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現代バスクを知るための50章
本体2,000円+税
ISBN 9784750335940
判型・ページ数 4-6・376ページ
出版年月日 2012/05/15

現代バスクを知るための50章

スペイン北東部からフランスとの国境をまたいで位置するバスク地方。独自の言語や文化、ETAのテロ活動で有名だが、近年では観光開発が進み、芸術、グルメ、スポーツ等でも注目を集めている。歴史から現代事情まで、バスクについての基本事項がわかる1冊。

 はじめに
 バスク地方略図
 バスク語の語のカタカナ表記に関するガイド

I 土地・ひと・ことば――バスクへの誘い

第1章 バスク地方とは――空間領域の問題
第2章 バスク人とは――その起源と自己定義
第3章 バスク語とは――系統不明の謎の言語
第4章 バスクの「家」――屋号・名字・個人名
第5章 山バスク――バシェリを中心とする小宇宙
第6章 海バスク――異質な外界との門戸
第7章 バスク的でないバスク地方――分水嶺の南側と飛び地
 【コラム1】ベレー帽
 〈フィールドノート1〉バスク語を学ぶには

II 移ろいゆくものと留まるもの――歴史

第8章 歴史舞台への登場――ローマ化とキリスト教化
第9章 フエロス体制――旧体制下のバスク地方
第10章 近代化の足音――経済活動の発展と社会的反目
第11章 民族・階級・国家――民族主義・社会主義・国家主義
第12章 抑圧・加担と忍従・抵抗――フランコ政権下のバスク地方
第13章 グローバルなヒトの移動――在外同胞と流入者
第14章 日本とバスクとの関わり――端緒としてのカトリックと柔術
 【コラム2】洞窟画・ドルメン・メンヒル
 【コラム3】巡礼の道
 【コラム4】ゲルニカ
 【コラム5】世界史の中の「バスク人」
 〈フィールドノート2〉フランコ体制下のバスク

III 「バスク地方」の形成と再編――領域性・民族性・歴史性

第15章 「バスク地方」の形成――領域性の拡大か拡散か
第16章 バスク自治州――領域・自治権・県制
第17章 バスク・ナショナリズムの行方――その多様化と和平の模索
第18章 ナファロア自治州――異例の成立過程と更改された特権体制
第19章 錯綜し席巻する「ナバリスモ」――スペインの淵源かバスクの源郷か
第20章 歴史の重み――2種類のderechos historicos
第21章 経済協約と経済協定――高度な財政上の自治
第22章 フランス領バスク地方――変革の兆しか
第23章 バスク・ディアスポラの現在――時間的・空間的隔たりとの向きあい方
 【コラム6】ハイアルディア(国際バスク文化フェスティバル)
 〈フィールドノート3〉ボルドーの「バスクの家」

IV われわれ意識をつくる――アイデンティティと表象

第24章 記念日――「祖国バスクの日」と「自治州の日」
第25章 イクリニャ――民族旗か自治州旗か
第26章 バスク民族の歌――歌曲の政治性
第27章 バスク語の「正常化」――言語政策と言語権
第28章 バスク語教育の現状――存続・教育から普及へ
第29章 カトリック教会とバスク――バスク人の心の支え
第30章 身体性とバスク・アイデンティティ――伝統スポーツの技法
第31章 バスク・アイデンティティの復興――「記憶」の継承と再生の「場」
第32章 変容するバスク・アイデンティティ――バスク地方辺境域とグローバル都市
 【コラム7】コリカ
 【コラム8】エチェパレ・インスティテュート
 【コラム9】アランツァス
 〈フィールドノート4〉サッカー・夢・挑戦

V きずなとしがらみの間――伝統文化

第33章 伝説・伝承――昼と夜、大地と精霊
第34章 歳時記・年中行事――四季と人びとの営み
第35章 伝統的な習俗――古きをたずねる
第36章 諺・格言――古いことばは賢いことば
第37章 口承文芸――時空を越えて、人から人へ
第38章 ベルチョラリツァ――ことばとメロディの職人芸
第39章 力比べ・技競い――労働からスポーツへ
第40章 食文化――バスクの日常の食卓
第41章 バスク女性――伝統社会の神話を乗り越えて
 【コラム10】ラウブル
 【コラム11】オレンツェロ
 【コラム12】アスペイティアのソシエダデ
 【コラム13】バスクの酒
 〈フィールドノート5〉バスクと日本の伝統スポーツ比較

VI 古くて新しいもの――グローバル社会の中のバスク

第42章 「グッゲンハイム効果」――美術館誘致による都市再生という投機
第43章 バスク語環境の近代化――古くて新しい言語へ
第44章 バスク語文学の新たな地平――話しことばから書きことばの芸術へ
第45章 リテラシーとメディア――バスク語による情報の授受
第46章 現代の「バスク音楽」事情――「エス・ドク・アマイル」以降
第47章 現代バスク・アート――オテイサとチリダ
第48章 バスク・サッカー事情――その歴史と現状
第49章 助け合いの精神――モンドラゴン協同組合
第50章 イノベーション――知識集約型社会への転換
 【コラム14】バスク地方の美術館・博物館
 【コラム15】バスク映画
 【コラム16】チャラパルタ
 【コラム17】ファゴール
 〈フィールドノート6〉モンドラゴンに学ぶ

 おわりに
 バスクについてさらに知りたい人のための文献案内
 略号一覧
 人名一覧
 地名対照表

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