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学力政策の比較社会学【国際編】
本体3,800円+税
ISBN 9784750335728
判型・ページ数 A5・256ページ
出版年月日 2012/04/20

学力政策の比較社会学【国際編】

PISAは各国に何をもたらしたか

参加国に悲喜こもごもの反応をもたらしてきたPISA。PISA2000以降、世界ではどのような学力政策が実行されてきたのか。「公正」「卓越性」をキーワードに、海外8カ国での現地調査を分析、学力政策を比較検討する。日本の学力政策を検証する「国内編」の姉妹編。

 はしがき

序章 世界の学力政策のいま
 1.PISA――新しい世界の「学力秩序」
 2.研究の対象と方法
 3.先行研究から
 4.PISAにおける各国のパフォーマンス
 5.各国の主要な学力政策とその推移
 6.本書の構成

第1章 英国 労働党政権下の学力向上策――新自由主義のフロントランナーとして
 1.はじめに
 2.イングランドの教育改革略史と労働党の基本スタンス
 3.近年における学力の変化
 4.労働党の学力政策の今日的展開
 5.現地調査から
 6.その評価
 7.政権交代を経て

第2章 スコットランドの教育改革と公正の追求
 1.はじめに――スコットランドの教育の光と影
 2.スコットランド教育の成果と課題
 3.国民党政権の成立とカリキュラム改革
 4.学校現場における教育改革の受容
 5.まとめ――管理統制から信頼と委譲へ

第3章 フランスの学力向上策と個人化された学習支援の多様性
 1.PISA2009のフランスでの波紋
 2.小学校における全国学力テストと個別支援学習
 3.コレージュにおける学力向上プログラム
 4.教育優先政策の再編
 5.個人化された学習支援の多様性と課題

第4章 ドイツにみる学力政策の転換と公正の確保
 1.はじめに
 2.国際学力調査がドイツにもたらした改革
 3.教育スタンダードの策定による教育の質保証
 4.動く教育改革の現状
 5.ドイツの学力をめぐる教育政策の改革と日本

第5章 フィンランドの教育――PISAの成功から学びうること
 1.はじめに
 2.PISAにおけるフィンランドの成功
 3.福祉国家と学力
 4.学力を支える特別支援教育
 5.おわりに――インクルージョンかエクスクルージョンか

第6章 アメリカにおける学力向上政策の幻想と現実――「落ちこぼし防止法」の導入とその成果をめぐって
 1.アメリカの教育と学校・子ども
 2.子どもたちの学力の実態とその格差
 3.アメリカの学力向上政策と「落ちこぼし防止法」について
 4.ノースカロライナ州における「落ちこぼし防止法」の政策浸透と反応
 5.学力政策の成果と課題

第7章 テスト政策は教育の公正性・卓越性に何をもたらすのか――オーストラリア版・全国学力テスト(NAPLAN)のインパクト
 1.「クレバー・カントリー」をめざして――オーストラリアの国家戦略と教育
 2.オーストラリアの教育行政にみられる特徴と近年の改革動向
 3.オーストラリア版全国学力テスト(NAPLAN)の導入
 4.NAPLANが学校関係者に与えたインパクト
 5.学力テストをめぐるポリティクス

第8章 ブラジルの教育改革――格差をいかに克服するか
 1.教育の現状とその背景
 2.教育改革を後押しする二つの動向
 3.現場へのインパクト
 4.おわりに――格差を超えるために

終章 各国の学力政策の理論的整理
 1.はじめに
 2.新自由主義と社会民主主義
 3.新自由主義的要素の強さ
 4.公正と卓越性
 5.おわりに

 あとがき
 編著者略歴
 執筆者略歴

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