべてが海に!(藤原聡:多賀城 多賀城八幡小学校)
 学級だより「南郷小 三の一」(木下文彦:美里 南郷小学校)
 学級だより「ぐうちょきぱあ」(木下まり子:美里 不動堂小学校)
 みんな必死だった(石森知子:石巻 前渡波小学校)
 あの日から(三戸部えみ子:仙台 南光台東小学校)
 原則とその場の判断(菅田清:仙台 六郷小学校)
 それぞれの3・11(高橋俊明、南豊、本多由美子、橋本とも:名取 増田西小学校)
 3・11を考える(清水仁:塩竈 月見ヶ丘小学校)
 教員の責務を痛感(佐藤正夫:仙台 前東六番丁小学校)
 震災に住吉小はどう対応してきたのか(菊池修市:石巻 前住吉小学校)
 あの日のこと あれから1年(宮部由美子:山元 元中浜小学校)
 悔しい…… 友人・猪又聡君を偲んで(佐々木成之:気仙沼 津谷中学校)
 並外れた行動の人 猪又聡さんを悼む(佐々木永一:元宮城県教職員組合執行委員長)
 子どもたちの笑顔に支えられて(菊田浩文:南三陸 戸倉中学校)

第2章 あの時・あの日から願う
 地域の復興なくして学校の再生なし1(徳水博志:石巻 雄勝小学校)
 学校と地域がつながることの大切さ(山口正富:石巻 中津山第二小学校)
 絆(遠藤利美:仙台 田子中学校)
 忘れたい、でも忘れないように(芳賀郁雄:白石 前福岡中学校)
 子どもの命を守るとはどういうことか(大高誠子:大崎 田尻小学校)
 今、教員であること(渡邊晶子:石巻 蛇田小学校)
 東日本大震災に宮城の一教師として遭遇して(鈴木吉雄:蔵王 宮小学校)
 『今』を「生かされて」いる教師として(三浦洋司:南三陸 志津川小学校)
 3月11日 真山小学校でのあの時(佐々木悦子:大崎 前真山小学校)
 希望の言葉(泉田真孝:山元 山下中学校)
 震災後の避難所運営と学校再開にむけて(千坂朋広:仙台 西山中学校)
 あの時私は……そして学校では(須田幸子:石巻 住吉小学校)
 守りたい! 子どもたちの教育を受ける権利(瀬成田実:宮城県教職員組合書記長)
 子どもに寄り添い続けた人 佐々木祐一さんを偲んで(石垣好春:石巻 北村小学校)
 夫の思いを胸に(佐々木芳美:石巻 中津山第一小学校)

第3章 あの日から子どもたちとともに
 学校再建への中学生の思い(森達:亘理 荒浜中学校)
 東日本大震災と子どもたち(佐藤昭彦:気仙沼 松岩小学校)
 私と浜市小の21日間(渡辺孝之:東松島 浜市小学校)
 あそび隊チーム黒川の活動(川名直子:富谷 東向陽台小学校)
 被災校舎 南光台小学校の1年(五十嵐深和子:仙台 南光台小学校)
 普通であることの幸せについて(戸村隆:仙台 西多賀小学校)
 ふるさとの復興を考える(阿部広力:山元 前山下第二小学校)
 地域の復興なくして学校の再生なし2(徳水博志:石巻 雄勝小学校)
 学校を地域と人間の再興の場に(制野俊弘:東松島 鳴瀬第二中学校)
 目指せ、日本一の避難所(佐藤直樹:名取 下増田小学校)
 震災直後の避難所の様子(狩野敏江:仙台 長町南小学校)
 辛い経験を生かすために(相澤義彦:仙台 長町小学校)
 避難所勤務を経験して(鈴木健弘:仙台市教育委員会文化財課)
 学校施設を避難場所として利用する際の課題(藤田基成:石巻 前蛇田中学校)
 悲しみは消えない 佐々木孝先生を偲んで(山口正富:石巻 中津山第二小学校)
 もう一度語りかけてほしい(佐々木かおり:石巻 住吉中学校)

第4章 子どもたちの未来のために語り継ぐ
 東日本大震災の実態(手代木彰雄:仙台 元川前小学校)
 忘れない あの日のこと(小原眞喜子:仙台 岡田小学校)
 仙台の街中の中学校で感じたこと、考えたこと(大木一彦:仙台 上杉山中学校)
 教員として父として息子として、そして無力だった一人として(鎌田克信:石巻 向陽小学校)
 養護教諭としてできること(山田きえ子:仙台 東仙台中学校)
 学籍を担当して感じたこと(勝然たみ子:石巻 万石浦小学校)
 給食室から見たあの日・あの時(菅野ふみ子:大崎 古川第五小学校)
 事務職員から見た被災地での1年間(小林功治:亘理 吉田中学校)
 子どもの命を守ることが地域の未来をつくる(瀬戸千恵子:石巻 前雄勝中学校)
 通常給食再開に向けて(小野美樹子:石巻 前広渕小学校)
 東日本大震災と学校事務(三浦研一:石巻 石巻小学校)
 宮城の教職員全体で被災校を支えたい(高橋達郎:白石 前大鷹沢小学校)
 人間として魅せられた人 村田敏先生のこと(菅野俊雄:塩竈 塩竈第二中学校)
 放射能問題を巡って(仲野達也:白石 越河小学校)
 原発事故を経験した保護者として(古山智子:白石 越河小学校父母教師会前会長)

 被災体験を書き語り継ぐ(千葉保夫:大学非常勤講師[宮城教育大・弘前大他])

 あとがき(瀬成田実:宮城県教職員組合書記長)
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