本体2,000円+税
ISBN | 9784750336237 |
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判型・ページ数 | 4-6・376ページ |
出版年月日 | 2012/07/01 |
フォーマット | 価格 |
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単行本 | 2,000円+税 |
電子書籍 | 1,600円+税 |
ケニアを知るための55章 (単行本)
雄大な自然、野生動物、そこに生きるたくましい人びと、そんな「アフリカの原イメージ」を多くの日本人に提供してきたケニアだが、現実のケニアは21世紀に入り新しい時代を切り開こうとしている。本書はその活力の源泉である日常の暮らしぶりを紹介する。
I はじめに
第1章 ケニアへの招待――「遠いアフリカ」から「地続きの社会」へ
第2章 ケニア基礎データ――理解の手がかりとして
II 自然と人びと:環境
第3章 自然環境――乾燥地から高山まで多様な自然と変わりつつある自然
第4章 野生生物――保全と開発のはざまで
【コラム1】湖上にたなびくは霞か雲か?――レイクフライは栄養豊富な昆虫食
第5章 砂漠の民――過酷な環境を生き抜く工夫
第6章 サバンナの民――厳しい環境で育まれたしなやかな風土
第7章 海辺の民――タウシ(孔雀)の羽模様
第8章 大湖の民――人びとの暮らしとその歴史、ケニアに生きる意気込み
III 社会の移り変わり:歴史
第9章 人類進化の扉――人類化石の産地を見て回る
第10章 スワヒリ都市モンバサ――ヤシ酒の社会史
第11章 白人入植者の世界――カレン・ブリクセンのことなど
第12章 世界大戦とケニア――独立運動を推進した復員兵士
第13章 「マウマウ」を闘った母たち――語り継がれる記憶
第14章 独立ケニアの誕生――強権化と格差拡大
第15章 一党独裁――さらなる強権化/民主化とその限界
第16章 民族浄化紛争――植民地支配以降の土地問題のつけ
第17章 平和的政権交代――モイの引退とキバキ政権の内実
第18章 選挙後暴力――ハーグ国際法廷での審理が決定
IV 国のかたち:政治・経済
第19章 統治の仕組み――2010年の新憲法制定と三権分立の模索
第20章 東アフリカ共同体――植民地時代からの近しい付き合い
第21章 選挙と政党――独立から2007年総選挙に至る変化
第22章 汚職天国――今度は俺たちが食べる番だ
第23章 モノカルチャ経済の今日――伝統からの脱却?
第24章 構造調整政策――市場重視の経済改革がもたらしたもの
第25章 ケニアにおける観光――サファリ・ツアーとビーチ・リゾート
【コラム2】ケニア沿岸地方の世界遺産――ミジケンダの聖なるカヤの森林群
第26章 ジュア・カリ――空き地と路上の職人生活
V 活力と難題:社会・文化
第27章 開発援助の功罪――学び合いの関係性に向けて
第28章 試験中心の学校生活――選抜される子どもたち
【コラム3】からだが楽器になるとき――初等聾学校の女の子たちのダンス
第29章 就職事情――超就職難社会:「仕事は職探しです」
【コラム4】アスリート養成
第30章 宗教事情――キリスト教土着化とイスラーム
第31章 わたしたちの未来は?――女性の社会進出と彼女たちを取り巻く世界
第32章 ケニアンポップスと民族音楽――音楽とともに生きる
第33章 ケニアの交通事情――ナイロビの乗り合いバスの運行主体と利用客
第34章 医療の現実――地獄の沙汰も金次第
【コラム5】HIV/エイズ事情
第35章 放送、新聞、メディア――政治と報道の自由への戦いのなかの「国家と民族」
【コラム6】撮影コーディネーター
第36章 ケータイ先進国、ケニア――メディア化する生活
第37章 文学事情――グギ・ワ・ジオンゴのこと
【コラム7】ケニアを撮る写真家
第38章 言語事情――ことばのメルティング・ポット
第39章 難民と地元住民のあいだの多元的で錯綜した関係――カクマ難民キャンプと地元住民トゥルカナ
【コラム8】ムンギキ騒動
VI 暮らしぶり
第40章 農村の暮らし――雨季が始まると
【コラム9】ある農民の一日 政治家は逃れられない――農村に暮らす女性の助け合いネットワーク
第41章 マサイ語で「雨」は「神」――牧畜という生きかた
【コラム10】家畜とともに生きることを学ぶ――牧童L君の一日
第42章 地方都市のマーケットと女性たち――野菜商ムエニさんの日常生活
【コラム11】ある都市住民の一日
第43章 「スラム」の暮らし――キベラの虎の穴に電気が来た
【コラム12】ソコはアツイ女の園――カニィニとの思い出
第44章 人生を印づけるたいせつな行事――結婚と葬式
第45章 相互扶助――自前の社会保障制度としての互助講文化
【コラム13】ミラー(伝統的嗜好品)
第46章 トゥルカナの占い――怒りを掘りおこす
第47章 『ひとつの国家』の夢の味――ケニアにおける主食の多様性
【コラム14】ケニア・ファッション――「伝統衣装」のパラドクス
VII 日本とケニア
第48章 日本ケニア関係史1――第2次世界大戦まで
第49章 日本ケニア関係史2――第2次世界大戦後
第50章 日本人駐在員の暮らし――学振ナイロビの「成果」の舞台裏
【コラム15】多様化するナイロビ日本人学校――国際交流ディレクターとしての体験
第51章 日本の開発援助――アフリカで最も重要な支援対象国
第52章 草の根ひとすじ――小さな孤児院のチャレンジ
