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現代エジプトを知るための60章
本体2,000円+税
ISBN 9784750336480
判型・ページ数 4-6・400ページ
出版年月日 2012/08/25

現代エジプトを知るための60章

「エジプトは世界の母」――世界のあらゆる文明の起源としてのエジプトを誇りにおもい愛してやまないエジプト人。基層となる古代文明をおさえつつ、王制廃止後、共和制を敷いた1952年の「7月革命」から2011年の「1月25日革命」以後の現代まで、政治・宗教・生活文化・社会・経済の各テーマを通してエジプト(人)の本質を描きだす。

 

【執筆者一覧】

赤堀 雅幸(あかほり・まさゆき)
上智大学外国語学部教授。専攻・専門:人類学、イスラーム地域研究 おもな著書・論文:『グローバル化のなかの宗教――衰退・再生・変貌』(共編著、上智大学出版、2010年)、『民衆のイスラーム――スーフィー・聖者・精霊の世界』(編著、山川出版社、2008年)、『イスラームの神秘主義と聖者信仰』(共編著、東京大学出版会、2005年)

新井 一寛(あらい・かずひろ)
関西大学非常勤講師。専攻・専門:地域研究、宗教研究、映像人類学 おもな著書・論文:『映像にやどる宗教、宗教をうつす映像』(せりか書房、2011年)、『見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!――映像人類学の新地平』(新宿書房、2006年)

池田 美佐子(いけだ・みさこ)
名古屋商科大学コミュニケーション学部教授。専攻・専門:エジプト近現代史 おもな著書・論文:『イスラームの生活を知る事典』(東京堂出版、2004年)、「エジプト立憲君主制期の議会議事録――20世紀前半における民主主義の試み」(『歴史と地理――世界史の研究』山川出版社、vol.594〈207〉、2006年)、「エジプトにおける民主主義の系譜――議会と憲法」(『現代思想』vol.39-4、4月臨時増刊号、青土社、2011年)

岩崎 えり奈(いわさき・えりな)
共立女子大学文芸学部文芸教養コース准教授。専攻・専門:エジプト社会経済 おもな著書・論文:『変革期のエジプト社会――マイグレーション・終業・貧困』(書籍工房早山、2009年)、「エジプトにおける零細企業の空間分布の変遷:1960~2006年」(土屋一樹編『中東アラブ諸国における民間部門の発展』研究双書No.590、アジア経済研究所、2010年)

岡戸 真幸(おかど・まさき)
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科特別研究員(PD)。専攻・専門:地域研究、人類学 おもな著書・論文:『エジプト都市部における出稼ぎ労働者の社会的ネットワークと場をめぐる生活誌』(上智大学アジア文化研究所、2012年)

奥野 克己(おくの・かつみ)
京都文教大学総合社会学部教授。専攻・専門:中東の社会人類学 おもな著書・論文:「世界の農業は今――エジプトの農業とナイル川、そして暮らし」(『農業』1551号、大日本農会、2011年)、「食文化の形成と世界化――エジプトのパン」(河合利光編『世界の食に学ぶ――国際化の比較食文化論』、時潮社、2011年)、「ヌビアの〈いま〉」(堀内正樹他編『講座 世界の先住民族─ファースト・ピープルズの現在04 中東』、明石書店、2006年)

柏木 健一(かしわぎ・けんいち)
筑波大学人文社会系国際公共政策専攻助教。専攻・専門:中東・北アフリカの経済研究、開発経済学 おもな著書・論文:「エジプトにおける人口動態と経済成長」(『筑波大学地域研究』第29号、筑波大学地域研究研究科、2008年)、「エジプト労働市場における民間部門の発展と構造的課題」(土屋一樹編『中東アラブ諸国における民間部門の発展と課題』アジ研選書、アジア経済研究所、2010年)、「1月25日革命とエジプト経済:経済的背景と今後の課題」(『中東研究』中東調査会、512号、2011年)

