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在日外国人と市民権
本体3,500円+税
ISBN 9784750336541
判型・ページ数 4-6・280ページ
出版年月日 2012/09/05

在日外国人と市民権

移民編入の政治学

多くの先進国が戦後移民の編入をテーマとしているのに対し、日本は戦前からの移民への対応がいまだ課題であり続けている。東京、川崎、大阪でのインタビューも踏まえつつ、国家による移民規制と、在日コリアンによる草の根運動との相互作用について考える。

 謝辞

序章 日本政治における移民政策と市民権の矛盾
 移民編入の問題
 日本の反移民、親移民的な編入体制を説明する
 国際的規範
 国内制度
 新しい移民国家日本
 草の根からの圧力――複数世代にわたるコリアンの活動と戦略的市民権

第1章 日本はパターンから外れているのか?――移民編入と非市民の政治的関与の国際的パターン
 日本の移民編入体制
 市民権政策と移民編入プログラム
 法的地位と非市民の権利
 非市民の政治的関与のパターン
  ○帰化パターン
  ○非市民による選挙外の政治参加
 「日本人で通る」という人種政治

第2章 戦後日本における市民および非市民の構築
 多民族帝国における市民権と臣民
 戦後日本での市民と非市民の形成
 戦後日本の移民統合の失敗

第3章 日本でコリアンとしてのアイデンティティを作る
 「名前」にまつわる問題
 冷戦期における国籍と民族文化的アイデンティティとの合成
 〈帰国主義〉から〈在日〉へ
 非市民による市民権運動へ
  ○日立就職差別訴訟
 地域レベルの運動
 全国運動
  ○指紋押捺拒否運動
  ○地方参政権運動
 戦後日本における「コリアン問題」

第4章 政治戦略としての市民権
 政治的編入のコストとベネフィット
 日本の民主主義を多様化する3つのアプローチ
  ○ローカルな市民権――市民としての住民
  ○差異と集団的権利
  ○コスモポリタン・シティズンシップ
 市民権の境界を広げる

第5章 行き先は日本――グローバルな変化と地域の変容
 出入国管理1――排除から同化へ
 出入国管理2――排除と同化
 地方自治体と地方レベルの移民編入プログラムの創設
 移民と日本の市民社会
 シティズンシップについて語ること
  ○外国人のシティズンシップ、多文化主義そして民主主義

 注
 参考文献
 訳者あとがき

 図表一覧
  表
  1 国籍別外国人登録統計
  1-1 アメリカ合衆国および日本における帰化要件
  1-2 OECD諸国における外国人人口と外国人の権利(2006)
  1-3 日本における年間の帰化
  1-4 OECD諸国における帰化(2006)
  4-1 コリアン住民の婚姻パターンの傾向

  図
  1-1 OECD諸国におけるシティズンシップ付与の在り方
  4-1 シティズンシップへの相互作用的アプローチ
  4-2 シティズンシップへの相互作用的アプローチ(応用)

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