VIII おわりに:21世紀のケニア
第53章 変転する経済――山積みする課題と貧困削減への道
第54章 民主化と安定を目指して――政治に何を託すか、政治は何ができるのか
第55章 相互に学び合うパートナーとして――同時代を生きる地続きの隣人
あとがき
ケニアを知るための読書案内
第1章 ケニアへの招待――「遠いアフリカ」から「地続きの社会」へ
第2章 ケニア基礎データ――理解の手がかりとして
II 自然と人びと:環境
第3章 自然環境――乾燥地から高山まで多様な自然と変わりつつある自然
第4章 野生生物――保全と開発のはざまで
【コラム1】湖上にたなびくは霞か雲か?――レイクフライは栄養豊富な昆虫食
第5章 砂漠の民――過酷な環境を生き抜く工夫
第6章 サバンナの民――厳しい環境で育まれたしなやかな風土
第7章 海辺の民――タウシ(孔雀)の羽模様
第8章 大湖の民――人びとの暮らしとその歴史、ケニアに生きる意気込み
III 社会の移り変わり:歴史
第9章 人類進化の扉――人類化石の産地を見て回る
第10章 スワヒリ都市モンバサ――ヤシ酒の社会史
第11章 白人入植者の世界――カレン・ブリクセンのことなど
第12章 世界大戦とケニア――独立運動を推進した復員兵士
第13章 「マウマウ」を闘った母たち――語り継がれる記憶
第14章 独立ケニアの誕生――強権化と格差拡大
第15章 一党独裁――さらなる強権化/民主化とその限界
第16章 民族浄化紛争――植民地支配以降の土地問題のつけ
第17章 平和的政権交代――モイの引退とキバキ政権の内実
第18章 選挙後暴力――ハーグ国際法廷での審理が決定
IV 国のかたち:政治・経済
第19章 統治の仕組み――2010年の新憲法制定と三権分立の模索
第20章 東アフリカ共同体――植民地時代からの近しい付き合い
第21章 選挙と政党――独立から2007年総選挙に至る変化
第22章 汚職天国――今度は俺たちが食べる番だ
第23章 モノカルチャ経済の今日――伝統からの脱却?
第24章 構造調整政策――市場重視の経済改革がもたらしたもの
第25章 ケニアにおける観光――サファリ・ツアーとビーチ・リゾート
【コラム2】ケニア沿岸地方の世界遺産――ミジケンダの聖なるカヤの森林群
第26章 ジュア・カリ――空き地と路上の職人生活
V 活力と難題:社会・文化
第27章 開発援助の功罪――学び合いの関係性に向けて
第28章 試験中心の学校生活――選抜される子どもたち
【コラム3】からだが楽器になるとき――初等聾学校の女の子たちのダンス
第29章 就職事情――超就職難社会:「仕事は職探しです」
【コラム4】アスリート養成
第30章 宗教事情――キリスト教土着化とイスラーム
第31章 わたしたちの未来は?――女性の社会進出と彼女たちを取り巻く世界
第32章 ケニアンポップスと民族音楽――音楽とともに生きる
第33章 ケニアの交通事情――ナイロビの乗り合いバスの運行主体と利用客
第34章 医療の現実――地獄の沙汰も金次第
【コラム5】HIV/エイズ事情
第35章 放送、新聞、メディア――政治と報道の自由への戦いのなかの「国家と民族」
【コラム6】撮影コーディネーター
第36章 ケータイ先進国、ケニア――メディア化する生活
第37章 文学事情――グギ・ワ・ジオンゴのこと
【コラム7】ケニアを撮る写真家
第38章 言語事情――ことばのメルティング・ポット
第39章 難民と地元住民のあいだの多元的で錯綜した関係――カクマ難民キャンプと地元住民トゥルカナ
【コラム8】ムンギキ騒動
VI 暮らしぶり
第40章 農村の暮らし――雨季が始まると
【コラム9】ある農民の一日 政治家は逃れられない――農村に暮らす女性の助け合いネットワーク
第41章 マサイ語で「雨」は「神」――牧畜という生きかた
【コラム10】家畜とともに生きることを学ぶ――牧童L君の一日
第42章 地方都市のマーケットと女性たち――野菜商ムエニさんの日常生活
【コラム11】ある都市住民の一日
第43章 「スラム」の暮らし――キベラの虎の穴に電気が来た
【コラム12】ソコはアツイ女の園――カニィニとの思い出
第44章 人生を印づけるたいせつな行事――結婚と葬式
第45章 相互扶助――自前の社会保障制度としての互助講文化
【コラム13】ミラー(伝統的嗜好品)
第46章 トゥルカナの占い――怒りを掘りおこす
第47章 『ひとつの国家』の夢の味――ケニアにおける主食の多様性
【コラム14】ケニア・ファッション――「伝統衣装」のパラドクス
VII 日本とケニア
第48章 日本ケニア関係史1――第2次世界大戦まで
第49章 日本ケニア関係史2――第2次世界大戦後
第50章 日本人駐在員の暮らし――学振ナイロビの「成果」の舞台裏
【コラム15】多様化するナイロビ日本人学校――国際交流ディレクターとしての体験
第51章 日本の開発援助――アフリカで最も重要な支援対象国
第52章 草の根ひとすじ――小さな孤児院のチャレンジ
VIII おわりに:21世紀のケニア
第53章 変転する経済――山積みする課題と貧困削減への道
第54章 民主化と安定を目指して――政治に何を託すか、政治は何ができるのか
第55章 相互に学び合うパートナーとして――同時代を生きる地続きの隣人
あとがき
ケニアを知るための読書案内
ケニアを知るための55章(電子書籍)
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