勝沼 聡(かつぬま・さとし)
東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員。専攻・専門:エジプト近代史 おもな著書・論文:「『アレクサンドリアの虐殺』再考」(『アジア・アフリカ言語文化研究』第63号、2002年)、「サラーマ・ムーサー――立憲王制期カイロにおけるあるコプト教徒知識人」(『アジア遊学』第86号、2006年)、「統計資料を通じて見たイギリス統治時代のナイル・デルタ――1897-1917年を中心に」(長谷部史彦編著『ナイル・デルタの環境と文明Ⅰ』、早稲田大学イスラーム地域研究機構、2012年)

加藤 博(かとう・ひろし)
一橋大学大学院経済学研究科特任教授。専攻・専門:アラブ社会経済史、イスラム社会論 おもな著書・論文:『イスラム世界の常識と非常識』(淡交社、1999年)、『イスラム世界論――トリックスターとしての神』(東京大学出版会、2002年)、『ナイル――地域をつむぐ川』(刀水書房、2008年)、『イスラム経済論――イスラムの経済倫理』(書籍工房早山、2010年)

金谷 美紗(かなや・みさ)
上智大学アジア文化研究所共同研究員。専攻・専門:比較政治学、エジプト政治 おもな著書・論文:「エジプトにおける労働争議の増加と国家・労働者関係の変化」(伊能武次編『エジプトにおける社会契約の変容』調査研究報告書、アジア経済研究所、2011年)

後藤 絵美(ごとう・えみ)
東京大学非常勤講師。専攻・専門:中東地域研究、イスラーム文化・思想 おもな著書・論文:「イスラームの女性観――聖典と日常のあいだ」(『年報地域文化研究』10、2007年)、「アムル・ハーリドと『信仰のヒジャーブ』――現代エジプトにおけるヴェール言説とその変化について」(『日本中東学会年報』23〈2〉、2008年)

近藤 二郎(こんどう・じろう)
早稲田大学文学学術院教授。専攻・専門:エジプト学 おもな著書・論文:『エジプトの考古学』(同成社、1997年)、『ヒエログリフを愉しむ』(集英社、2004年)

鈴木 恵美(すずき・えみ) ※編著者紹介参照

高橋 圭(たかはし・けい)
上智大学イスラーム研究センター特別研究員。専攻・専門:エジプト近代史専攻 おもな著書・論文:「近代エジプトにおけるタリーカ批判の転換点――1881年ダウサ禁止をめぐる議論から」(『オリエント』第53巻、第1号、2010年)

竹村 和朗(たけむら・かずあき)
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程。専攻・専門:中東(主にエジプト)の人類学的研究 おもな著書・論文:「エジプト口語アラビア語の諺:異文化を見る窓として」(『アジア・アフリカ言語文化研究』、82号、2011年)

店田 廣文(たなだ・ひろふみ)
早稲田大学人間科学学術院・人間科学研究科教授。専攻・専門:社会学 おもな著書・論文:『エジプトの都市社会』(早稲田大学出版部、1999年)、『アジアの少子高齢化と社会・経済発展』(早稲田大学出版部、2005年)、「戦中期日本における回教研究」(『社会学年誌』47号、2006年)、「日本におけるムスリムの子ども教育に関する調査」(『人間科学研究』23巻2号、2010年)

土屋 一樹(つちや・いちき)
アジア経済研究所地域研究センター中東研究グループ研究員。専攻・専門:開発経済学、中東北アフリカ経済 おもな著書・論文:『中東アラブ諸国における民間部門の発展』(編著、アジア経済研究所、2010年)、「エジプトにおける外生的レント収入と財政運営」(柏原千英編『開発途上国と財政――歳入出、債務、ガバナンスにおける諸課題』、アジア経済研究所、2010年)、「エジプトのパン行列再来」(『現代の中東』、No.45、2008年)

鳥山 純子(とりやま・じゅんこ)
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程ジェンダー学際研究専攻、博士後期課程学生。専攻・専門:現代エジプトのジェンダー、セクシュアリティ、家族 おもな著書・論文:「中東研究における女性身体の処遇――「交渉」を鍵とした研究動向分析」(『人間文化創成科学論叢』第12巻、2009年)、「日常生活に探るエジプト都市部の自治意識と警察」(『歴史地理教育』2011年)

