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グローバリゼーションと福祉国家
本体4,200円+税
ISBN 9784750336190
判型・ページ数 A5・240ページ
出版年月日 2012/07/20

グローバリゼーションと福祉国家

グローバル化により国境を越えた資源や情報の移動が増大しつつある現在、これまでのような国内問題としての社会政策ではなく、国家の枠組みを越えた取組みが必要となってきている。グローバリゼーションと地域統合、社会政策の歴史をたどり、今後を展望する。

 〈講座 現代の社会政策〉の刊行によせて

序章 グローバル化・地域統合・社会政策――東アジアにおける日本の役割(武川正吾)
 1 二つの趨勢
 2 グローバル化と社会政策
 3 地域統合と社会政策
 4 国民国家の枠組みを超えた社会政策
 5 グローバル社会政策とリージョナル社会政策

第1部 グローバル化と社会的排除

第1章 グローバリゼーションと社会政策の構造――分析の視点(田端博邦)
 はじめに
 1 分析の枠組み
 2 グローバル化と社会経済政策
 3 世界金融危機とグローバル化の変容
 おわりに

第2章 人の国際移動と受け入れ枠組みの形成に関する研究――経済連携協定を事例として(安里和晃)
 1 社会政策と移民の接点
 2 受け入れの論理と日本における入国管理政策
 3 自由貿易協定と医療・福祉人材の確保
 4 正統性のある受け入れに向けた仕掛け
 5 資格のハーモナイゼーション
 6 労働市場への悪影響を防ぐ制度的担保
 7 制度見直し論の台頭と試験合格率の目的化
 おわりに

第2部 リージョナルな社会政策

第3章 EU社会政策とソーシャル・ヨーロッパ(濱口桂一郎)
 1 EU社会政策思想の転換
 2 EU雇用・社会保護戦略における参加型福祉国家の構想
 3 EU労使関係戦略における参加型企業の構想
 4 市民的権利としての社会参加
 5 フレクシキュリティの登場と失速
 6 新成長戦略の中の労働・社会政策
 7「失敗した理念の勝利」の中で

第4章 東アジア社会政策を構想する――失業保険制度を例に(上村泰裕)
 1 なぜ東アジア社会政策が必要なのか
 2 東アジアの失業新時代
 3 途上国は失業保険を持てないのか
 4 先進国の制度にも不備がある
 5 比較研究から政策構想へ

第5章 転換期の政策デザイン――アングロ・サクソン型社会的包摂の政治過程(今井貴子)
 1 新しい社会的リスクと「働くこと」の再定位
 2 イギリスにおける公共サービス改革の政策決定システムの推移
 3 政権第一期の政策決定システムと政策の展開
 4 公共サービス改革――政権第二期の政策決定システムと政策の展開
 5 政策アイディアの交錯――労働党政権第三期の政策展開
 6 政策デザインをめぐる政治過程─疎外がもたらす危機を乗り越えるために

第3部 グローバル化を超えて

第6章 社会政策のグローバル・ガバナンスの可能性(鈴木一人)
 はじめに
 1 グローバル・ガバナンスとは何か
 2 グローバル・ガバナンスの「規制的側面」と「分配的側面」
 3 社会的権利のグローバル・ガバナンス
 4 ミレニアム開発目標
 おわりに

第7章 社会的包摂のポリティクス――包摂戦略の対抗と政策過程(宮本太郎)
 1 社会的包摂の焦点化
 2 福祉国家転換への2つの対応
 3 包摂の場をめぐる対抗
 4 包摂の回路をめぐる対抗
 5 包摂の政策過程
 おわりに

 あとがき

 索引
 編著者・執筆者紹介

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