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警備業の分析視角
本体6,800円+税
ISBN 9784750336442
判型・ページ数 A5・408ページ
出版年月日 2012/09/15

警備業の分析視角

「安全・安心な社会」と社会学

警備業が求められる社会的背景、「安全・安心」な社会の実現に功罪はあるのか、警備員の労働実態と影響力、警備業のプロフェッション性、地域社会及び警察との協働は可能か、以上5つの問題を明らかにする。著者10年間の警備員経験を基礎とした学術研究の集大成。

 公刊によせて

序論 警備業の分析視角
 1.警備業の研究が、今、なぜ必要なのか
 2.社会学理論と分析視角
 3.二つの質的調査法――参与観察とインタビュー
 4.前著『警備業の社会学』と本書との関係
 5.地域社会と警備業――ソーシャル・セキュリティとパーソナル・セキュリティ

第1章 警備業の基本体系
 第1節 日本における警備業の産業特性
 (1)警備業界史の時期区分
 (2)警備業の発展段階
 第2節 日本における警備業の法的規定
 (1)警備業法とコントロール類型
 (2)警察の民主化と警備業

第2章 「セキュリティ」の受容と類型
 第1節 警備業草創期の混迷
 第2節 セキュリティ概念の三位相とセキュリティ産業の類型
 (1)コントロールの客体としてのセキュリティ
 (2)セキュリティの類型化

第3章 警備業の産業構造とその問題
 第1節 警備員に対する冷遇
 (1)警備員の給与とイメージ
 (2)警備員の対応能力
 第2節 警備業者間の過当競争と下請構造
 (1)警備料金下落の構造
 (2)労務単価下落の構造

第4章 セミフォーマル・コントロールを求める社会
 第1節 「子どもの安全」とモラル・パニック
 (1)学校における警備体制
 (2)学校に警備業は必要なのか
 (3)「子どもの安全」の移り変わり
 (4)警備業を組み込んだ協治システム
 第2節 「雑踏の安全」と警備業
 (1)明石事故と「警備強化」
 (2)警備業成立以前の雑踏事故
 (3)雑踏警備業務の成立と社会的背景
 (4)雑踏事故の社会問題化

第5章 コントロールの協働体制
 第1節 保安警備業務にみる官と民の棲み分け
 (1)先行研究は万引をどのように捉えたか
 (2)保安警備業務の成立
 (3)制服警備員による保安警備業務
 (4)保安警備業務の有効性
 第2節 地域社会における警備業
 (1)地域社会における人的警備の意義
 (2)地域の特性と通常業務の援用
 (3)警察と警備業の棲み分け

第6章 警備業のプロフェッション性
 第1節 警備業プロフェッション化と現状の課題
 (1)警備業務検定と付帯業務
 (2)プロフェッショナルのカテゴリー
 第2節 防犯ボランティア活動にみる警備員の職分
 (1)副次的活動としての防犯ボランティア
 (2)浮動する監視者

結論 「安全・安心な社会」と警備業
 1.警備業が求められる社会的背景
 2.「安全・安心」な社会の実現とその功罪
 3.警備員の労働実態と影響力
 4.警備業のプロフェッション性
 5.地域社会および警察との協働

 注
 謝辞
 引用・参考文献
 添付資料

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