長沢 栄治(ながさわ・えいじ)
東京大学東洋文化研究所西アジア研究部門教授。専攻・専門:近代エジプト社会経済史、おもな著書・論文:『アラブ革命の遺産――エジプトのユダヤ系マルクス主義者とシオニズム』(平凡社、2012年)、『エジプト革命――アラブ世界変動の行方』(平凡社新書、2012年)、『中東――政治・社会』(地域研究シリーズ第10巻、編著、アジア経済研究所、1991年)

中町 信孝(なかまち・のぶたか)
甲南大学文学部歴史文化学科准教授。専攻・専門:中世アラブ文化史、現代アラブ大衆文化 おもな著書・論文:『アラブ・ミュージック』(共著、東京堂出版、2008年)、『イスラーム世界のことばと文化』(共著、成文堂、2008年)、「マムルーク朝期の非著名知識人のライフコース」(『東洋史研究』70巻4号、2012年)

西野 正巳(にしの・まさみ)
防衛省防衛研究所主任研究官。専攻・専門:中東地域研究、イスラーム学 おもな著書・論文:「サイイド・クトゥブの社会論」(『日本中東学会年報』17-1号、2002年)、「サイイド・クトゥブの生涯――転機の問題を巡って」(『イスラム世界』58号、2002年)

橋爪 烈(はしづめ・れつ)
千葉科学大学薬学部薬学科講師。専攻・専門:アラブ・イスラーム史(アッバース朝史) おもな著書・論文:「『王冠の書』にみるアドゥド・アッダウラの王統観」(『オリエント』54巻1号、2011年)、「ブワイフ朝初期の『ダイラム』――イラーク政権とジバール政権の比較から」(『イスラム世界』75号、2010年)、「『時代の鏡』諸写本研究序説」(『オリエント』49巻1号、2006年)、「初期ブワイフ朝君主の主導権争いとアッバース朝カリフ――イマーラ、リヤーサ、ムルクの検討を中心に」(『史学雑誌』112編2号、2003年)

長谷川 奏(はせがわ・そう)
早稲田大学総合研究機構研究院客員教授、日本学術振興会カイロ研究連絡センター長。専攻・専門:エジプトにおける物質文化研究、文化遺産研究 おもな著書・論文:『エジプトにおける文化遺産の保存問題――史跡整備の動向とその背景』(長谷川奏・北村歳治、早稲田大学アジア太平洋研究センター、2011年)、「古代エジプトにおける伝統世界とその変質――メンフィスの都市生活像から」(『歴史と地理:世界史の研究』山川出版社、vol.218〈621〉、2009年)

原山 隆広(はらやま・たかひろ)
財団法人東洋文庫研究部研究員。専攻・専門:アッバース期末期政治史 おもな著書・論文:「初期セルジューク朝による支配の正当性の主張――イブン・ハッスール著『トルコ人の優越』の分析」(『オリエント』50巻2号、2007年)

平川 大地(ひらかわ・だいち)
東京外国語大学アラビア語科卒、慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程中退。コンサルティング企業に勤務。専攻・専門:現代中東・北アフリカ政治、マスメディアと政治、治安リスク分析 おもな著書・論文:「アラブ諸国のマスメディアを取り囲む政治的制度――エジプトとシリアを中心に」(『国際情勢』第81号、社団法人国際情勢研究会、2011年)

福田 義昭(ふくだ・よしあき)
大阪大学・京都大学・神戸市外国語大学・関西外国語大学非常勤講師。専攻・専門:アラビア語・アラブ文学 おもな著書・論文:『初歩のアラビア語(11)』(分担執筆、鷲見朗子編著、放送大学教育振興会、2011年)、「神戸モスク建立――昭和戦前期の在神ムスリムによる日本初のモスク建立事業」(『アジア文化研究所研究年報』東洋大学アジア文化研究所、第45号、2011年)

