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現代労働市場の理論
本体6,800円+税
ISBN 9784750336763
判型・ページ数 A5・340ページ
出版年月日 2012/10/01

現代労働市場の理論

賃金論の具体化という問題意識に立って、労働市場と賃金決定の理論化をその中心課題とする。『資本論』に依拠する労働市場論の具体化、これを媒介とする賃金決定論の一般的基礎理論の解明と日本の労働市場、賃金決定への具体化としての変容の諸要因を解明する。

 著作集の刊行によせて
 はしがき
 増補版 あとがき


第Ⅰ部 労働市場の構造とその運動

第一章 労働市場の構造とその運動
 はじめに――問題の所在
 第1節 労働市場分析の視角
 第2節 労働市場の決定基準
 第3節 労働市場の運動法則
  1 各種市場群の単一化と分立化
  2 労働移動の現実的形態

第二章 労働市場の決定要因
 第1節 労働市場論に関する論争点
 第2節 労働市場と商品一般市場との異同性――労働市場論の基礎視点
 第3節 労働市場の原基形態について――具体的有用労働による労働市場の本源的規定論と職種別労働市場論について
 第4節 労働市場の運動法則についての若干の論点――とくに独占段階における労働市場分断化論に対する疑点を中心に

第三章 労働力の市場価値について――論点の整理とその展開
 はしがき
 第1節 労働力価値の具体化
 第2節 労働力価値成立の場――労働市場のモデルについて
 第3節 労働力市場価値決定をめぐる問題――その一般法則について
 むすび

第四章 労働力の市場価格と「労働の価格」
 はじめに――間題の視角
 第1節 「労働の価格」をめぐる論点――舟橋尚道氏の「労働の価格の法則」を中心として
 第2節 労働市場の競争分析と労働力の市場価格(→労働の価格)の変動の論理
  1 労働力の(市場)価値の労働の価格=賃率への転化の一般的原理
  2 独占段階の賃率変容の特徴
 むすびにかえて――同一労働同一賃金原則に関連して

第五章 賃労働分析上における不生産的雇用
 はしがき
 第1節 生産的労働と不生産的労働
 第2節 資本蓄積と不生産的雇用
 第3節 賃金水準と労働者の分け前
  1 実質賃金水準の変化
  2 国民所得に占める労働所得の相対的分け前
 むすび

第六章 労働市場の形成と展開――労働市場構造分析をめぐる論争を中心に
 はしがき
 1 労働市場規定要因としての「技術」と「労使関係」――赤岡氏の批判によせて
 2 労働市場の独占段階的特質としての「企業別分断形態」
 むすび

〈付論〉賃金論論争――労働力の価値規定および労働力の価値から価格への転化論をめぐって
 1 『資本論』における賃金論の位置
 2 労働力の価値規定・価値法則をめぐって
 3 労働力の価値の価格への転化論をめぐって


第Ⅱ部 日本の内部労働市場の特徴と賃金闘争(一九六〇年代~七〇年代前半)

第七章 職務給反対闘争の現状と問題点
 1 職務給と労働組合の態度
 2 職務給攻勢に対抗する賃金政策の問題点
 3 論争にあらわれた問題点

第八章 初任給上昇と賃金体系
 はじめに
 1 初任給上昇と賃金体系の内的変動
 2 賃金体系とその変革階梯

第九章 日本の労働市場と賃金決定――とくに年功賃金成立の内的論理をめぐって
 はしがき
 第1節 年功賃金をめぐる論点
 第2節 年功賃金成立の内在的論理
  1 年功賃金の本質――社会的賃率不在とその原因
  2 年功的昇給の内的論理
 むすび

第一〇章 個別賃金要求と賃金闘争
 はじめに
 1 七三年春闘にみる個別賃金要求の動向
 2 個別賃金要求をめぐる論争点
 3 個別賃金要求の今日的評価と課題


 あとがき
 索引

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