三代川 寛子(みよかわ・ひろこ)
大学共同利用機関法人・人間文化研究機構地域研究推進センター研究員。専攻・専門:現代エジプト地域研究

ムハンマド上田(むはんまど・うえだ)
エジプト太鼓アンサンブル「タブラクワイエサ」主宰。東海大学教養学部芸術学科音楽学課程特別講師。『上田の楽しいダラブッカ教室』(DVD、有限会社クワイエス)、『エジプト太鼓教則・BLOFA』(CD、有限会社クワイエス)

山本 薫(やまもと・かおる)
東京外国語大学非常勤講師。専攻・専門:アラブ文学 おもな著書・論文:「社会・文化運動としてのエジプト一月二五日革命」(酒井啓子編『〈アラブ大変動〉を読む』東京外国語大学出版会、2011年)、「エジプト映画黄金期へのノスタルジー」他(『ワールドカルチャーガイド21 エジプト』トラベルジャーナル社、2001年)、「タハリール広場からの詩」(『神奈川大学評論』69号、2011年)、「メディア文化から見たエジプト一月二五日革命」(『現代思想』vol39-4、2011年)

横田 貴之(よこた・たかゆき)
日本大学国際関係学部准教授。専攻・専門:中東地域研究 おもな著書・論文:『現代エジプトにおけるイスラームと大衆運動』(ナカニシヤ出版、2006年)、『原理主義の潮流――ムスリム同胞団』(山川出版社、2009年)

村武 典(よしむら・たけのり)
早稲田大学イスラーム地域研究機構次席研究員。専攻・専門:マムルーク朝史、エジプト・ナイル治水 おもな著書・論文:「バフリー・マムルーク朝後期のナイル治水事業――ジスル・マンジャク建設の経緯を中心に」(『史滴』32、2010年)、「マムルーク朝時代の「ナイル地理書」――史料としてのファダーイルの書について」(『史滴』30、2008年)、「バフリー・マムルーク朝期における水利行政に関する一試論――ナースィル運河の掘削事業の経緯を中心に」(『早稲田大学文学研究科紀要』49、2004年)

 はじめに
 エジプト地図・大カイロ地図


Ⅰ 国土の特徴と風土

第1章 アラブ・イスラーム世界の中心国――明るく、ねばり強く、したたかなエジプト
第2章 多様な表情をもつ沙漠の国――エジプトの気候・自然・人口
第3章 古代から変わらぬナイルの民――現代人にとっての古代
第4章 生命の絆を結ぶ大河――ナイル川とエジプト


Ⅱ 特色豊かな都市と地域

第5章 中東・北アフリカの一大中心地――近代におけるカイロの発展
第6章 地中海の花嫁――第二の都市・アレクサンドリア
第7章 ベドウィンの今――遊牧の暮らしから離れて
第8章 オアシス生活の過去と現在――「辺境」にみるエジプト社会の受容
第9章 時代のフロンティアをゆくこと、とは――ヌビア人
第10章 相互不信と開発主義の末路――シナイ半島


Ⅲ アラブ民族主義の目覚め――共和制の成立

第11章 「エジプト人のためのエジプト」をめざして――近代エジプトの栄光と苦難
第12章 王制の廃止と共和制の樹立――1952年7月革命
第13章 2つのナショナリズム――ワタニーヤとカウミーヤ
 【コラム1】ナセルが愛したスター――ウンム・クルスームとアブドゥルハリーム・ハーフィズ
第14章 繰り返されたイスラエルとの衝突――「アラブの盟主」と中東戦争


Ⅳ 独裁への道

第15章 「熱い戦争」の終わりと「冷たい平和」の始まり――キャンプ・デービッド体制の成立
第16章 偽装されつづけた民主主義――国民民主党の一党支配の崩壊
第17章 議会を牛耳った世襲議員――「議会家族」という名家
 【コラム2】俳優志望だった第3代エジプト大統領――サダト
第18章 壁に耳あり障子に目あり――警察国家のこれから
第19章 革命に至る抗議運動の火付け役――マハッラ・クブラーの労働運動


Ⅴ エジプト革命

第20章 革命の遺産を引き継ぐ者たち――民衆蜂起を支える学生運動
第21章 民主化運動――キファーヤ運動、4月6日運動、そして革命へ
第22章 自由と社会公正を求めて――1月25日革命
第23章 近現代エジプトの目撃者――タハリール広場
第24章 アラブ諸国最大級の軍隊――エジプト軍
 【コラム3】国土防衛にこだわった第4代大統領――ムバーラク


Ⅵ 宗教

第25章 千年の歴史を持つ宗教・教育機構――イスラーム諸学の権威・アズハル機構
 【コラム4】エジプトで最も著名なイスラーム教説教師――ムハンマド・シャアラーウィー
第26章 エジプト最大のイスラーム主義運動――ムスリム同胞団
第27章 暮らしに息づくイスラームの信仰――スーフィズムと聖者信仰
第28章 イスラーム主義急進派組織――ジハード団とイスラーム団
第29章 台頭する厳格派イスラーム――サラフ主義者
第30章 コプト・キリスト教徒――国民かズィンミーか
 【コラム5】コプト社会のかじ取りを担った総主教シェヌーダⅢ世


Ⅶ 生活

第31章 主婦がこだわる住まいの床張り――過密都市の空間利用術
第32章 商店、街、スーク、モール――現代エジプトの買い物事情
第33章 肉のある贅沢、肉のない贅沢――多様な食文化を継承するエジプト料理
第34章 ヴェールの流行と宗教言説の変容――現代ファッション事情
第35章 受験競争の加熱と教育格差の現実――欠かせない教育の民主化
 【コラム6】アタバの古本屋街にて――本と本屋に費やしたエジプト留学
第36章 「結婚したい」「離婚したい」女性たち――社会通念・宗教・国家制度のはざまで
 【コラム7】ワールドカップから革命まで――エジプト人のサッカー熱
第37章 今も昔も祭りは楽しみ――唯一なる神を称え、数多の聖者とともに祝う
 【コラム8】故人をしのび、つながりを確かめ合う――さまざまな人びとが集う葬儀


Ⅷ 社会

第38章 脱農化が進むエジプト農村――エジプト社会の変容
第39章 血縁・地縁に頼る職探し――好況と不況に翻弄される出稼ぎ労働者
第40章 助け合いが育む郷土愛――同郷者団体による社会的連帯
 【コラム9】風情と思索を求めるならば――エジプト鉄道紀行
第41章 沙漠郊外という「夢」――現代カイロの郊外開発
第42章 遺跡の破壊と保存活動――文化遺産をめぐる戦略的まなざし
第43章 プロパガンダとジャーナリズムのはざまで――政治とマスメディア
第44章 黒煙の覆うカイロ――環境問題
 【コラム10】社交スポーツクラブ「ナーディー」
 【コラム11】喫茶店アフワ


Ⅸ 大衆文化

第45章 アラビア語にまつわる古くて新しい問題――文語(フスハー)と口語(アーンミーヤ)
第46章 笑いはエジプト人の嗜み――冗談話ヌクタ
第47章 物語に描かれた近現代の社会・宗教・政治――エジプト小説点描
第48章 銀幕の夢とその陰り――エジプト映画
 【コラム12】社会的役割への期待の中で――革命と映画スター
第49章 民俗音楽を伝承する人々――国立エジプト伝承民族舞踊団
第50章 ポップス大国の軌跡――多彩なポピュラー音楽
第51章 若者文化と「1月25日革命」――ネット世代のカウンターカルチャー


Ⅹ 経済

第52章 発展途上国から新興経済国へ――経済発展の軌跡
第53章 輸入を支える観光・運河・出稼ぎ・石油――4つの外貨収入
第54章 政府雇用と海外出稼ぎへの依存――雇用・労働問題
第55章 ゴミ収集人も露天商も経済の担い手――多種多様なインフォーマル・セクター
第56章 カイロにはすべての職業がある――隠れた巨大労働市場
第57章 財政破綻の回避と富の分配――構造調整政策
第58章 1円のパンが意味するもの――見直される補助金制度
第59章 ODAを中心とする二国間関係――日本とエジプト
第60章 沙漠を切り拓く「21世紀の夢」のはじまりとおわり?――トシュカ計画


 現代エジプトを知るための文献案内

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